2008年01月11日

耳元

H19年10月21日(日)10:40
2次本試験事例Tが開始されてから40分が経過しました。
80分のうち、ちょうど折り返し地点です時点です。

解答を書く作業に移らねばなりません。

第1問の解答から書出しました。

第1問
バブル経済崩壊後、10年以上にわたって続いた長期景気低迷も、2003年以降回復
傾向にある。A社もそうした景気回復を追い風に業績を改善しつつある。しかし、
活況を取り戻しつつあるとはいえ、今日の消費市場は、以前にも増して不透明さや複
雑さが高まっている。A社が事業を展開している宝飾品市場は、どのような不透明さ
や複雑性を抱えていると考えられるか。100字以内で答えよ。


なんとも、ぼやかした設問です。
H17年の事例T「経済効果」を問う問題を思い出しました。
まず、解答の型を決めました。
「宝飾品市場の動向は、○○といった不透明性がある。また、○○といった複雑性がある」
で書こうと決めました。

では、何が不透明性で何が複雑性なのか。

まず、頭に浮かんだのは「ニーズの多様化」でした。
インポート・ブランドの市場拡大は顕著(与件第6段落6行目)
→色々な顧客が増えている→色々なニーズが増えている
と類推したためです。

さて、ニーズの多様化は不透明性なのか?複雑性なのか?

様々なニーズが存在→標的顧客の持つニーズを見極めることが困難→ターゲットとすべきニーズが見えにくい
見えにくいのですから、不透明性なのだろうと思いました。

「ニーズの多様化」を不透明性の核とすることにしました。

次は、複雑性です。

目に付いた与件は、
A社が取り扱っている2つのブランドの国内での知名度は、有名インポート・
ブランドのように高くなく、限定的な市場で知られている
(第7段落1〜2行目)
ブランド力を高めていくことができるかが大きな経営課題(第7段落4行目)
販売促進費用を継続的に負担していくことは現実的ではない(第7段落6行目)
A社商品は比較的ブランド力が低く、A社は資金力が低い。
とはいうものの、金をかけずにブランド力を高めていかなければならない。

お金をかけずにブランド力を高めることは、一般に「困難」だよなぁ。
「複雑」ではないよなぁ。

待てよ、「複雑」だから「困難」なのでは?

何が複雑なのか?

振り出しに戻った気がしました。

まて、振り出しに戻ってはいない。もうひとりの自分が耳元でささやきます。

「困難」を招いている原因は、「複雑性」です。

そうか、「費用をかけずにブランド力を高める困難性」の原因を遡及すればいいのか。
なぜ、ブランド力を高めなければいけないのか。
市場の拡大により、多種多様なブランドが乱立しているだろう。
そうか、競争が激しいんだ。優位性を確保するには外部環境が複雑なんだ。

どうやらうまくまとまりそうです。

「ブランドが乱立」「販売促進費を使わずにブランドを育成」を複雑性の核にすることにしました。

さて、書き出しです。

【再現答案】
宝飾品市場の動向は、市場が拡大傾向のイ
ンポート・ブランドへのニーズの多様化によ
る不透明性がある。多種多様なブランドが乱
立する中、販売促進費を抑えつつニッチ市場
を開拓しブランドを育成する複雑性がある。


ちょっと言葉が足りない気がしましたが、第1問へ配分した時間は経過しそうです。
これでよし、としました。

本試験で迷いは禁物だと思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
景気の回復を追い風に業績を改善しつつある宝飾品業界の市場環境の変化とその背景を、中小企業診断士の立場から、客観的に分析する能力を問う問題である。
でした。

とりあえず、無難な立ち上がりだろう、と思いました。
ランナーは二人ほど出したけど、無失点で切り抜けた1回表、という感じでした。

「ランナーを何人出してもいい。大崩れせず、9回まで完投すれば勝機はある。」

耳元でもうひとりの自分がささやいていました。


posted by 熱血感動型 at 16:24| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

書込

H19年10月21日(日)2次本試験当日、
私は明治大学リバティタワーの2F教室で、事例Tに取り組んでいました。
時間配分作業と問題用紙分割作業を終えた私は、
設問文の読み込みに取りかかりました。

設問文の読み込みには3色ボールペンの青色を使用しました。

・制約条件にはアンダーラインを引きます。
・問われていることは丸囲みします。
・「しかし」「だが」といった逆接は左向きの△で囲みます。
・「そして」「さらに」といった順接は右向きの△で囲みます。

続いて与件文の読み込みへ移りました。

与件文の読み込みには3色ボールペンの赤色と蛍光ペン5色セットを使用しました。

3色ボールペンの赤色は与件文に印をつけたいときに使用します。

・気をつけたい部分にアンダーラインを引きます。
・「しかし」「だが」といった逆接は左向きの△で囲みます。
・「そして」「さらに」といった順接は右向きの△で囲みます。

蛍光ペンは原則、SWOT分析に使用します。

青:強み 緑:機会 ピンク:弱み オレンジ:脅威
黄色:特に気になったところ

5本の蛍光ペンと1本の3色ボールペンを使って与件文を読み進めることは、
持ち替える回数が多く時間がロスされるというデメリットがあります。
しかし、私にとっては、見直し時に視覚で考えることができるメリットがありました。

与件の読み込みが終わり、2回目の設問読み込みに入ります。
2回目の設問文読み込みでは、解答要素をメモとして書込みます。
(1回目の読み込みでもメモ出来る時は書込みます)

以下は、設問文読み込みの際に引いた下線、丸囲み部分(【】で閉じた部分です)、
そして解答要素のメモの書込みです。

第1問
バブル経済崩壊後、10年以上にわたって続いた長期景気低迷も、2003年以降回復
傾向にある。A社もそうした景気回復を追い風に業績を改善しつつある。しかし、
活況を取り戻しつつあるとはいえ、今日の消費市場は、以前にも増して不透明さや複
雑さが高まっている。A社が事業を展開している宝飾品市場は、
どのような不透明さ
複雑性を抱えていると考えられるか。100字以内で答えよ。
余白メモ:
「けーき↑」(景気が回復している) 
「しょーひしゃどーこー?」(消費者動向が不透明か?) 
「ニッチしじょーが増加」(ニッチ市場が増加してるだろう)
「ニーズのたよーか」(ニーズは多様化しているはず) 
「限定的市場」  
「はんそく」(販売促進は難しいだろう)  
「にんちど」(認知度向上は課題だろう)

第2問
A社は、主に百貨店やショッピングセンター内のインストアショップによる店舗展
開を行ってきた。路面店と比較して、インストアショップによる店舗展開
メリット
デメリットについて150字以内で答えよ。
余白メモ:
(メリットとして)「立地」(立地条件がいい)  
        「やすい」(比較的出店コストが)
(デメリットして)「「いこーをはんえー」(デベロッパーの意向に影響を受けるだろう)

第3問
A社の唯一の直営路面店は、2005年に開業した。この店舗のA社の事業展開にお
ける
戦略的位置づけと、それを達成するために必要だと思われる【施策について、100
字以内で述べよ。

余白メモ:
「市場どーこー」「ファッション情報収集」(市場動向、ファッション情報は収集したいところだ)
「ねんれー」(情報収集において一定年齢は必要だろう)

第4問
 A社が行った従業員の意識や満足度の調査結果について、以下の設問に答えよ。

(設問1)
 一般的に、高級ブランドを取り扱っている店舗の従業員の満足度は、それよりも
低い位置づけにあるブランドを扱っている店舗の従業員の満足度よりも高いと考え
られる。しかし、A社では、高級アクセサリーのXブランドのみを取り扱ってい
る店舗の従業員の満足度が相対的に低い傾向を示している。
なぜ、そうした傾向
みられるのかについて、100字以内で説明せよ。

余白メモ:
「しょーひんりょく」(Xブランドは商品力が高い?)
(その結果)「しゃいんののーりょくかんけーない?」(社員の能力に関係なく勝手に売れてる?)

(設問2)
直営店に比べてインストアショップの従業員の満足度が、相対的に低い傾向を示
している。
なぜ、そうした傾向がみられるのかについて、100字以内で説明せよ。
余白メモ:
「A社のどくじせー」(A社の独自性はあまり生かせないだろう)

(設問3)
社歴の長い従業員の満足度が社歴の短い従業員の満足度より低くなる大きな理由
は、自分自身の将来像やキャリアに対する不満と、上司に対する不満である。中で
も、上司に対する不満が、インストアショップで相対的に高いことが分かった。
原因とそれを解消するためにとるべき施策について、中小企業診断士として、
どのようなアドバイスをするか。100字以内で答えよ。

余白メモ:
(原因として)「かんけーなく」(年齢、経験に関係なく昇進できてる)
(施策として)「しょーしんきじゅんのめーかくか」(昇進基準の明確化、の意味です)

第5問
A社は、年間約6億円の売上げをあげているにもかかわらず、営業利益は1600万
円で、売上高営業利益率は3%以下である。今後、A社の収益構造を改善していく
ためには、
どのような施策を講じていくべきか。中小企業診断士としてアドバイスす
具体的施策について、100字以内で答えよ。
余白メモ:
「売↑」(売上げを拡大させる) 「ヒ↓」(費用を低減させる)

とにかく書く時間を短縮したいので、メモはほとんどひらがなです。

事例から女性が多い職場特有の「ねっとりした人間関係」を感じていましたが、
変な思い込みに支配されないように留意しながら、解答作成作業へ移りました。

この後、書いた解答の重複の多さに狼狽するのです。
posted by 熱血感動型 at 10:00| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月09日

配分

H19年10月21日(日)10:00

二次本試験事例T開始の合図がありました。

問題用紙を開けます。

まず、配点を確認します。

第1問(配点10点)
第2問(配点15点)
第3問(配点15点)
第4問設問1から3(配点45点)
第5問(配点15点)


TBCの講義が始って間もない頃、合格者の体験談を聞くことがありました。
TBCの講師の方が呼んでくれたのだと思います。
その合格者の方のお話の中で、時間配分の話がとても役立ちました。
彼は10点の配点に対し、5分を配分したというのです。

つまり、事例演習80分のうち、考える作業を30分、書く作業を50分。
書く作業は10点の配点に対し、5分の時間配分ということでした。

この話を聞いて私も試してみました。
しばらくは10点5分のペースで演習をしていました。

ところが私の場合では、
書く時間に50分を費やすと、考える時間が少な過ぎることに気づきました。
また、書きながら考えたり、考えながら書くことは非効率だということにも気づきました。

非効率というより、無謀と表現したほうがいいかもしれません。
考える時間と書く時間は切り分ける。
それでも書きながら考える自分がいたりするのですが。

事例演習を繰り返し、試行錯誤する中で、
自分にとってベストな配分は配点10点に3.5分を配分するペースでした。

開始から40分は考える時間。それから35分で解答を書きあげ、最後の5分で見直し。

どうやら、このペースが私にとってベストの時間配分だったようです。

上記の時間配分を、今回の事例Tにあてはめると、
10:00開始ですから、10:40まで考える作業をします。
そして10:40から解答を書き出し、11:15までに書き終え、
11:15から11:20まで解答を見直すことになります。

開けた問題用紙の各問題の脇に以下のように書きました。
第1問(配点10点)の脇に「3.5分 10:44」
第2問(配点15点)の脇に「5分 10:49」
第3問(配点15点)の脇に「5分 10:54」
第4問(配点45点)の脇に「16分 11:10」
第5問(配点15点)の脇に「5分」

第1問は配点が10点なので、書き上げに3.5分使います。
なので10:44までに解答を書き終えるという意味です。
以下第2問から後も同様です。

次の作業は問題用紙のホチキス針を外して、問題用紙を2分割する作業です。
ホチキス針はシャーペンのノックするところの銀色のキャップを使用します。
そして定規で2分割。

時間配分作業もそうですが、
分割作業についても合格者の方からいただいた話をヒントにしたものです。

ここまでは作業レベルです。ぬかりなく作業を終えました。
戦闘準備OKです。

いよいよ設問文・与件文との格闘がはじまります。
posted by 熱血感動型 at 05:45| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

開始

御茶ノ水のマクドナルドから、試験会場のリバティタワーへ歩き出した私の手には、
愛用のカバンと紙製の手提げ袋がありました。

カバンの中には、ファイナル・ペーパーや筆記用具のほかに、
長男坊が御守代わりに貸してくれた、一万円札を模したタオルハンカチ、
次男坊が御守代わりに貸してくれた、ポケモンの時計と15pの定規、

紙製の手提げ袋の中には、キットカットやサントリー伊右衛門のほかに、
ラムが作ってくれたおにぎり3個が入っていました。

長男坊の当時の口癖は、
「お父さん、また落ちるって。今まで何回受けてきたと思ってるの。」
でした。
その長男坊が、今回、自主的に縁起物のタオルハンカチを貸してくれました。

長男坊に諦めないことの尊さを教えたい。
次男坊とラムからの期待に応えたい。

そんなことを思う反面、
「力むなよ」「熱くなるなよ」と自分をなだめる「もうひとりの自分」がいました。

この日、「もうひとりの自分」は試験中、大活躍をします。

リバティの入り口には、沢山の受験生と沢山の予備校スタッフがいました。

会場入り口にTBCの木下先生と鳥島先生の姿を見つけました。

握手をしてくれました。
めったに使わない言葉が口から出ました。

「がんばります」

この言葉は、あまりにお手軽な感じがして、
頑張れるのに頑張っていない感じがして、
普段あまり使わないようにしていますが、
このときは何故か、口から出てしまいました。

掲示されている受験番号と教室を探します。
私が受験する教室は2Fでした。
リバティタワーの上層階で受験すると、
帰りのエレベーター、エスカレーターがとっても混雑し、
1Fに降りるまで難儀するので2Fでラッキーと思いました。

教室へ入り、席を見つけ、荷物を置きました。
早速机の上に今日の「武器」を並べます。

シャープペンシル2本
蛍光ペン5色セットを2セット
3色ボールペン2本
電卓2個
15p定規2本
時計2個
消しゴム2個

シャープペンシル内の芯を確認し、
次にファイナル・ペーパーを持って、トイレへ行きました。
トイレは行列が出来ていました。
「ファイナル・ペーパー」を眺めながら順番を待ちます。

今となっては笑い話ですが、私がH14年に初めて1次試験を受験したときに、会場のトイレを待つ行列でテキストを読んでいる人を見かけました。
現代版「二宮金次郎」を目の当たりにして感動した記憶があります。

トイレから教室に戻りました。
着席して「ファイナル・ペーパー」を見ます。

繰り返し繰り返し見ます。

試験官の説明が始まりました。

そして解答用紙・問題用紙が配られます。

いよいよ開始です。心は穏やかでした。このときまでは。
posted by 熱血感動型 at 08:14| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月07日

付箋

H19年10月21日(日) 8:30

御茶ノ水駅に到着しました。
二次試験の会場は駅から数分の明治大学リバティタワー。

まずは、御茶ノ水駅から明治大学の途中にある
マクドナルドへ行きました。

私はH14年1次試験、H18年の2次試験、そして今回H19年の2次試験と、
明治大学リバティタワーで受験しました。

その際に必ず使っていたのが、ここのマクドナルドです。
会場入りする前にどこで最後の学習をするかを決めておくことは、
試験前に要らぬ迷いをしないために、大事なことだと思います。

さて、マックに入りました。
店内の顧客を見ると、やはり診断士受験生が圧倒的に多かったです。

テキストを見てる人。仲間としゃべっている人。何か書いている人。

私は、コーヒーとハンバーガーを持って席に着きました。

そして鞄から、5枚の「ファイナル・ペーパー」とタバコを出しました。

A4サイズの5枚の紙は、10ヶ月かけて作ったサブノートを凝縮したものです。
ぺパチェさん流に言うと「最後のノート」とでも言うのでしょうか。

私は昨年1月から本試験の10月まで、116事例解きました。
多い事例では6回解きました。

各事例ごとにサブノートをまとめました。内容は、解いた事例の@設問ごとの題意、A設問ごとの解答、B間違えた理由や今後の課題です。

事例演習の2回目以降は、間違えた理由や今後の課題を付箋に記入し、サブノートの該当箇所に貼りました。

1回目の演習では付箋は使いません。間違えた理由や今後の課題はノートに書き込むだけです。
2回目の演習で間違えた理由や今後の課題は、黄色の付箋に書いて、ノートの該当箇所に貼りました。
3回目の演習では緑の付箋を使用。4回目はピンクと、何回目の演習で何をどのように間違えたかわかるようにしました。

演習を繰り返していくうちに、間違えなくなった場合は、付箋をはがして捨てますが、
はがせる付箋より、貼る付箋のほうが圧倒的に増えていきます。

試験1週間前に付箋の内容を全てエクセルに入力し、一覧にしました。

入力しながら付箋の内容を共通点ごとにグルーピングすると、
6つのグループになりました。

各グループに以下のように名前を付けました。
@与件を活用する
A題意に応える
B回答文の精度を上げる
C原因と結果を切り分ける
D設問の関連性を意識する
E具体性
つまり、これが私にとって最後まで残った課題でした。

6つのグループ名があり、そのグループの具体的な内容を一覧にしました。

これがファイナル・ペーパー<総合編>です。

そのほかにファイナル・ペーパー<事例T編><事例U編><事例V編><事例W編>があります。
これは、これまで解いてきた事例をT〜Wごとに、
業種、テーマ、解答のポイント、必要な知識、切り口を一覧表にしたものです。

この「ファイナル・ペーパー」を見ながら、マックで時を過ごしていました。

一通り読んでから、H18事例Tの写経を開始しました。

あっという間に9:00になりました。

荷物をまとめてマクドナルドを出ました。

行く手には会場のリバティが見えてきます。

悪戦苦闘の一日がはじまります。

posted by 熱血感動型 at 07:51| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月06日

前奏

H19年1月。
今からちょうど1年前。
私はTBCの「二次奨学生コース」に通い始めました。

最初の3ヶ月程度は一次知識のおさらいでした。
この間に私は一次知識の暗記カードを作成し、
本試験の1週間前まで回していました。

TBCで、一次知識のある人とない人では、
与件を読込んだ際、理解度が違うと教わりました。
これは確かに言えると思いました。

一次知識を二次本試験の解答でそのまま使うかというと、
そんなに使わないんじゃないか、と思います。

ただ、与件のインプットでは大きなアドバンテージを得られると思います。

さて、
3月頃から事例演習がはじまりました。

TBCのカリキュラムでは、8月までかけて12事例を解きます。
事例Tから事例Wまで各3事例を解きます。

私はこの12事例のうち、
平均点を越えていたのが、3回だけでした。

特に最初の事例では、
解答欄全部を埋めきることもなかなかできませんでした。

そんな劣等受験生でも合格が可能なところが、
この試験の深いところといいますか、不可解なところだと思います。

しかし、なかなか平均点を越えることの出来なかった私は、
テンションが上がりませんでした。

テンションが上がらなかったせいで、がむしゃらさが失せるようになりました。
結果、独りよがりな勉強をしなくなりました。

このような客観的な視点は、
TBCのグループ討議やコーチングの影響も大きかったと思います。

そして、TBCの講義で
「原因と結果」の違い、
「課題と策」の違い、を見極めることができるようになりました。

これは私にとって、大きかったです。

8月から9月にかけての直前期は
TBCの模試の他にMMC、TACを受けました。

今だから晒せますが、
TBC模試は上位50%台。
MMC模試は上位70%台。。
TAC模試は上位90%台。。。
惨憺たる結果でした。

ただ、これは「80分の真実」で知りましたが、
模試で上位20%に入ることの出来なかった合格者は、
全合格者の半数にのぼるそうです。

それを知っていた私は、諦めることなく勉強を続けました。

オレユニさんの「二次試験ドキュメント」も頻繁に見返し、
参考にしていました。

直前1ヶ月前からは、
TBCの12事例、TBCの模試4事例、過去問2年分、
これだけに絞って徹底的に演習を繰り返しました。

そして、これはとても大事だと思うんですが、
息抜きをすることも忘れませんでした。

疲れた日は早く寝る。
規則正しい生活をする。
勉強時間に満足せず、集中度に拘る。

こんなことを意識していました。

気付きの多い日々を越え、運命の平成19年10月21日(日)
二次試験当日を迎えました。
posted by 熱血感動型 at 15:00| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

軽薄

H18年8月。
一次試験合格が確定的となり、二次対策を本格的に行うことにしました。
二次試験まで残された日数は2ヶ月半程度。
しかし、一次の燃え尽き感が非常に大きく、
なかなか二次の学習に身が入りませんでした。

当時、私はTACの資料通信生でした。
資料通信生はテキストや答練が送られてきます。
当初、二次の直前答練・模試を繰り返して本番に臨もうと考えていました。

しかし、当時の私は、
添削のコメントから得るものが非常に少なかったため、
過去問3年分の繰り返しで本番に臨むことにしました。

今、私なりにはっきり認識していることは、
@二次試験直前期は皿回し学習が有効だということ、
A回す題材は、過去問でも受験校の教材でも構わないということ、
B自分の課題を意識して皿回ししないと意味が無いということ、
の3点です。

当時は、自分の課題をほとんど認識しておらず、
ただただ過去問を回していました。

ムーディー勝山ではないですが、
右からきた過去問を左に受け流すことを繰り返していました。

事例問題を演習し、自分の課題を抽出・分析し、
同じ事例問題を再度解き、課題がどれだけ潰せたかを検証する、
といったプロセスが全くできていませんでした。

ただただ過去問演習を繰り返した結果、
3年分の過去問の与件文・設問文・解答はほとんど暗記してしまいました。

それでは意味がありませんでした。
ただただテキストを繰り返した一次対策での過ちを
私は二次対策でもしていたわけです。

迎えたH18年二次試験本番。
事例Tの問題用紙を読んだときに変な違和感がありました。

「あれ?この問題、初めて見るっ」

違和感の原因は、初見の問題への対応力が欠如していたこと、です。

レモンを見ると、条件反射的に唾液が出るのと似たような話ですが、
何度も何度も解いた過去問を見ると、反射的に解答が出るようになっていました。
反応できるようになっていました。
しかし、初見の問題を見ても、どのように対応すべきかが分かっていませんでした。
対応力がついていませんでした。

この時点で不合格は決まっていました。
しかし、浅はかな私は二次試験終了後、
「もしかしたら、受かっているかも」などと考えていたのです。

H18年二次試験の不合格を知った12月。BCBBの総合B評価でした。
私はついにTAC以外の受験機関を利用することにしました。
決め手は「価格」でした。

軽薄としか言いようがありません。

しかし、これがいい方向に転ぶから人生何があるかわからない、
と思うのです。
posted by 熱血感動型 at 17:14| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

分析

H17年3月。
私は診断士の勉強がつまらなくなっていました。

前年12月、過去問分析に活路を見出した私は、
H15.16.17の3年分の過去問分析を行っていました。
しかし、どうも効果が実感できませんでした。
実力がついた気がしないのです。

気づくと、ほぼ毎日書いていたBlogの更新頻度も落ちていました。

そんな私の心境の変化に気づいてくれたのが、
オレユニさんはじめ、勉強会の仲間でした。

その日はMMCの春の二次模試でした。

「熱血さん、お金はいいから、
 MMC模試の打ち上げに合流しようよ。
 熱血さんには仲間が必要だよ。」

その日の勉強会が終わって、私の愚痴をひとしきり聞いた後、
元MMC生のオレユニさんが言いました。

半ば強引に連れて行かれたのですが、
MMC生の方々の熱意に触れて意を新たにした記憶があります。

私は、その後も過去問分析をただただ続けました。

そして、
それを続けるうちに出題傾向がようやく見えるようになってきました。
特に、情報と中小において良く見えるようになってきました。

出題傾向を踏まえ、暗記カードを作りました。

TACの直前答練、模試ともに出来は良くありませんでした。
それらの内容も含め、暗記カードを作りました。

迎えたH18年一次試験。
経済で(確か)72点を取って波に乗りました。
情報、中小も出題傾向に沿った出題でした。

5回目でようやく、一次試験合格となりました。

道はまだ途中であったものの、ようやく一区切りがつきました。
ここまで来れたのも、勉強仲間がいたからだ、と思いました。

物事を「分析」したことは、それまであまりなかったと思います。
この頃の過去問を「分析」したことが、
後々重要な意味を持ってくることにまだ気づいていませんでした。

当時の私は、一次合格の余韻覚めやらぬまま、本格的にニ次対策に突入しました。
徒手空拳のまま、勢いだけで。
posted by 熱血感動型 at 13:47| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

変化

H17年12月。
5度目の一次試験対策真っ最中の熱血感動型がいました。
過去4回の失敗を受け(当時は不合格=失敗と思っていました)、
有効な打開策の見えないまま、前年度に使用したテキストの復習をしていました。

そんな中、あるBlogと出会いました。
弱小勉強会に所属しており、現在は某受験機関にて
講師をされているトシキさんのBlogです。
(ちなみに現在はこのBlogは存在していないようです)

トシキさんの許可をいただいておりますので、
「中小企業診断士試験二次筆記試験合格者の独り言」
12/8のエントリの一部を以下に掲載します。

ちなみに、当時は新規事業開発、助言理論が一次試験科目として存在していました。

----------ここから----------

「過去問題の取り組み方2」

今年の一次過去問題については、
当然ながら(苦笑)、まだ分析しきれていないが、
例えば、平成16年の一次試験と平成13〜15の一次問題を
科目単位、さらには、科目の中の出題テーマ単位で
縦に眺めていくと、
出題者が、そのテーマに関し、何を理解しておいてもらいたいかが、
手に取るようにわかる。

平成13〜17年の一次過去問題を把握する方法は、
漠然と経済学から中小まで、年度単位に覚えていけばよい訳ではない。

最初は、科目単位でよいから
(できれば、マクロ経済、ミクロ経済、会計、ファイナンス、戦略、組織、マーケ、生産、店舗、会社法、知的財産、その他法務、新規事業理論、ビジネスプラン、情報技術、経営情報、白書、施策、助言と、19科目に分類した方がよい)
13〜17まで5年分、一気に縦に見る。

ほぼ半分程度の問題は、同じテーマが問われていることがわかるはずだ。
前年で不正解だった選択肢が、正しい選択肢として構成しなおされていたりする。

例えば、平成14年の一次に合格するために、平成13年の過去問題をどの程度
把握すれば、その問題が解けたのか、把握するとよい。

これを各年度繰り返す。
さらに、経済学で問われたテーマ(例えば外部経済や収穫逓減)が
企業経営理論や新規事業開発で出題されていたりもするので、
徐々にその範囲を広げる。

というか、暗記してしまえば、他の科目を調べた際に、これは
経済学や法務で過去に出題されていたなあと勘が働くようになる。

もう一度書く、過去問題の50%程度は、過去の出題内容と関連している。
これは、私が平成15年一次対策として
平成13と平成14の出題内容を調べた上での結論だ。
たった二年度でも50%の関連性がある。

来年であれば、詳細は調べる必要があるが、
過去5年の一次出題内容と80%程度は関連するはずだ。

また桑田耕太郎さんの『組織論』にしても、
同じ頁から繰り返し出題される場合も見られる。

なので、少なくとも、如何に過去の一次試験の内容が繰り返し問われているか
実感するまでは、過去問題を繰り返す必要がある。

これをやるには、間違った問題だけを繰り返すという方法論は通用しない。
むしろ簡単だった問題が、翌年難しくなって問われるケースもある。

これは簡単、これは難しい、これは今年は出ない
等々自分でえり好みしないことが重要だ。


----------ここまで----------

このエントリを読んで私は学習方法を大きく変化させることになりました。
そして、試験結果も変化したのです。
posted by 熱血感動型 at 14:05| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月02日

闇雲

過去を振り返るシリーズ第4回目。

H16年9月。
3度目の一次試験不合格を受け
「合格するには根本的に何かを変えないと」
と思いました。

しかし、変えるべきものが何なのか見えません。

で、通学するのを止めました。
TACの資料通信生で翌年度対策をすることにしました。

そんな中、「マインドマップ」というものを知りました。
溺れる者は藁をも掴むといいますが、
それに近い心境で、サブノートをマインドマップで作りました。

文章ではなく、視覚で理解・記憶することに新鮮さを覚えました。

また、この頃、2次対策に主眼をおいた勉強会も立ち上げました。
診断士のhs960さんや陽光さんなども参加してくれました。
実質的にこれが2次対策の始まりでした。

結論からいうと、翌年の一次試験も不合格でした。

1回目の不合格は試験の情報が不足していました。
2回目の不合格は理解と集中から逃避していました。
3回目の不合格は慢心がありました。
4回目の不合格の原因は分析力の無さ、だったと思います。
今だから分かります。
でも当時はなぜ落ちたのか、さっぱりわかっていませんでした。

ただ、闇雲に勉強しても診断士試験は合格できない、とは思いました。

そして、4回目の不合格から4ヵ月後に
私はあるブログと運命的な出会いをするのです。
posted by 熱血感動型 at 18:40| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

気分

新年明けましておめでとうございます。

今年は、
@中小企業診断士の登録をします。
仕事の都合で2月の実習は諦めました。
TBCの「経営コンサルティング制度」をフル活用して、
早期に登録をします。

Aコーチングのスキルを向上させます。
これまで独学に近い形でコーチングを学んできました。
今年は体系立て、専門家の下で学びます。

さて、熱血感動型は学生時代の数年間、
太田裕美ファンクラブに在籍しておりました。

彼女の代表曲に、
遠距離恋愛の破局を描いた「木綿のハンカチーフ」
があります。

ちなみに熱血感動型は遠距離恋愛経験者でっす。

「木綿のハンカチーフ」
作詞:松本隆 作曲:筒美京平

恋人よ 僕は旅立つ
東へと 向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
いいえ あなた私は
欲しいものはないのよ
ただ 都会の絵の具に
染まらないで帰って
染まらないで帰って

恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが 泣かないでくれ
都会で流行(はやり)の 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ
いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの
きらめくはずないもの

恋人よ いまも素顔で
口紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの
写真 写真を見てくれ
いいえ 草にねころぶ
あなたが好きだったの
でも 木枯しのビル街
からだに気をつけてね
からだに気をつけてね

恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して
毎日 愉快に過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない
あなた 最後のわがまま
贈りものを ねだるわ
ねえ 涙拭く
木綿のハンカチーフ下さいハンカチーフ下さい



で、破局後二人はどうなったか?

その後の二人を描いたのが「赤いハイヒール」
なんだそうです。

「赤いハイヒール」
作詞:松本隆 作曲:筒美京平

ねえ友達なら聞いて下さる
ねえ友達なら聞いて下さる
淋しがりやの うちあけ話し

東京駅に着いたその日は 
私おさげの少女だったの
胸ポケットにふくらむ夢で 
私買ったの赤いハイヒール
そばかすお嬢さん 故郷なまりが 
それから君を無口にしたね
アランドロンと僕を比べて  
陽気に笑う君が好きだよ

マニキュアの指 タイプライター
一つ打つたび夢なくしたわ
石ころだらけ 私の青春
かかとの取れた赤いハイヒール
そばかすお嬢さん 僕の愛した
澄んだ瞳は何処に消えたの?
明日はきっと君をさらって
ふるさと行きの切符を買うよ

おとぎ話の人魚姫はね
死ぬまで踊る ああ赤い靴
一度はいたらもう止まらない
誰かたすけて赤いハイヒール
そばかすお嬢さん 僕と帰ろう
緑の草原 裸足になろうよ
曲がりくねった二人の愛も
しあわせ それでつかめるだろう



歌詞を考えると、確かにつながる。。。。
今日、みのもんたのテレビを観てて初めて知りました。
今日の今日まで知りませんでした。

一次試験の勉強を進めていると、
科目横断的な理解を得るときがあります。
そんな感触です。

新年早々、ちょっと嬉しい気分です。

posted by 熱血感動型 at 11:11| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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