2008年01月31日

躍動

H19年10月21日(日) 15:08 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例V第4問まで、
当初予定した時間配分の通りに解答ができました。

事例Vについては、第1問から慌てることなく淡々と進んで来れました。

最後の第5問に取り組みます。

第5問(配点20点)
現在、C社は大手製品メーカーの製品取扱説明書の印刷、在庫、配送業務を一括受
注しているが、そうした事業領域のさらなる拡大に向けて、名簿管理を基軸とした通
信販売会社、各種団体、学会等を想定した事業実施の検討に入っている。こうした新
規事業にC社が取り組むことについて、あなたはどのようにアドバイスするかを140
字以内で述べよ。


新規事業に関する設問です。
新規事業開発は前年より一次科目を外れ、二次科目で問われるようになりました。
前年は二次試験事例Uで問われましたが、今回は事例Vで出題されました。

着目した与件は、
大手製品メーカーからの製品取扱説明書の印刷・在庫・配送といった一括受注も、そうした印刷業界における事業領域の拡大の流れと軌を一にしている(第11段落3〜4行目)

新規事業への取り組みは、外部環境に対応しているようです。

きめ細かな配送体制の整備と・・・在庫管理や生産管理などの充実が条件付けられている(第11段落6〜7行目)

C社では、こうした新規事業を強化するために、新たに名簿管理を基軸とした事業展開を検討している。たとえば・・・一括して受注する事業では、配送先の名簿データの更新だけでなく名簿管理にかかわる個人情報に関する取り扱いと、管理体制の整備など繁雑な業務が加わることになる。(第12段落1〜4行目)

新規事業への取り組みにより、業務は増加・煩雑化しそうです。

業務の増加・煩雑化に対して気をつけなければならないことを
「事業拡大前」と「事業拡大後」の切り口でまとめることにしました。

<事業拡大前>
やはり、生産能力に余力があるかどうかをしっかり検討して、新規事業による業務量の増加に対応できるか検討するべきだろう。
わざわざ12段落で「繁雑な業務が加わることになる」と書いているわけだし。

<事業拡大後>
名簿データ」「名簿管理」「個人情報」とあるからには、「個人情報管理」がキーワードだろう。

【再現答案】
 事業拡大において、生産能力を検討する。
現状分析を行い、生産能力に余力があれば、
新規事業を強化・拡大する。また、事業拡大
後において、リスク管理能力を検討する。個
人情報の取り扱いは、情報が流出するリスク
を抱えている。社内の個人情報管理体制を強
化できるかどうか検討することを助言する。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第5問(配点20点)
事業領域の拡大に向けての新規事業の取り組みを、C社を取り巻く外部環境と内部環境
を踏まえ、どのように理解できるかについての経営環境把握能力と情報分析能力を問う問
題である。


書き終えたのは15:15でした。当初の予定通りです。
終了まであと5分ありますので、誤字・脱字・汚字の確認をしました。
特に私の場合、汚字が多いので、書き直した箇所が何カ所かありました。

この事例については、完全に自分のペースで書けました。
ただし、事例から一貫したテーマが見出せませんでした。
それが不安材料でした。

今思うに、この事例は外部環境への対応がテーマだったのではないでしょうか。

15:20 事例V終了の合図がありました。
やっとここまでたどり着いた。そんな雰囲気が教室にも漂います。

あと一事例。泣いても笑っても。

小学生のころ、休日の日曜日より、
前日の土曜日のほうがワクワクして張り切ったりしてました。
社会人になっても、休日の前日は仕事を頑張れたりします。
翌日のことを考えずに思いっきり疲れることができます。
事例Wはどれだけ疲れてもいい。後に事例はない。

事例Wに臨むにあたり、心の躍動を感じました。

この時点で、次の事例Wにおいて、
ケアレスミスの罠が待っていることは予想だにしていませんでした。
posted by 熱血感動型 at 13:44| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

順調

H19年10月21日(日) 15:00 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例V第3問まで、
当初予定した時間配分通りに解答ができました。
解答内容はともかく、時間的には順調でした。

次は第4問に取り組みます。

第4問(配点20点)
C社の工場では、繁忙期における生産能力不足の解決策として両面印刷機の導入が
望ましいと考えているが、経営者は必ずしも投資環境が整っているとは考えていな
い。この設備投資問題に対して、C社の置かれている経営環境および生産体制上の諸
問題を踏まえ、あなたは中小企業診断士としてどのようなアドバイスをするか。ただ
し、投資を実行するか、否かの立場を明確に示して160字以内で述べよ。


工場では投資をして欲しい、経営者は投資は困難と考えている。
で、あなたはどう思う?どういうアドバイスをする?という問題です。

解答を作成するにあたり、着目した与件は、

経営者は、設備投資の必要性を理解しているものの(第9段落1行目)
経営者は・・・決して設備投資に消極的ではない(第9段落2〜4行目)

経営者は、投資を完全否定しているわけではないんだ。

しかし、最新設備投資額が・・・総額3億円近くになる(第9段落4行目)

ここで、「段階的投資」がキーワードとして浮かびました。

残業での生産対応はあくまでも年4〜5カ月の繁忙期でのケースに過ぎない(第9段落5〜6行目)

年4〜5カ月の残業代が、何年も削減できれば、結構な額にならないかな?と思いました。

「投資する」に心が動きました。

最新印刷機の導入はC社の内部事情のみで判断することが難しくなってきている(第10段落1行目)

この与件文で私は「投資する」に大きく傾きました。

同規模の企業でも徐々に装備し始めている(第10段落3行目)

同規模企業も最新印刷機を装備し始めているのであれば、競争力強化のためには、やはり投資は必要だろう。

C社の現有の印刷機4台はすべて片面刷り・・・最新印刷機は両面刷りで・・・片面刷りの2台分を大きく超える生産性を備えている。(第10段落4〜6行目)

現有の印刷機が4台あるなら、すべてを一気に交換しなくてもいいはず。
段階的投資でいける。
また、現有印刷機は片面刷り。最新印刷機は両面刷り。
にもかかわらず、現有の倍以上の生産性がある。
この辺で「投資する」に確定していました。

ここで、もし、「投資しない」と解答するのであれば、どういう根拠があげられるかを検討すれば、もう少し洗練された解答を書けた気がします。

【再現答案】
 投資を実行する立場から、@年4〜5カ月
の残業代が長期的に削減できること、A大企
業だけではなく、C社と同規模の企業も設備
投資を行っており、競争力強化が必要である
こと、B投資による生産性の向上が収益性に
どの程度貢献するのか検討すること、C印刷
機全てを取り替えるのではなく、段階的な投
資やリースを検討すること、を助言する。


結論(実行する、しない)はともかく、根拠はしっかり盛り込めたと思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第4問(配点20点)
生産能力不足に直面している工場の設備投資問題に対して、内部環境と外部環境の相互
関係を理解するとともに、経営戦略上から投資行動の意思決定を判断できるかどうかにつ
いての経営環境把握能力と問題解決能力を問う問題である。


次は最後の第5問です。
時間は予定通り、15:08でした。

解答の内容はともかく、時間は当初予定通り順調でした。
posted by 熱血感動型 at 14:16| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

理想

H19年10月21日(日)14:54 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例V 第3問に取り組みました。

第3問(配点20点)
C社の営業と工場がこれまで以上に相互理解を深めて受注から生産に至るまでの業
務を円滑に遂行していくには、どのような情報項目を管理する必要があるかを述べる
とともに、その情報伝達のあり方について140字以内で説明せよ。


「情報伝達のあり方」とはなんともとらえどころのない聞き方だな、と思いました。

解答の型を決めました。
「管理すべき情報項目」に70字、「情報伝達のあり方」に70字でまとめたいところです。

内容としては、過去の出題傾向から、「インターネット」「一元管理」で書くつもりでした。
(もっとも、与件から離れてはいけませんが)

着目した与件は、
C社の営業は、たとえ生産予定に混乱をもたらそうとも、受注獲得を最優先して得意先からの短納期要請を受け入れてきた。
その結果、工場では1年を通じて生産変更が毎日繰り返される
(第8段落1〜3行目)

営業が工場の生産予定を踏まえた受注を行うことができれば、業務は円滑になるだろう。
工場は営業の受注状況をリアルタイムに把握することができれば、業務は円滑になるだろう。

とすると、「管理すべき情報項目」は?

営業と生産で管理すべき情報項目は違うのかな?

営業が「管理すべき情報項目」は?
まず与件から、営業は工場の生産予定や生産計画を把握する必要があると考えました。
何たって「たとえ生産予定に混乱をもたらそうとも、受注獲得を最優先して得意先からの短納期要請を受け入れてきた」わけですから。

さらに作業統制の3要素、現品管理・進捗管理・余力管理を切り口に考えました。
営業は現品管理する必要はないだろう。
しかし、工場の進捗状況、余力状況は把握した上で受注しないと、工場の負荷は高まるばかりだろう。

では、工場が「管理すべき情報項目」は?
まず、営業の受注情報だろう。受注情報を早期にリアルに得ることができれば、
生産予定・計画に迅速に反映でき、柔軟な生産体制を構築できる。

生産部門の生産予定、生産計画、進捗状況、余力情報
営業部門の受注情報
これらを一元管理する。

次は、「情報伝達のあり方」です。
これはリアルタイム・一元管理からインターネットが良いだろうと判断しました。

【再現答案】
 生産部門の生産予定、生産計画、進捗状況、
余力情報と営業部門の受注情報を一元管理す
る。インターネットで両部門が各種の情報を
共有し、リアルタイムに更新することにより、
営業は得意先からの短納期要請を受け入れる
かどうかを判断し、工場の生産予定に混乱を
起こさないような対策を実施する。


当初、「管理すべき情報項目」に70字、
「情報伝達のあり方」に70字でまとめたかったのですが、
「管理すべき情報項目」は40字強、「情報伝達のあり方」は100字弱、空欄のマス目も発生し、ちょっとバランスが良くない感じです。

綺麗にまとまりませんでした。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第3問(配点20点)
営業と工場という企業内組織における相互理解の問題を、どのような情報項目を管理することで解決することができるかについての情報把握能力と問題解決能力を問う問題である。

時間は予定通り、15:01でした。

時間は理想どおりでしたが解答内容はそうでもありませんでした。

次に、判断が分かれる第4問に取り組みました。
posted by 熱血感動型 at 19:36| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

満載

H19年10月21日(日)14:47 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例V第2問の解答作成作業に取り掛かりました。

第2問(配点20点)
C社では、広告代理店が介在する受注の増加によって、収益面や生産面に影響を受
けている。そうした広告代理店との取引増加をどのようにとらえ、どのような対策を
講じる必要があるかについて120字以内で述べよ。


まずは、収益面と生産面の影響を把握しないといけません。
そして、それらの影響をどうとらえるか。
さらに、それらの影響にどう対策を講じるか。

収益面の影響について着目した与件は、
こうした広告代理店が介在する取引の増加は、C社の収益性に影響するだけではなく、
次のような問題を引き起こしている
(第7段落1〜2行目)

文脈から、収益性に対して悪影響を与えているのだろうと推測しました。

最終ユーザーと異なり、印刷企画を自ら手がける広告代理店からの受注では、ほぼ完成品
に近いデータがC社に提供されるケースが増えてきている
(第7段落2〜4行目)

こういう受注では、C社の仕事が少ないわけですから、利益も少ないだろうと推測しました。

収益面の影響は、利益率が低い。

生産面の影響について着目した与件は、
(完成品に近いデータを)印刷データに変換する際のトラブルの発生は、
印刷予定の混乱要因になっている
(第7段落4〜5行目)
最終ユーザーとのかかわりが薄ければ薄いほど、
印刷時の色調上のトラブル発生が多くなる
(第7段落5〜6行目)

広告代理店との取引は、生産面へも悪影響を与えているんだなぁ。

ただし、こうした問題は、印刷物特有の手直し・修正などの仕様変更と、本社と工場間の連絡ミスなどの管理体制の遅れによって発生しているケースも少なくない(第7段落6〜8行目)

C社側にも問題点があるんだ。
それを改善すれば、収益面でも生産面でも悪影響を改善できるんじゃないか?

過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。

C社自身が変えられることを変えることで、
広告代理店との取引を改善していければそれに越したことはない。

とすれば、広告代理店との取引は「機会」だ。

収益面・生産面で悪影響を及ぼしているが、C社サイドの対策で改善できる。

では、どう対策をうつか。

与件からは、

・ほぼ完成品に近い印刷データを変換する際にトラブルが発生する
→印刷予定が混乱する

・最終ユーザーとのかかわりが薄い
→印刷時の色調上のトラブルが発生する

印刷予定の混乱・トラブルの発生の原因は、
@手直し・修正などの仕様変更、A本社と工場間の連絡ミス
も少なくない。

これらが読みとれます。

トラブルの原因をどうつぶすか。

着目した与件は、第3段落
生産工程は、「組版」→「製版」→「印刷」→「製本」(1行目)
「製版」とは、印刷機にかける刷版の作成までのさまざまな版づくり工程をいう(2〜3行目)
「組版」と「製版」をコンピューター上で同時に行うDTPの採用が拡大(4〜5行目)
C社の印刷紙面づくりはこのDTPを採用している(5行目)
ただし、C社では、本社のDTP部門が「組版」と刷版を除く「製版」を、工場が刷版以後の工程を担当(6〜7行目)

現状が第3段落のようになっている。
その結果、第6段落のようにトラブルが発生している。
その原因のひとつに「連絡ミス」があった。

「連絡ミス」

ここでもう一度、第3段落6〜7行目
ただし、C社では、本社のDTP部門が「組版」と刷版を除く「製版」を、工場が刷版以後の工程を担当

におうなァ
DTP部門が刷版を除いていることに正当性があるのだろうか?
正当性に関する記述がないなら、DTP部門が「組版」と「刷版も含めた製版」を担当すれば、連絡ミスって少なくなるのでは?

これを「連絡ミス」の対策にしよう。

次は、「仕様変更の対策」だ。仕様変更に対応するには柔軟性を持たないと。
どうやって柔軟性を持たせるか。与件を見渡しましたが、着目できる記述が見当たりません。

迫る時間。

書いちゃえ。
【再現答案】
 広告代理店との取引は、利益率改善の機会
ととらえる。工場で行っている刷版工程を本
社のDTP部門が行うことにより、本社と工
場間の連絡ミスを削減する。さらに、仕様変
更に対する柔軟な対応を行える体制を構築す
ることにより、利益率の改善を図っていく。


半分程度の点数だろうからそれで良し、と思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第2問
最終ユーザーとの直接取引によって発展してきたC社の広告代理店経由の受注増という
事態を、どのように理解し解決できるかについての経営環境把握能力と問題解決能力を問う問題である。


この事例Vは、与件にヒントが満載だと思いました。
反面、解答として何でも書けるという部分で、
マーケ事例に似た問題、という印象を持ちました。
posted by 熱血感動型 at 14:01| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

緊張

H19年10月21日(日)14:00 明治大学リバティタワー。

二次筆記試験 事例Vの設問読込み、与件整理、SWOT分析、解答要素メモの作成が終わりました。

私は、
当日の事例Tはベテラン社員の活用、事例Uは顧客との関係性
がテーマだと思い、それに沿った解答を書きました。

しかし、事例Vは一貫したテーマが見えません。
ただ、何を書けばよいか全然わからないということではなかったので、
割り切って設問対応でいこうと思いました。

まず、第1問の解答から書き出すことにしました。

第1問(配点20点)
印刷業界におけるC社の強みを(a)欄に、弱みを(b)欄に、2つずつあげ、それぞれ
20字以内で述べよ。


この設問は与件の抜き出しでいけますが、与件をそのまま解答文にするのは避けました。
TBCでは、元試験委員の大学教授のDVD講義がありますが、その方が与件の丸写しは解答として良くない趣旨のことを言っていたことを思い出しました。

とはいうものの、
そのまま与件を使っている解答を書いているのも事実だったりします。

着目した与件は、
一貫生産体制を整えている・・・一貫生産体制は・・・短納期要請に応えるものになっている(第4段落1〜2行目)

「一貫生産体制を整えていること」と「短納期要請に応える」の2つを強みとして
解答しようかと思いましたが、一文にまとめることにしました。

短納期要請に応えることができる原因は、一貫体制を整えていることだと思ったからです。

そうするともう1個の強みは?

なかなか見つかりません。なので、苦しいながら
C社が充実に努めている企画営業を展開し(第6段落2行目)
を強みとすることにしました。

「充実に努めている」のですから、充実しているかどうかはわかりません。
強みかどうかわかりません。しかし、他に強みに該当する記述が見当たりません。

仕方ない。空欄にするよりはマシだ。

【再現答案】
(a)
短納期要請に応える一貫生産体制を持つこと。
企画営業を充実させ、展開していること。


次は弱みを2個あげます。
着目したのは、
本社と工場間の連絡ミスなどの管理体制の遅れ(第7段落7行目)
工場では1年を通じて生産変更が毎日繰り返される(第8段落2〜3行目)
生産能力不足からくる深夜に及ぶ残業(第8段落3〜4行目)

今度は2個解答するところ、3個見つかってしまいました。

「本社・工場間の連絡ミス」については、第2問の解答要素に使おうと思い、
第1問の解答からは外しました。

【再現答案】
(b)
印刷機の生産性が低く、残業が発生している。
1年を通じて、毎日生産計画の変更がある。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第1問
印刷業界の中にあって、C社の経営のどこに強みと弱みがあるかを読み取ることができ
るかについての情報把握能力と経営に関する分析能力を問う問題である。


第1問を書き終えると、時刻は当初の予定通りでした。

私は、この日試験が始まっていつの頃からか、ある種の違和感を感じていました。
「いつもの自分ではない」という感覚です。

文章を読んでいても、解答を考えていても、解答を書いていても、
いつもと何かが違うんです。
いつもの事例演習では、
もっとシャープに設問・与件文がインプットされ、もっとシャープに解答が浮かびます。
この日に限り、鈍いといいますか、フワフワしていました。

緊張のせいだと思いました。

そんな状態で事例を解いていたので、頭をひねることはあまりできなかった気がします。

シャープに設問・与件文がインプットされず、
シャープに解答がアウトプットできなかったからこそ
与件を何度も見直し、与件に解答の拠り所を求めていた気がします。

気づくと、普段の学習で身に着けた解法・考え方を条件反射的に使っていました。

意識するしないにかかわらず、本試験会場では緊張します。
そして、本試験会場では普段以上の特別な力は出ない、というのが正直な感想です。
posted by 熱血感動型 at 13:32| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

海原

H19年10月21日(日)14:00 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例Vが開始されました。

問題用紙を開け、まず時間配分を組立てます。

余白にタイムスケジュールのメモをします。
事例Vは14:00開始、14:40書出し予定、15:20終了です。

14:00〜15:20
14:40→
    と余白にメモしました。

配点は全問20点です。私は10点に対し、3.5分を割り振ります。
第1問(配点20点)の脇には「7分 14:47」
第2問(配点20点)の脇には「7分 14:54」
第3問(配点20点)の脇には「7分 15:01」
第4問(配点20点)の脇には「7分 15:08」
第5問(配点20点)の脇には「7分」  と余白にメモしました。
閉じ具の針を外し、問題用紙を2分割したら、設問文の読み込み開始です。

3色ボールペンの青色を使いながら読み込みます。
設問文において、解答の制約条件には下線を、問われていることは丸囲みをします。

次は与件文の読み込みです。
3色ボールペンの赤と蛍光ペン5色を使いながら、与件を読みます。
3色ボールペンの赤色は
・気をつけたい部分にアンダーラインを引きます。
・「しかし」「だが」といった逆接は左向きの△で囲みます。
・「そして」「さらに」といった順接は右向きの△で囲みます。
といった使い方をしました。

蛍光ペンは原則SWOT分析に使用します。
青は強み、緑は機会、 ピンクは弱み、オレンジは脅威、黄色は特に気になったところをマークします。

与件文は段落ごとに横線を引き、段落番号を振りました。
全部で12段落ありました。

与件文のSWOT分析が終わったら、設問文2回目の読み込みに入ります。
与件を元にメモ書きをします。

以下は、設問文読み込みの際に引いた下線、丸囲み部分(【】閉じの部分です)、そして解答要素のメモ書きです。

第1問(配点20点)
印刷業界における
C社の強みを(a)欄に、弱みを(b)欄に、2つずつあげ、それぞれ
20字以内で述べよ。


余白メモ:
(強みとして)
たんのーきよーせーにこたえるいっかん(短納期要請に応えることができる一貫生産ができる)
きかくえいぎょー(企画営業を行っている)

(弱みとして)
れんらくみす(本社・工場間の連絡ミスが発生している)
いんさつきのせーさんせー(印刷機の生産性が低い)
せーさんへんこー(工場で毎日生産変更が発生している)
ざんぎょー(年4〜5カ月の残業が発生している)

第2問(配点20点)
C社では、広告代理店が介在する受注の増加によって、収益面生産面に影響を受
けている。そうした広告代理店との取引増加
どのようにとらえどのような対策を
講じる必要があるかについて120字以内で述べよ。

余白メモ:
(収益面の影響として)
利率↓(利益率が低下している影響)

(生産面の影響として)
いんさつよてーのこんらん(印刷予定の混乱が発生している)
トラブル(色調上のトラブルが発生している)

(対策として)
しよーへんこーへのじゅーなんたいおー(仕様変更の柔軟対応)
工場から→DTP部が刷版→れんらくミスしない
(工場が行っている刷版工程をDTP部が行うことで連絡ミスが無くなる)

第3問(配点20点)
C社の営業と工場がこれまで以上に相互理解を深め受注から生産に至るまでの業
務を円滑に遂行していく
には、
どのような情報項目を管理する必要があるかを述べる
とともに、その
情報伝達のあり方について140字以内で説明せよ。

余白メモ:
(管理する情報項目として)
げん(現品管理情報)
しんちょく(進捗管理情報)
よりょく(余力管理情報)

(情報伝達のあり方として)
ネット?

第4問(配点20点)
C社の工場では、繁忙期における生産能力不足の解決策として両面印刷機の導入
望ましいと考えているが、経営者は必ずしも投資環境が整っているとは考えていな
い。この設備投資問題に対して、C社の置かれている経営環境および生産体制上の諸
問題を踏まえ
、あなたは中小企業診断士として
どのようなアドバイスをするか。ただ
し、「投資を実行するか、否かの立場を明確に」示して160字以内で述べよ。


この設問文、ちょっと気になる部分がありました。
2行目から3行目の「考えている」「考えていない」
ここはあくまでも工場・経営者の思いが記載されており、
正しいかどうかは別の問題だということを
強く意識しなければいけない、と思いました。
ここは、それぞれ波線を引きました。

また、5行目の「投資を実行するか、否かの立場を明確に」
わざわざ「ただし」とつけていることから、絶対に意識しなければいけない制約条件です。
ここは、二重線を引きました。

余白メモ:
(投資を)する メリット:残業↓(残業代が削減する) デメリット:カネ(金がかかる)
(投資を)しない メリット:カネ(金がかからない) デメリット:残業(残業代がかかる)
⇒きょーそーりょく(競争力確保) だんかいてき(段階的に投資する)

第5問(配点20点)
現在、C社は大手製品メーカーの製品取扱説明書の印刷、在庫、配送業務一括受
しているが、そうした事業領域のさらなる拡大に向けて、名簿管理を基軸とした通
信販売会社、各種団体、学会等を想定した事業実施の検討
に入っている。こうした新
規事業にC社が取り組むことについて、あなたは
どのようにアドバイスするかを140
字以内で述べよ。


余白メモ:
こじんじょーほー(個人情報の取り扱いに気をつけないと)
せーさんのーりょく(生産能力を超えるのは危険)

事例のテーマが良く見えませんでした。

視界不良でしたが、解答用紙という真っ白な海原へソロリ漕ぎ出しました。
posted by 熱血感動型 at 15:32| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

昼食

H19年10月21日(日)13:00 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例Uが終わり、昼食タイムとなりました。

私の昼食は、妻が作ってくれたおにぎり3つです。
具は、リクエストどおり筋子・たらこ・鮭でした。

昼食として、「おにぎり」を「持ち込んだ」のには理由があります。

まず、昼食を「おにぎり」にした理由。
私は、幾度か過去の本試験で弁当を持参したことがありました。
弁当を持参すると、机上に弁当を広げなければいけません。
結果、ファイナルペーパーを見ながらの食事が困難となります。
(出来ないわけではありません)

次に、昼食を「持ち込んだ」理由。
昼食を持ち込まなければ、当然、外に食べに行くか外に買いに行くことになります。
外の空気を吸うことは、格好の気分転換になるかもしれません。
しかし、あらかじめお店を決めてていないと迷ったり、
お店の下調べをしていないと行列に並ぶはめになります。
私は、過去の本試験で一度だけ、外に昼食を買いに行ったことがありましたが、
コンビニの場所が分からず、右往左往した経験がありました。

また、持ち込んだ昼食を机に座ったまま摂るということは、移動をしないことを意味します。
事例V・Wのファイナルペーパーを見る時間を少しでも多くとって、
午後へ向けての準備を整えようと思っていました。

個人的には、外へ出かける受験生に対して心理的に優位に立てる気がします。

たかが昼食、されど昼食。

そんな理由で、おにぎりを持ち込んで、机で昼食を摂りました。
ファイナルペーパーの事例V編、事例W編、総合編の3枚を繰り返し見ながら。

事例T・Uのできは気になっていませんでした。
今できることは事例V・Wの対策だけです。

食事が済んで、外の空気とタバコを吸いに外へ出ました。

タバコを吸いながら、
ファイナルペーパーの事例V編、事例W編、総合編の3枚を繰り返し見ました。

トイレには行かなくても大丈夫そうです。教室に戻りました。

机に座り、
ファイナルペーパーの事例V編、事例W編、総合編の3枚を繰り返し見ました。

事例Vの開始時間を迎えました。後半戦の開始です。

事例Vには苦手意識がありました。
イメージが沸き辛いためです。でも他の受験生も同様のはず。
臆することなく取り組もうと気持ちを鼓舞する自分がいました。

posted by 熱血感動型 at 08:07| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月24日

時間

19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例U。最後の第4問(設問2)まで解答欄を埋めました。
いまだ空欄の第3問(設問2)を除いて。

時間は残り5分。

第3問
B社と大手ホームセンターの流通活動について、以下の設問に答えよ。
(設問2)
B社が流通活動で大手ホームセンターに対抗するためには、どのような手法が考
えられるか。80字以内で述べよ。


何度読んでも解答が思い浮かばない。。。
うー時間がやばい。もう解答を書かないと。何を書けばいい?

私は一次試験合格後、基本的に、朝は事例演習の時間と決めていました。
ちなみに、昼休みは財務対策・夜は朝に解いた事例の復習が基本パターンでした。
夜に事例の復習が終わらない日は、翌朝に持ち越すパターンでした。

私は小売業勤務なので、朝6:00までに職場に入らないとなりません。
なので、朝は4:00から5:20の80分間で事例を解きました。
5:20に演習を終え、すぐに会社に向かわないと間に合いません。
時間厳守せざるを得ない状況を作り、事例演習を繰り返して来ました。

それがこの場で生きました。
時間的には切羽詰っていても、心理的にはパニックになりませんでした。

この事例のテーマ(と思われる)である「関係性」を中心に解答すれば「大外し」はないだろう。
こねくり回した答案でも、空欄よりはいいだろう。

割り切りました。割り切らざるを得ませんでした。

【再現答案】
顧客との関係性を生かし、固定化を推進する。
顧客ニーズをとらえた品揃え、接客により、
大手ホームセンターとの差別化を図る。また、
大工や工務店との関係性も強化していく。


ほとんど殴り書き。

この解答については他の再現答案と比較すると、再現率は低めです。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
(設問1)で分析した事実を前提に、B社の大手ホームセンターに対する競争戦略にお
いて、競争優位を確立するためにはどのような流通活動の手法を展開していったらよいか
を問う問題である。


何とか全部書ききりました。
事例Uを通して、各設問の答案がかぶりすぎ、というのが率直な感想でした。
ダブり過ぎの解答と見られるか、一貫性の取れた解答と見られるか、微妙だと思いました。

実際に、事例Uの再現答案をあらためて見てみると、解答箇所9つのうち、
「専門性」というキーワードの登場回数は5回、
「関係性」というキーワードの登場回数は4回、
「士気向上」というキーワードの登場回数は3回、
「顧客満足」というキーワードの登場回数は2回、
「顧客生涯価値」というキーワードの登場回数は2回、でした。

とにもかくにも空欄を作らずに終えました。

さて、お楽しみのランチタイムです。
昼食を入れた手提げ袋の中に手を入れました。
posted by 熱血感動型 at 13:21| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

因果

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例U。
第1問(設問1.2)→第2問→第3問(設問1.2)→第4問(設問1)と解いてきました。

しかし、第3問(設問2)が空欄のままです。

急いで最後の第4問(設問2)を片付けて、第3問(設問2)の解答を書かなければいけません。

第4問は設問1.2ともに点取り問題と踏んでいました。

第4問(配点20点)
B社が行っているインターナルマーケティングについて、以下の設問に答えよ。

(設問2)
(設問1)で答えた方策は、B社の行うサービスにどのような効果があるのか。
100字以内で具体的に説明せよ。


設問1で、B社のインターナルマーケティングとして能力開発と士気向上を答えました。
それぞれに対応した効果を答えようと思いました。

設問文の余白には
「能力→提案力」 「モチ→顧客対応力」とメモしました。

因果関係は大丈夫か検証してみました。

@B社は能力開発を行えば、社員の提案力が上がるのか?

能力開発により、社員のインテリア提案力が向上する。
「能力開発実施→インテリア提案力向上」の図式です。
ちょっと因果が薄い感じがしました。途中が飛んでいる感じです。

能力開発により、専門性が高まるはず。その結果がインテリア提案力の向上だ。
「能力開発実施→専門性向上→インテリア提案力向上」この図式。

うん、これで行こう。

AB社が社員の士気向上を行えば、顧客対応力が高まるのか?
確かにそうだ。

だから?

「士気向上→顧客対応力向上→?」こんな感じです。

そもそもB社は士気向上により、顧客対応力を高めることが目的なのか?

浮かんだキーワードは「関係性」
「士気向上→顧客対応力向上→関係性強化」

これで行くことにしました。

上記@Aを書いても字数が余りそうです。「顧客生涯価値」を付け加えることにしました。

【再現答案】
 能力開発により、社員の専門性が高まり、
インテリア関連の提案力が向上する。士気向
上により、社員の顧客対応力が高まり、顧客
との関係性が強化される。さらに、顧客生涯
価値が高まり、B社への固定化が推進される。


結果的にこの解答は第2問の売り上げ拡大策とかぶっています。

これを設問間の一貫性が取れた解答と受け止められるか、
ダブっているダメ解答と受け取められるか、微妙だな、と思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
(設問1)で分析した事実を前提に、B社の経営者が行う従業員への対応がどのような
効果を生み出すのか。その効果を分析する能力を問う問題である。


第4問は点取り問題だとふんだので、点数を落とせないというプレッシャーから少し大事に行き過ぎました。

残り時間5分。第3問(設問2)の空欄は埋まるのだろうかっ?
かなりやばい状況ではありました。
posted by 熱血感動型 at 12:53| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

字数

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験事例U第3問(設問2)は空欄のままの状態で
第4問へ移りました。
早々に書き上げて、また第3問に戻ってくるつもりでした。

第4問(配点20点)
B社が行っているインターナルマーケティングについて、以下の設問に答えよ。


(設問1)
B社はインターナルマーケティングとして具体的にどのような方策を行っている
か。50字以内で2つ答えよ。


点取り問題です。ここは多くの受験生が得点してくるところなので、落とせません。
インターナルマーケティングはきっちり押さえていたとはいえ、慎重にいこうと思いました。

インターナルマーケティングの3要素は
@能力開発
A標準化(マニュアル化)
Bモチベーション管理
だとTBCで教わりました。

これにB社の取り組みを当てはめると、

@能力開発
第4段落1〜2行目
指導員の育成、知識・技術向上のために積極的に社員を技術研修に参加させている

第4段落6〜8行目
(一日店長の)体験の中で、経営者の視点から顧客サービスを学び、今後の顧客対応に生かしてもらおうというのが狙いである

A標準化(マニュアル化)
与件には該当箇所はなさそうでした。

Bモチベーション管理
第4段落2〜3行目
各種技能資格取得者に対しては、報奨制度を設け、特別昇給などを行い、社員のモチベーション向上に努めている

第4段落3〜4行目
各日の顧客対応1社員を管理職が選出し、翌週の朝礼時に全従業員の前で表彰する

第4段落5〜6行目
月間を通じての顧客対応1社員を「スター」として全従業員の投票で選び、報奨金と共に翌月のイベント開催時に「一日店長」を体験させる

第4段落8〜9行目
なお、この制度はパート、アルバイトにも適用され、優れた顧客対応を果たした者には、正社員としての採用の道が開かれている

【再現答案】
知識・技術向上のための技術研修や顧客対応
力強化のための一日店長制度を行い、社員の
能力開発を行っている。


資格取得の報奨制度や顧客対応の表彰制度、
フロー型人材の社員登用制度により、社員の
士気向上を図っている。


字数の関係上、「パート、アルバイト」を「フロー型人材」に、
「モチベーション向上」を「士気向上」としました。

字数に応じて同義の言葉を使う。そのために普段から同義の言葉を使えるようにしておく。

これができるようになると、解答の幅が広がります。
書きたい事を一定字数でまとめやすくなります。

これは、「80分の真実」で学んだことでした。

また、私は日経春秋の要約を半年間、毎日行いました。
10分間で100字にまとめる訓練をしました。

字数をまとめる訓練にはうってつけでした。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
サービス提供者である従業員のサービスパフォーマンスに対して、B社の経営者はどの
ような評価システムを採用し、従業員のモチベーションを向上させているのか。これを分
折し、整理する能力を問う問題である。


さて、第4問は設問2が残っています。
早く設問2を解答して、空欄の第3問設問2を解答しなければならない状況でした。

時間に余裕はありません。

そして私は、点取り問題の罠にはまるのです。
posted by 熱血感動型 at 12:23| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

別離

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
事例U第2問までを解き終えた私は、続いて第3問に挑みました。

第3問
B社と大手ホームセンターの流通活動について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
B社と大手ホームセンターの流通活動の違いは何か。80字以内で述べよ。


流通活動。。。どう解釈するのだろう。。。
私以外の受験生も悩んでいるだろうと思いました。
みんなを悩ませている(であろう)問題は、
点を取りに行ってはいけない、と思いました。
これは長年の一次試験対策で身に付いていました。
当たり障りのない解答で逃げよう、と思いました。
とにかく回避しなければいけないのは「時間切れによる空欄」です。
深入り禁物と心に決めました。

マーケ事例であることだし、B社と大手の違いを述べさせるわけだから、
「流通活動」とは「商品の提供方法」のことだろうとあたりをつけました。

まずB社の「流通活動」について着目した与件は、
B社は顧客のためにさまざまなイベントを企画している。土日開催の園芸教室(第2段落1行目)
同日開催の木工教室(第2段落3行目)
(各種工具の)使い方を学ぶ体験型の講習会を企画(第5段落2行目)
顧客である施主にプランを提案するサービスを行って(第6段落4行目)


B社の流通活動は、顧客との関係性を強化し、
顧客ニーズに沿った商品を提供する方向性で解答しようと思いました。

大手HCの「流通活動」について着目した与件は、
大手ホームセンターは、積極的なチェーンオペレーションによる多店舗展開に加え、店舗の大型化を進めている(第8段落1行目〜2行目)

大手HCの流通活動は、チェーンオペレーション・多店舗展開・店舗大型化によって、
多くの顧客へ商品を提供する方向性で解答しようと思いました。

【再現答案】
B社は、顧客との関係性による流通活動を行
っている。これに対し、大手ホームセンター
は、多店舗展開、店舗の大型化を行い、広域に
渡る規模拡大による流通活動を行っている。


ちょっと言葉足らずな感じがしましたが、
流通活動という言葉の意味がはっきりしない以上、
深入りはしないことにしました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
チェーン方式を採用する大手ホームセンターと、独立店舗で経営しているB社では、経営形態が異なり、市場への対応もお互いに異質である。したがって、大手ホームセンターとB社の流通活動にも大きな相違点があり、これを分析し、整理する能力を問う問題である。

何とかまとまりました。続いて第3問の設問2に取り組みます。
(設問2)
B社が流通活動で大手ホームセンターに対抗するためには、どのような手法が考
えられるか。80字以内で述べよ。


大手HCへの対抗策。。。これって、第1問で聞かれてない?
第1問は「大手HCに対抗するための戦略」でした。
第3問設問2では「流通活動で大手HCに対抗するための手法」です。
解答のレイヤは少なくとも第1問よりは下です。

で、何だろう。。。

与件文と設問文を行ったりきたりして設問文に解答要素を探します。
解答要素は余白にメモをします。

メモできない。。。

既に自分は戦略レベルを問う第1問で「関係性」に言及している。
オペレーションレベルだと何があるかな。

何があるだろう。。。何がある?。。何が。
ここで完全に詰まりました。

詰まった。。。

一旦離れることにしました。

「まだ、敗北はしていない。一旦離れるだけだから、落ち込むな」

3カメから私を覗く、もう一人の自分がささやきました。

潔く(?)第3問と一旦お別れすることにしました。
posted by 熱血感動型 at 14:02| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月20日

重複

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワーにて、
二次筆記試験事例U第1問(設問1)をまずまずの形で乗り切りました。
そのまま(設問2)へ進みました。

第1問(配点20点)
B社は近隣への大手ホームセンター進出に対抗するための戦略を模索している。そ
れについて、以下の設問に答えよ。

(設問2)
大手ホームセンターに対抗するためには、どのような品揃え戦略を採用すべき
か。80字以内で述べよ。


1度目の設問文読み込みで「広く」「浅く」「狭く」「深く」とメモしていました。
中小企業がとるべき品揃え戦略は、定番の「狭く」「深く」だろう、とあたりをつけました。
さて、一般論ではそうでも、この事例のB社はどうなのか?

着目した与件は第8段落の2行目以降です。
大手ホームセンターは日常的な家庭生活に不可欠な日用品・雑貨品に加え、レジャー用品、ペット関連商品までも取扱商品として取り込むようになってきている。中には、スーパーやGMSのように、ティッシュペーパーから食料品分野にまで商品分野を広げている店舗まである。

大手ホームセンターは浅く広い品揃えをしていると解釈しました。

B社は「深く」「狭い」品揃えで大手と差別化できそうです。
結論はこれでいくことにしました。

結論を補足するために、具体的な「深く」「狭い」品揃えを解答に盛り込むことにしました。
(設問1)との関連性が大事だと思いました。

私は(設問1)でB社が生かすべき強みとして、
「関係性」と「専門性」を挙げました。
具体的な「深く」「狭い」品揃えを述べるには、
専門性を生かすのが良さそうだと判断しました。

【再現答案】
深く狭い品揃え戦略を採用する。インテリア
コーディネーターや建築士の専門性を生かす
ことのできるインテリア中心の品揃えとし、
大手ホームセンターとの差別化を図っていく。


最後の1行は丸まる空いてしまいましたので、苦し紛れに埋めたらこのようになりました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
(設問1)で分析した事実を前提に、B社の大手ホームセンターに対する競争戦略にお
いて、競争優位を確立するためにはどのような品揃え戦略が効果的であるかを問う問題で
ある。


続いて第2問にいきました。時間は予定通りでした。

第2問
B社が店舗数と店舗面積を増やさずに、売り上げを拡大するには、どのような方法
がB社に適していると考えられるか。100字以内で2つ答えよ。


当日の事例T第5問で「収益構造の改善」について問われていました。
私はこの設問で、売り上げの拡大策を書きました。
「売上=客数×客単価」の切り口で解答に落とし込みました。

ここで売り上げの拡大策が問われてきた。
ということは事例T第5問は、やはり落としたかもしれない。。。
変な考えが頭をよぎります。

それはそれとして、今、私は時間内に売り上げの拡大策を2つ答えなければなりません。
やはり、客数と客単価の切り口がしっくりきました。

一つ目は客数の増加策、二つ目は客単価の増加策でいくことにしました。

アウトラインは決まったものの、具体策をどう書くか。

まず、客数の増加策。
広告宣伝は費用がかかるため、却下としました。

ちょっと苦しくなってきました。ウ〜ン
事例Uはマーケの事例です。費用をかけないマーケ手法は、マーケ手法は。。。

「口コミ」

【再現答案】
口コミを活用する。従業員の士気向上の取
組を継続・強化することにより、顧客対応力
を向上させ、顧客満足を実現する。B社に満
足した顧客による、B社の良い評判を口コミ
で広げ、客数増加による売上拡大を図る。


口コミはB社サイドで広げられるものではないのですが、
口コミを切り口にしたことで、このような解答になってしまいました。

こりゃあ、高得点確保は厳しそうです。

もうひとつの解答の切り口である、客単価の向上策も苦戦しました。

インテリアの受注をする→顧客満足を実現する
→満足した顧客から、さらにエクステリア関連の受注も受ける→客単価が上がる

「エクステリア」H17年事例Vが頭をよぎります。

では、解答として何が結論なのか、そしてB社の何を生かすのか?
ここで浮かんだのは、
B社の建築士、インテリアコーディネーターが保有する「専門性」でした。

またもや「専門性」というキーワードを使うの?とも思いましたが、時間が無い。書かないと。

【再現答案】
 専門性を活用する。B社のインテリアに関
する専門性の高い提案により、顧客満足を実
現する。B社に満足した顧客からのエクステ
リア関連の工事の受注を請け負い、顧客生涯
価値を高め客単価向上による売上拡大を図る。


第1問の(設問1)(設問2)どちらにも「専門性」を盛り込みました。
そして第2問でも「専門性」を盛り込みました。
事例Tと同様、重複しまくりの解答となりました。
全くMECEになっていません。
しかし、とにかく時間切れで空欄を作りたくありませんでした。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
B社が現在の店舗数と店舗面積を拡大せずにその規模を維持したままで、現在の売り上
げの拡大を計画する時、B社の内部環境と外部環境要因を分析した上で、最適な戦略を考
案するための分析力と問題解決能力を問う問題である。


某受験機関の模範解答にある「まちづくり3法」なんて全く頭の中にありませんでした。

そして、この日一番苦労した、難関の第3問に挑むのです。
posted by 熱血感動型 at 14:13| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

慎重

H19年10月21日(日)12:20事例U開始後、40分が経過しました。
解答書き出し開始タイムです。

第1問から順番にいきました。

第1問(配点20点)
B社は近隣への大手ホームセンター進出に対抗するための戦略を模索している。そ
れについて、以下の設問に答えよ。

(設問1)
大手ホームセンターに対抗するためには、B社の持つ経営資源の中で、どのよう
な強みを生かせばよいか。30字以内で2つ答えよ。


与件からの抜き出しで対応可能と判断しました。
当たり前のことながら、何を抜き出すか、で得点に雲泥の差がつきます。
慎重に行くことにしました。

聞かれていることは、「経営資源の中で、どのような強みを生かせばよいか」です。

まずは、与件から強みになる経営資源をヒト・モノ・カネ・ノウハウ、に分類しようと思いました。

ヒトについては、建築士やインテリアコーディネーターである自社の社員・長年付き合いのある大工、施行業者があります。
モノ・カネについては、見当たりませんでした。
ノウハウについては、イベント実施ノウハウがあると思いました。

ここまで考えて、ちょっと設問の問い方が気になりました。

「経営資源の中で、どのような強みを生かせばよいか」を聞かれています。
「経営資源のうち、どれを生かせばよいか」とは聞かれていません。

「経営資源」を聞いているのではなく「経営資源の中の強み」を聞いています。

ここはしっかり意識しました。

ですから、ヒト・モノ・カネ・ノウハウを答えても点数にならないと判断しました。

私はこの年、116事例の演習の中で、自身のたくさんの弱点を見出してきました。

見出した弱点のひとつに、「だから何?」を考えずに解答すること、というものがありました。

例えば、今回の設問で、「建築士やインテリアコーディネーターを生かす」
と解答した場合に「だから何?」と問われると、「専門性を生かす」と答えると思います。

そうすると、本来言いたいことは
「建築士やインテリアコーディネーターの専門性を生かす」
と答えるべきとなります。

よく事例演習や模試を通じて
「建築士やインテリアコーディネーターを生かす」で止めてしまい、
その先にある「専門性」に言及しないような解答を作っては失点をしていました。

B社の経営資源のうちヒトとノウハウに強みがある。
ヒトを生かした強みは専門性。ノウハウを生かした強みは顧客との関係性。

解答の方向性が定まりました。

【再現答案】
園芸教室、木工教室などのイベントを通じて
得た、顧客との関係性。
家の設計図を基に各種機器を選定し、プラン
を提案できる専門性。


体言止めは避けたかったのですが、字数の関係上しょうがないと割り切りました。

TBCの鳥島先生が、以前体言止めがなぜまずいかを解説していました。

「顧客との関係性」という解答と「顧客との関係性である。」という解答。
「顧客との関係性」で止めてしまうと、
「顧客との関係性である」のか「顧客との関係性ではない」のか
判断を採点者にゆだねてしまうことになる、と言うのです。

ここまでこだわるのがTBC流です。

体言止めの件はともかく、内容的には満足できました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
B社のような小規模小売店舗が、大手ホームセンターの進出によって受ける脅威に対抗
するための戦略を考える上で、まずB社の持つ経営資源を分析し、それを競争上のアドバ
ンテージとしてその生かし方を問う問題である。


立ち上がり上々、「3者凡退で抑えた1回表」といった感じでした。
とはいえ、私の場合、事例演習や模試を通じて、マーケ事例は極端に良かったり、悪かったりと点数が安定しませんでした。
前年の2次試験では事例Uのみ「C」ランク、他の事例はBランクでした。

慎重にいこうと意を新たにして第1問(設問2)に取り組み始めました。
posted by 熱血感動型 at 09:36| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

余白

H19年10月21日(日)11:40

事例Uも定刻に開始されました。問題用紙を開けます。

いつものように配点を確認し、時間配分を決めます。私の場合、配点10点に3.5分を割り振ります。

11:40試験開始、12:20解答書出し、13:00終了の段取りです。
設問文のページ余白に
          11:40〜13:00
            12:20→    とメモしました。
さらに
第1問(配点20点)のわきには「7分 12:27」とメモしました。
第2問(配点30点)のわきには「10分 12:37」とメモ。
第3問(配点30点)のわきには「10分 12:47」とメモ。
第4問(配点20点)のわきには「7分」とメモ。時刻の記入はしませんでした。

3色ボールペンの青を出し、設問の読み込みをします。
問われていることの制約条件は下線を引き、問われていることは丸囲みをします。
その他気になることがあったら、メモ書きをします。

そして、与件文の読み込みです。

SWOT分析をしながら読み込んでいきます。
S(強み)は青の蛍光ペン、W(弱み)はピンクの蛍光ペン、O(機会)は緑の蛍光ペン、T(脅威)はオレンジの蛍光ペン、で色分けしていきます。
また、3色ボールペンの赤で気になった部分に下線を引きます。
さらに、段落番号を振り、段落ごとに横線を引きます。事例Uは10段落ありました。

設問文読み込み→与件文読み込みが終わり、再度、設問文に戻ってきました。

以下は、設問文読み込みの際に引いた下線、丸囲み部分(【】閉じの部分です)、
そして解答要素のメモ書きです。

第1問
B社は近隣への大手ホームセンター進出に対抗するための戦略を模索している。そ
れについて、以下の設問に答えよ。

余白メモ:
(大手ホームセンターは)「大型」「ひろいしなぞろえ」(大手は大型で広い品揃えをしている)

(設問1)
大手ホームセンターに対抗するためには、B社の持つ経営資源の中で、どのよう
強みを生かせばよいか。30字以内で2つ答えよ。

設問文に「生かせばよいか」とありました。
ここで、事例Tの解答で「活かす」と書いたことを思い出しました。
「生かす」にするべきだったと思いましたが、もう遅いので気にしないことにしました。

余白メモ:
(経営資源として)
ヒト→大工・しゃいん(社員)・しこーぎょーしゃ(施行業者)・けんちくし(建築士)・インテリア
モノ→
カネ→
ノウハウ→イベント

かんけーせー→きかく力
せんもんか→てーあん力→インテリア

(設問2)
大手ホームセンターに対抗するためには、どのような
品揃え戦略を採用すべき
か。80字以内で述べよ。

余白メモ:
「ひろく あさく せまく ふかく」「せんもんせー」(広く、浅く、狭く、深い、品揃えのうちどれが専門性を生かせるか?)

第2問
B社が店舗数と店舗面積を増やさずに、売り上げを拡大するには、
どのような方法
がB社に適していると考えられるか。100字以内で2つ答えよ。
余白メモ:
「売=数×単」(売上=客数×客単価)。
「数」のそばに「かんけーせー」(関係性)
「単」のそばに「インテリアからエクステリア」

第3問
 B社と大手ホームセンターの流通活動について、以下の設問に答えよ。

余白メモ:
チャネル?(流通活動とはチャネルのことか?)

(設問1)
B社と大手ホームセンターの
流通活動の違いは何か。80字以内で述べよ。
余白メモ:
かんけーせー チェーンオペ(B社は関係性重視、大手HCはチェンオペレーション重視か?)

(設問2)
B社が流通活動で大手ホームセンターに対抗するためには、
どのような手法が考
えられるか。80字以内で述べよ。

流通活動?何だ?と思いましたが、深く考えずに次の設問へ。

第4問(配点20点)
B社が行っているインターナルマーケティングについて、以下の設問に答えよ。


(設問1)
B社はインターナルマーケティングとして
具体的にどのような方策を行っている
か。50字以内で2つ答えよ。


やった!と思いました。TBC受講生で復習をきっちりやっている人ならみんなそう思ったのではないでしょうか。
TBCで行った、組織事例1回目の演習でインターナルマーケティングは問われており、
私は何度も何度も復習していました。

余白メモ:
のーりょく マニュアル モチベーション(インターナルマーケの3要素と教わりました)
   のーりょく→ぎじゅつけんしゅー
     いちにちてんちょー
   マニュアル
   モチベーション→しかくしゅとくのほーしょー(資格取得の報奨)   ひょーしょー(表彰)
   直接こよー(直接雇用)

(設問2)
(設問1)で答えた方策は、B社の行うサービスにどのような効果があるのか。
100字以内で具体的に説明せよ。

余白メモ:
サービスマーケティングの三角形を書きました。
てっぺんに企業、左下に従業員、右下に顧客の三角形です。
企業と従業員を結ぶラインは、インターナルマーケティング。
企業と顧客を結ぶラインは、エクスターナルマーケティング。
従業員と顧客を結ぶラインはインタラクティブマーケティング。
のーりょく→てーあん力
モチ→こきゃくたいおー力

そしてこの設問はみんな取るだろうから、
落とせない問題だと思いました。

2次の勉強を始めた数年前、講師に「解答作成にあたり、余白へのメモは必須です」と言われました。
しかし、当時の私は余白へのメモなんて全然できませんでした。
それが、沢山メモできるようになりました。余白を使えるようになりました。あとは解答作成時に、書いたメモをどうまとめるか、です。
posted by 熱血感動型 at 07:06| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

視点

H19年10月21日(日)11:20
事例Tが終わり、休憩時間を迎えました。

私は、休憩時間用にキットカットを持参していました。

ゲン担ぎ用のお菓子って沢山あります。
「受かる」にかけた「ウカール」とか、コアラは落ちないから「コアラのマーチ」とか。

私は、診断士の本試験は必ずキットカットを持参していました。
「きっと」という言葉に心が惹かれるのです。
さらにチョコレート菓子なので、糖分の補給もできます。

ちなみに「酸素缶」は使用しませんでした。
あの「シュー」っていう音で注目を浴びるのが嫌だったのです。
実際は、「シュー」音に注目する受験生はいないかもしれませんが、
私の場合、「シュー」音を発生させることで「注目されているかも」と勝手に思ってしまいます。
そのことにより、集中力が散漫になることを私は恐れていました。

ゲン担ぎのキットカットを口に入れ、緑茶をゴクリ。

何人かの受験生が酸素缶で「シュー」っていう音を出していました。

さて、私はキットカットと緑茶を補給しながら、
ファイナル・ペーパーを見ていました。
何度も何度もファイナル・ペーパーを見返します。

事例Tで犯した失敗は一切考えないようにしました。
失敗を引きずって事例U以降に悪影響を及ぼしたくありませんでした。
とはいうものの、失敗は気になるのも事実です。

私は、「失敗を引きずらない訓練」を十分に積んでいました。

これは、谷口コーチのコーチングの賜物です。

「失敗を引きずらない訓練」は言い方を変えると、
「自分を客観視する訓練」です。

私は、事例Tで数々の失敗を犯しました。
その失敗を引きずる自分を、第3者の視点で天井あたりから見ると、
どう見えるのでしょう?

失敗を引きずろうとしている自分を、第3者の視点で見ます。
そして、テロップを流します。「ピンチ!熱血感動型! サァどうする?」

私とコーチはこれを「3カメで見る」と呼んでいましたが、
この訓練を日常的に継続することで、
試験と自分との関係を客観的にもう一人の自分の視点から見ることができます。
これで、失敗に飲み込まれることを何度も何度も防いできました。

以前もこのBlogで書きましたが、
TBCの2次模擬試験では上位50%台、
MMCの2次模擬試験では上位70%台
TACの2次模擬試験では上位90%台、でした。

昨年のTACの模試のほうが成績は上位でした。

模試の結果に飲み込まれず、淡々と勉強を進めることができたのは
自分を「3カメ」で見ることができていたからです。

さて、事例Uの開始です。

事例Uは何でも書けますが、正解はとりづらいというのが私の印象です。
美しいバラには棘があり、書きやすい事例には罠があります。

前年の事例Uの評価は「C」ランクでした。
事例Uに賭ける自分がいました。

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ところで、「熱血感動型が中小企業診断士になるまで」が
書籍になりました。

と書くと、このエントリを見ている方はビックリするかもしれませんが、
書店には並びませんw

ご存知の方も多いと思いますが、
実は、seesaaBlogでは有料で「書籍化サービス」を行っています。
gooBlogの有料版やエキサイトBlogもできるみたいですね。
詳細はこちらで。

で、書籍化された「熱血感動型が中小企業診断士になるまで。」が今日、届きました。
記事・コメント数が多いので、2004年4月から9月までを対象にして書籍化しました。

申し込んで約1週間で到着しました。

CIMG0507.JPG CIMG0512.JPG CIMG0513.JPG CIMG0514.JPG CIMG0517.JPG CIMG0518.JPG
第2巻は表紙をもっと洒落たものにしようと思います。

しかし、完全に自己満足の世界ですね。
posted by 熱血感動型 at 12:41| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

失敗

H19年10月21日(日)11:10
何とか最後の第5問までこぎつけました。

ここを5分で片付けて、残り5分で見直しをする予定でした。

設問文を読みました。これで設問文の読みは6回目だと思います。

開始当初の読みが1回め
与件読込後に2回めの読み
与件と設問を行ったりきたりで2回ほど
解答の作成に当たってもう一度、.
都合、6回ほどの読み込みをしました。。

この設問の読み込み回数は事例Wを除き、共通だと思います。

第5問(配点15点)
A社は、年間約6億円の売上げをあげているにもかかわらず、営業利益は1600万
円で、売上高営業利益率は3%以下である。今後、A社の収益構造を改善していく
ためには、どのような施策を講じていくべきか。中小企業診断士としてアドバイスす
る具体的施策について、100字以内で答えよ。

収益構造の改善のための施策を問われています。
私は、安易に「収益の改善策」を考えました。しかし問われているのは「収益構造の改善策」なのです。
こういうところに2次試験の怖さが隠れているんですね。
まず、この設問で1つ目の失敗をしました。

さて、この設問文の脇に私は、
「売↑」(売上げ向上、の意味です) 「ヒ↓」(費用低減、の意味です)
とメモしていました。

売上げの向上策は何があるだろう?→客数の増加と客単価の向上か?
費用低減策は何があるだろう?→ここで逡巡しました。
時間が迫ります。あまり深入りすると75分後から行う見直しはもとより、
第5問を字数不足で提出せざるを得ません。
それは避けたい!

売上げの向上策として、ハード/ソフトで切り分けることにしました。
ハード面で直営路面店を活用し客数を向上させ、
ソフト面でベテラン社員を活用し客単価を向上させる、
この方向性はスムーズに決まりました。

ソフト面での記述内容は第3問と思いっきり被ります。
それでも良い、と割り切りました。

このとき私の頭の中からは、「費用低減策」がとんでいました。
これが2つ目の失敗です。

結果、収益構造の改善策を問う問題で、売り上げ拡大策を答えてしまいました。
この解答では点数は入っていないと思います。

【再現答案】
直営店で収集したファッション情報に基づ
く、市場動向を反映した品揃えにより、集客
を図り客数を増加させる。また、ベテラン社
員を中心に士気の向上を図り、顧客対応力を
高めて客単価を向上させ、収益の改善をする。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
相対的に売上高営業利益率の低いA社が収益力を改善していくための具体的施策に関し
て、A社を取り巻く経営環境および経営資源の面での制約条件を勘案しながら、中小企業
診断士としての助言能力を問う問題である。

書き終えると、残り時間は3分程度だったと思います。

誤字・脱字がないか確認しました。

80分経過の合図がありました。

シャープペンシルを置きました。

「駄目だったか?」との思いがよぎりました。

第2問と第4問設問2、
第3問と第5問、
解答がかぶりすぎている。

さらに、第5問については題意に答えていない。

しかし私は、「失敗を引きずらない訓練」を十分に積んでいました。
posted by 熱血感動型 at 09:59| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

解釈

H19年10月21日(日)
事例T第4問の3つの設問。
関連性が見えないまま、設問1を解答した私は、設問2に着手しました。

第4問(配点45点)
 A社が行った従業員の意識や満足度の調査結果について、以下の設問に答えよ。

(設問2)
直営店に比べてインストアショップの従業員の満足度が、相対的に低い傾向を示
している。なぜ、そうした傾向がみられるのかについて、100字以内で説明せよ。


設問1でXブランド担当とYブランド担当の満足度についてを聞いてきました。
次の設問2では直営店従業員とインストア従業員の満足度を問うてきました。

着目した与件は
第10段落4行目〜5行目。
責任権限の委譲や部門間連携の円滑さ、意思決定の迅速性・・・
インストアショップで勤務する従業員の満足度が相対的に低い


ここは、第2問で問われたインストアショップのデメリットを
足がかりに内容を膨らませることにしました。
他に思い当たらず、苦し紛れの解答でした。

これだという解答要素が見つからない場合、深く考え込んでいては時間切れになります。
いったん問題から離れて、違う問題に行ったり、既に書いている解答を生かすこともひとつの手かも知れません。

とにかく本試験時の異常な緊張感の中で、迷うことだけは避けたい。
なので、迷ったらどうするかを予め決めておきました。

とはいうものの、
第2問の解答内容をこの設問でそれほど膨らますことができず、
100字が埋まりそうにありません。

ここで、
当初から感じていたこの事例特有の「ネバネバした人間関係」を盛り込むことにしました。
これは私の体験も入っています。

【再現答案】
百貨店・ショッピングセンターの意向に影
響を受け、A社としての独自性や自立性を発
揮できず、迅速な意思決定ができていないた
めである。また、配属人員が少数であり、人
間関係が悪化すると修復が困難であるため。


書き始めると割りとすんなり書けました。
ただ、字数の関係で体言止めになったのがちょっと引っかかりました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
A社従業員の中で、インストアショップ店舗に勤務する従業員の満足度が直営店に勤務
する従業員よりも低くなっている要因を、中小企業診断士の立場から、客観的に分析する
能力を問う問題である。


続いて第4問(設問3)に着手です。
(設問3)
 社歴の長い従業員の満足度が社歴の短い従業員の満足度より低くなる大きな理由
は、自分自身の将来像やキャリアに対する不満と、上司に対する不満である。中で
も、上司に対する不満が、インストアショップで相対的に高いことが分かった。不
満の原因とそれを解消するためにとるべき施策について、中小企業診断士として、
どのようなアドバイスをするか。100字以内で答えよ。


A社は「社歴長い従業員の満足度 < 社歴短い従業員の満足度」の状態です。

その理由は
@将来像、キャリアに対する不満がある
A上司に対する不満がある←インストアで高い

問うていることは、「不満の原因」と「とるべき施策」です。
設問の解釈でちょっと迷いました。
「不満の原因」の「不満」とは、
将来像、キャリアに対する不満をさすのでしょうか。
上司に対する不満をさすのでしょうか。

ここでこの事例の底辺に流れるテーマに思いを馳せました。

この事例のテーマは、「ネバネバ人間関係」を
どうやって「サラサラ人間関係」にするか、だと思いました。

なぜ「ネバネバ」か?
ベテラン社員がさまざまな不満を抱いているからだ。

どうやって「サラサラ」にするか?
ベテラン社員のさまざまな不満を解消することだ。

このテーマに基づけば、
(設問3)で問うていることはインストアのベテラン社員が上司に抱く不満と解消方法だろう。
そして、上司に抱く不満が、ベテランの将来像・キャリアに対する不満と関連している。

いささか乱暴な論理かもしれないと思いました。
しかし、限られた時間では、しょうがないとも思い、割り切りました。

ただし、自問はしました。

勝手にストーリーを作っていないか?
与件から離れていないか?
独りよがりになっていないか?

キーワードは「キャリアパス」だろうか?
しかし、内容が膨らんでいきません。
キャリアについて言及することは諦めました。

解答の方向性は決まりました。
「ネバネバ感」を薄めるための全社的な人事に関する施策を書く。
キャリアに関しては言及しない。

【再現答案】
年齢が低く、経験年数も短い社員が上司と
なった場合、社歴の長い社員の納得度が低く、
人間関係が悪化するためである。昇進基準を
明確にし、一定の年齢や一定の経験年数を基
準に加えて、納得性を高め不満の解消を図る。


着目した与件は、
第2段落10行め
各店舗の店長は、正社員、契約社員に関係なく任命している
でした。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
A社従業員の中で、上司に対する不満が、相対的に社歴の長い従業員の方が社歴の短い
従業員よりも高くなっている点を分析する能力、および、それを解消するための施策に関
して、中小企業診断士としての分析能力および助言能力を問う問題である。


試験会場では、
与件を自分勝手に解釈してしまったか?
と不安におののく熱血感動型がいました。

試験開始後、70分が経過していました。
posted by 熱血感動型 at 13:55| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

自問

平成19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2Fで
事例T第1問から第3問までを何とか乗り切りました。

続いて第4問に取り掛かりました。第4問は設問が3つありました。

第4問(配点45点)
A社が行った従業員の意識や満足度の調査結果について、以下の設問に答えよ。


第4問の設問3つの関連性がよくわかりませんでしたので、
設問ごとの対応をすることにしました。

(設問1)
 一般的に、高級ブランドを取り扱っている店舗の従業員の満足度は、それよりも
低い位置づけにあるブランドを扱っている店舗の従業員の満足度よりも高いと考え
られる。しかし、A社では、高級アクセサリーのXブランドのみを取り扱ってい
る店舗の従業員の満足度が相対的に低い傾向を示している。なぜ、そうした傾向が
みられるのかについて、100字以内で説明せよ。


私はベンツを保有した経験はありませんが、軽自動車なら保有したことはあります。
ちなみに今は2000ccの乗用車で通勤しています。昨今はガソリン代が辛いですね。

さて、一般的にベンツの販売を担当しているセールスマンは、
軽自動車の販売を担当するセールスマンより、満足度が高いだろう。
ところがA社はそうではない。 では、どうなのか。

設問文には「満足度が相対的に低い」とありますが、
「不満足な状況」とは書かれていません。
ここはきっちり押さえて解答しなければないけないかな?と思いました。

私はハーズバーグの動機付け=衛生理論をベースとした解答を求めらているのではないかと思いました。
これはTBCの事例演習で問われていました。何度も何度も復習した事例でした。

TBCは講義のコマ数が少ないため、TBCのほかにもう1校通う方も結構いらしゃいます。
貧乏な私は、ダブルスクールを選択できず、少ない講義の復習を徹底的に行いました。
私の場合は、これが功を奏したようです。

脱線ついでにもう少し、TBC絡みで学んだことを書きます。
TBCは講師がマイクを使って講義しますが、これの録音ができます。
受講生の中には、録音をしている方も結構いらっしゃいました。
スピーカーは教室の後ろにあるので、
あえてそこに陣取って録音している方もいらっしゃいました。
「考えるもんだなぁ」と思いました。
録音をきっちりするために、座る場所をあえて後ろにするとは。
このことをコーチングのセッションで話したとき、コーチからこのような質問がありました。

録音をきっちり行おうと後ろに陣取る受講生は「今」を大事にしていると思いますか?

そのセッション以来、私は意図的に前に座ることにしました。
以前よりも講義を大事に、集中して受講するようになりました。

TBCの木下先生は、講義中によく受講生に質問をします。
前に座っている受講生に優先的に当てていきます。

当たり前ですが、前の座席と後ろの座席では緊張感が違います。
もっとも一概には言えないとも思いますが。

さて、事例T第4問設問1で着目したのは以下の与件です。
第4段落4〜6行目
取扱商品の中でも人気のあったXブランド・・・
その3年後にはYブランドの輸入販売も手がけるようになり


第5段落5〜6行目
従業員の年齢、勤務経験は、Xブランドのみを取り扱っている店舗の従業員の平均年齢、
業界年数でともに高く


第10段落
Xブランドのみを取り扱う店舗に勤務する従業員の労働条件に対する満足度が、それ以外のブランドを扱っている店舗に比べて低い
特に、給与水準、業績への給与の反映度などの項目で

給与が低いし、給与の反映度が悪いから満足度が低いのか?

じゃ、衛生要因が原因か?

いや、そうではなさそうだ。

設問が、不満足を解消する方策を書けとあったら、
「給与の反映度を上げる」
と衛生要因を改善する方向で解答したと思います。

ただ、設問は「満足度が低い理由」を聞いています。
衛生要因ではなく動機付け要因に着目した解答を求められているのではないか?と思いました。

「満足していない」のであれば「不満足」ですが、
「満足度が低い」のは「満足はしている」のではないか?
と考えたのです。ちょっと深読みしすぎかもしれません。

動機付け要因をここで書くことで、第3問で解答した「ベテラン社員の活用」との整合性をとれることも考慮しました。

ここで、いったん自問をしました。
「ストーリーを作っていないか?」
「与件から離れていないか?」
「独りよがりになっていないか?」

大丈夫そうでした。いえ、大丈夫だろうと判断しました。
では、動機付け要因の何を書くべきか?
動機付け要因は、「達成感」「昇進」「承認」「仕事そのもの」などです。
Xブランドは人気があり、高額で売れる
→ベテラン社員の能力が発揮されていない
→ベテラン社員の満足度が低い

よし、この方向で行こう。

【再現答案】
Xブランドの商品力が高く、社員の販売力
や接客ノウハウを活かすことができていない
ためである。ベテラン社員は自身の経験によ
る販売力や蓄積した知識を発揮できていない
と感じており、満足度が低くなっている。


「活かす」と書くべきか「生かす」と書くべきか、少し躊躇しましたが、
「活かす」でいくことにしました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第4問
業績改善および職場改善を目的としてA社が実施した従業員の意識や満足度調査の結果
から、企業内の小集団に内在する課題について問う問題である。
(設問1)
A社店舗の中で、高級ブランドであるXブランドのみを扱っている店舗の従業員の満足
度が低くなっている要因を、中小企業診断士の立場から、客観的に分析する能力を問う問
題である。


自分で自分に自問できたことに満足感を覚えつつ、設問2へ移りました。
しかし、この時点でちょっと時間が怪しくなっていたのです。

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昨日PCを買い換えました。新しいPCはサクサクで気持ちがいいですね。
072.JPG071.JPG

また、今日はTBCで「同期のブーちゃん」さんとお会いできました。
Blogがきっかけで人脈がまた増えました。とってもうれしいことです。
posted by 熱血感動型 at 17:30| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

降臨

H19年10月21日(日)2次本試験当日。

事例Tの第1問、第2問と解答を書き上げた私が、
次に取り掛かったのは順番どおり第3問でした。

第3問
A社の唯一の直営路面店は、2005年に開業した。この店舗のA社の事業展開にお
ける戦略的位置づけと、それを達成するために必要だと思われる施策について、100
字以内で述べよ。


「戦略的位置づけ」と「施策」を問われているので、解答の型はすんなり決まりました。
「○○という戦略的位置づけである。○○という施策をとる」

さて、直営店はどういった戦略的位置づけなのか?

与件を見返します。お、あります、あります。
東京都心のファッション情報の中心地(第1段落2〜3行目)

ファッション情報の中心地→情報がたくさんある→情報収集する→
(第1問で問われた)不透明性、複雑性を解消できる

設問間の一貫性が保てる!神が降臨した気がしました。

不意に「アンテナショップ」が頭に浮かびました。
でも、解答には盛り込むまい、と思いました。
曖昧な知識のキーワードを盛り込むような冒険は危険、危険。

ちなみにyahooで調べたところ、
アンテナ‐ショップ【antenna shop】
製造・流通業者などが、新製品などを試験的に販売する店。消費者の反応を調査して商品開発に役立てる。パイロットショップ。

でした。

このとき私は「旗艦店」などというキーワードは全く頭にありませんでした。

とにもかくにも「戦略的位置づけ」のアウトラインが決まったので、
次は「施策」について考えないと。

この事例Tは、女性特有の粘っこい人間関係が根底にある企業だと感じていました。
ベテランと新人を比較すると、
A社の組織風土に対する影響力はベテラン社員の方が大きい。
ベテラン社員を積極的に活用すれば、粘っこさは残るとしても、組織は活性化するだろう。

第1問で問われた不透明性、複雑性。
それを解消するために、ファッション情報を収集するとしたら、
社歴の長い社員の高いコミュニケーション能力を活用したほうが良い、と思いました。

さて、書き出しです。
【再現答案】
ファッション情報を収集し、市場動向を把
握し、商品戦略に活かしていく戦略的位置づ
けである。一定の経験年数を重ねたベテラン
社員に直営店の位置づけを説明し、理解を得
た上で、直営店に配属を行う施策をとる。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
インストアショップによる多店舗展開によって成長を実現してきたA社が唯一展開する直営路面店すなわち旗艦店舗の戦略的位置づけと、旗艦店としての機能を果たす上で必要な戦略的施策に関して、中小企業診断士としての助言能力を問う問題である。でした。

神の降臨に感謝しつつ、ちょっと気を良くして、だけど緊張しながら第4問へ移行しました。
posted by 熱血感動型 at 20:09| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

訓練

H19年10月21日(日)
事例T第1問の解答を書き終え、第2問に取り掛かりました。
第2問
A社は、主に百貨店やショッピングセンター内のインストアショップによる店舗展
開を行ってきた。路面店と比較して、インストアショップによる店舗展開のメリット
とデメリットについて150字以内で答えよ。


まず、解答の型を決めます。「メリットは、○○、デメリットは○○」
150字以内ですので、メリットに75字、デメリットに75字を使ってバランスよくまとめたいところです。

与件からの抜き出し系の問題ですから、大外しはないだろう。
しかし、記述の仕方で差が出る感じがしました。

まずは、メリットについて与件に記述がないか探すと、
立地条件に恵まれた有名百貨店や大手ショッピングセンター内のインストアショップ
である
(第1段落4〜5行目)
がありました。

「恵まれた立地条件」と「有名・大手の集客力」を切り分けて書くこととしました。
メリット@立地条件に恵まれている→これを活かした事業展開が可能

前年度の私であったら「メリットは立地条件に恵まれていることである」などと書いていた気がします。

メリットA有名百貨店、大手SC→集客力高い

これも前年度の私であったら、「メリットは有名百貨店、大手SCへ出店していることである」
と書いた気がします。

今回は、現象・事実・結果に対し、「だから何?」と自分に問いかけることができました。
「それは何故?」「だから何?」の問いかけをする訓練は、事例演習を通じて幾度となく行ってきました。
訓練の成果が出ました。身に付いていました。良かったです。

他にメリットについての記述を探します。

第4段落が気になりました。
社長は・・・1990年に退職・・・開業・・・インストアショップでの展開によって・・・事業を拡大
・・・1997年・・・専門店に業態変更・・・3年後には・・・インストアショップを次々に開店


インストアショップを短期間でどんどん開店しているのだ、と判断しました。

インストアショップをどんどん開店してきた
なぜ?
インストアショップは路面店に比べ開店しやすいから
なぜ?
出店コストが低い

メリットB直営路面店に比べ出店コストが低い

結果として、メリット@Aで売上面でのメリットを述べ、
メリットBでコスト面でのメリットを述べる形でまとまりました。

次は、デメリットです。

目に付いたのは、第10段落4〜6行目。
チャネル別分析では・・・意思決定の迅速性に関する項目で・・・
インストアショップで勤務する従業員の満足度が相対的に低い


「意思決定の迅速性」に着目しました。
百貨店、ショッピングセンター内のテナントである
→A社の思惑通りの運営はできない
→A社の意思決定に影響がある

デメリットは、他に見つけることはできませんでした。

これでは、150字の解答のうち、メリットが多すぎます。
「それでいい、迷うな」と自分に言い聞かせました。

さて、書き出しです。
【再現答案】
メリットは、@百貨店・ショッピングセン
ターの立地条件を活かした事業の拡大ができ
る、A百貨店・ショッピングセンターの集客
力を利用できる、B直営路面店に対して比較
的出店コストが低く、事業の拡大がしやすい。
デメリットは、百貨店・ショッピングセンタ
ーの意向に影響され、A社の意思決定が制限
されることである。


「百貨店・SC」が3回出てきます。
ちょっとうるさいな、と思いましたが、読む人に伝わりやすく、
と考えた結果このような解答を書いてしまいました。
でも、今見返してみると、あまり伝わりやすくなってない気がします。

また、「いかす」の表現を「活かす」にするか、「生かす」にするかでちょっと迷いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
百貨店やショッピングセンター内のインストアショップによる店舗展開によって成長を
遂げてきたA社の事例を通して、インストアショップによる店舗展開がA社の事業に及ぼ
してきたメリットとデメリットを問う問題であり、中小企業の多店舗化戦略に関する基本
的理解と助言能力を問う問題である。


今、改めて再現答案を見直してみると、
メリット@Aは一文でまとめた方がすっきりしそうです。

さて、キーワードで悩んだ第3問へ移ります。

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話は変わりますが、
現在、私が使っているPCはソニーのVAIO type-kなのですが、丸3年使ってかなりくたびれてきた模様です。もう、買い換え時期なのかもしれません。
ということで、明日ノートPCを買いにいきます。
着目しているのは、ソニーのVAIO type-cなのですが、私の近辺ではVAIOに対する良い評判って聞こえてきません。
実際、私もVAIOを3年使ってきて、使用当初から動作が重かったと思います。
もし、このBlogを訪れてくれた方で、VAIOユーザーがいらっしゃったら、VAIOの感想について、コメントを入れていただけると助かります。
posted by 熱血感動型 at 16:02| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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