2008年02月03日

指標

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。二次筆記試験 事例W
時間配分作業・問題用紙分割作業・設問文の把握・与件整理が終わりました。

第1問の解答作成作業に入りました。

第1問(配点25点)
D社の平成18年度(実績)および19年度(予想)の財務諸表を用いて経営分析を行
い、これまでの経営政策を続けた場合に生じると考えられる問題点のうち重要と思わ
れるものを3つ取り上げ、問題点@、A、Bごとに、それぞれ問題点の根拠を最も的
確に示す経営指標を1つだけあげて、その名称を(a)欄に示し、平成19年度分の経営
指標値を(b)欄に計算(小数点第3位を四捨五入すること)した上で、その問題点の原因
について(c)欄に60字以内で説明せよ。


予想通り、第1問は経営指標の問題でした。

経営指標を3つあげるので、
収益性・安全性・効率(活動)性の切り口が考えられます。

与件には、
近年では基礎化粧品といえども、より健康志向、安全志向が進み、大手メーカー
が次々と新たな基礎化粧品を市場に投入しており
(第2段落2〜4行目)

近年の大手ドラッグストアの進出やナショナルブランド企業間の競争激化、あるいはインターネット販売の普及などによって、伝統的な町の薬局が次々と廃業に追い込まれ、その結果、D社製品の取扱薬局が減少しており、このままだと今後D社の売上高が減少する可能性が高まっている。(第3段落1〜4行目)
とありました。

D社は、
大手メーカーの新製品開発や町の薬局の廃業をコントロールすることはできません。
私はこれらを「脅威」ととらえました。

そうするとD社の問題点は果たして何だろう?

与件を読み進めます。
取扱薬局が減少しているので、同時に新たな販売チャネルを開拓しなければならない
とも考えている
(第4段落2〜3行目)

低価格製品のインターネット販売をビジネスプランとして検討している(第4段落6〜7行目)

かねてより当該成分にかかわる基礎研究を進めてきたものの、製品の開発には至っていない(第5段落1〜2行目)

第2・3段落に書かれている「脅威」(と思われる)記述が再度出てきます。

なぜ、出題者は再度与件文に記述したのか?

再度記述したということは、何らかのメッセージがあるのではないのか?

D社の問題点として
「チャネルの問題、製品開発の問題、低価格化の問題」を
あげさせたいのか?と思いました。

一応、これらを解答候補として考慮しながら、経営指標を探します。

まず、総資産利益率を算出しました。

H18年度 総資産利益率 198/2651=7.47%
H19年度 総資産利益率 45/2601=1.73%

H19年度は大きく低下していました。

次に、総資産利益率に売上高をかませて、
総資産回転率と売上高利益率を算出しました。

H18年度 
総資産回転率 3216/2651=1.21回 売上高利益率 198/3216=6.16%

H19年度
総資産回転率 2900/2601=1.11回 売上高利益率 45/2900=1.6%

売上高利益率の低下が大きい。

取扱薬局が減っており、低価格化も進んでいることから、
売上低下を主眼にした解答にしようと思いました。

【再現答案】
@(a)売上高総利益率
 (b)22.00%
 (c)D社製品の取扱薬局が、廃業により減少して
   おり、インターネット販売による低価格化が
   進み、売上高が低下するためである。


ちょっと時間をかけ過ぎました。
あと、二つ経営指標を選ばないといけません。

まずは、与件を考慮しながら指標を選ぶことができました。
独りよがりの解答にならないよう意識していました。


posted by 熱血感動型 at 13:14| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

墓穴

H19年10月21日(日)15:40 明治大学リバティタワー2F。

教室では、二次筆記試験 事例Wの解答用紙・問題用紙が配布が終わりました。
心なしか、問題用紙が厚い気がしました。

事例Wの開始です。

まずはタイムスケジュールの確認。
15:40開始、40分後の16:20解答書き出し予定、17:00終了です。

余白に
15:40〜17:00
  16:20→
とメモしました。

次はいつもどおり、配点を確認し、各設問に費やす時間と書き終える時刻を余白にメモします。
10点3.5分の時間配分です。

第1問(配点25点)の脇に「9分」
第2問(配点25点) の脇に「9分」
第3問(配点25点)の脇に「9分」
第4問(配点25点)の脇に「9分」
とメモしました。

いつもなら「9分 16:29」とメモしますが、なぜか書き終える時刻をメモしませんでした。
この事例は、設問ごとに書き終える時刻を書いても無駄だ、という神のおぼし召しだったのでしょうか?

事例T〜Vは設問文を読込んだ後、与件文を読み込みますが、
事例Wは与件文から読み進めます。
事例Wは、与件文が短いこと、与件文・設問文の内容の境界が曖昧であるためです。
(設問文の内容が与件だったりします)

与件文を読み込みます。
3色ボールペンの赤と蛍光ペン5色を使いながら、与件を読みます。

3色ボールペンの赤色を使い、
・気をつけたい部分にアンダーラインを引きます。
・「しかし」「だが」といった逆接は左向きの△で囲みます。
・「そして」「さらに」といった順接は右向きの△で囲みます。

蛍光ペンは原則SWOT分析に使用します。
青は強み、緑は機会、 ピンクは弱み、オレンジは脅威、黄色は特に気になったところ
をマークします。

与件文は6つの段落から成り立っていました。段落ごとに横線を引き、段落番号を振ります。

次は、設問文の読込みです。

3色ボールペンの青色を使いながら読み込みます。
設問文の制約条件には下線を、問われていることは丸囲みをし、
メモをしながら読込みます。

以下は、設問文読み込みの際に引いた下線、丸囲み部分(【】閉じの部分です)、
解答要素のメモ書きです。

第1問(配点25点)
D社の平成18年度(実績)および19年度(予想)の財務諸表を用いて経営分析を行
い、これまでの経営政策を続けた場合に生じると考えられる問題点のうち重要と思わ
れるものを3つ取り上げ、問題点@、A、Bごとに、それぞれ問題点の根拠を最も的
確に示す経営指標を1つだけあげて、その
名称を(a)欄に示し、平成19年度分の経営
指標
を(b)欄に計算(小数点第3位を四捨五入すること)した上で、その問題点の原因
について(c)欄に60字以内で説明せよ。

設問に小数点第3位四捨五入とあります。余白に「0.001」と書き、小数点第3位の「1」を丸で囲みました。

第2問(配点25点)
2か年の財務諸表から、損益分岐点分析を営業利益レベルにおいて行う。なお、変
動費率は一定と仮定する。以下の設問に答えよ。

(設問1)

変動費率を(a)欄に、固定費を(b)欄に求めよ。なお、変動費率は1パーセント未満
を四捨五入し、固定費は百万円未満を四捨五入すること。


設問に変動比率は1パーセント未満を四捨五入とあります。余白に「0.1%」と書き、1パーセント未満の「1」を丸で囲みました。
さらに固定費は百万円未満を四捨五入とあります。余白に「0.1百万」と書き、百万未満の「1」を丸で囲みます。
変動費率は「率」であり、固定費は「額」で解答することを忘れないように、
設問文の「変動費率」のそばに「りつ」、「固定費」のそばに「がく」と書きました。

(設問2)
D社が現在の経営政策をこのまま取り続けるとしたら、どのような状況となる
か、この損益分岐点分析に基づいて60字以内で
説明せよ。

第3問(配点25点)
D社は、次のようなタイムスケジュールをもつ新製品開発プロジェクトを検討し
ている。
現時点を平成19年度期首とする(1期首)。
・・・・・

この現時点を平成19年度期首を黄色の蛍光ペンでマーキングしました。
そして、設問文の後の図にある現時点の部分も黄色の蛍光ペンでマーキングしました。
現時点がいつなのかをはっきりさせないと混乱する、と思ったためです。
このマーキングが墓穴を掘ることになりました。

他に設問文内の「4000万円」「確率1/2」「(年金原価係数)3.7908」を丸で囲みました。

第4問の設問文には何故か書き込みの類を一切しませんでした。
その理由はどうしても思い出せません。
posted by 熱血感動型 at 12:07| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

悪癖

H19年10月21日(日)15:20 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例Vが終わりました。

疲労はさほど感じていませんでした。

予定通り、キットカットと栄養ドリンクを服用しました。

私は前日までに、本試験当日、起床から試験終了まで、
どのように過ごすか時間ごとにすべてスケジューリングしていました。
本試験前の3回の模試を通じて練り上げてきたスケジューリングでした。

ちなみに、本試験前の3回の模試はすべて違うズボンを穿いていきました。
一番成績の良かった模試のときのズボンを本試験に穿いていくつもりでした。
(一番成績の良かった模試はTBCの模試でした。といっても上位50%台でしたけど。。。)

しかし、TBC模試が行われたのは8月。
真夏に穿いた薄手のズボンは晩秋の10月下旬には寒すぎました。
そこで、本試験当日は模試で穿いていない冬用のズボンを穿いてきました。

以前の自分なら「寒さが何だってんだぃ。俺は決めたことはやり遂げるんだ」
とか言って、TBC模試で穿いた薄手の夏用ズボンを穿いてきたと思います。

事例演習を繰り返す中で、いつの頃からか変なこだわりが無くなっていました。

「二次試験の解答は素直に」と言われますが、
私も少しは素直になることができていたのかも知れません。

「雨が降ったら傘をさす」は松下幸之助翁が言った言葉だそうです。
「花の咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばす」と同じくらい好きな言葉です。

さて、話を戻します。

教室内では酸素缶の「シュー音」が聞こえたりしていました。

事例Tから事例Vまでで犯した数々の失敗や、不合格への不安は頭から消えていました。

ファイナルペーパー事例W編と総合編を見返します。

事例Wでは、第1問で経営指標を問う問題が出題されることが予想されます。
この問題だけは、落としたくない、と思いました。
それ以外の問題での得点が不明な中、
第1問の出題内容が(ほぼ)わかっているのに、取りこぼすのはあまりに痛い。

TBCの財務事例演習でも、
経営指標の問題だけは絶対に落とすまいと取り組んできました。
しかし、なかなか正解を得ることができませんでした。
その理由は、財務諸表に目を奪われ、与件を見落とす悪癖があったからです。

TBCでは、「財務諸表分析」と「経営分析」は明確に違うと教えられました。
「財務諸表分析」は、財務諸表の定量データのみを使った分析。
「経営分析」は、財務諸表のほかに定性データも使う分析。

与件文を使って「経営分析」をしなければ、といつも思うのですが、
気がつくと「財務諸表分析」をしているのです。

結果的に、こういった自分の悪癖をきっちり把握していたことも
数少ない勝因の一つだったのかも知れません。

さあ、事例W解答用紙の配布が始まります。
いよいよこの日最後の事例との戦いが幕を開けます。
posted by 熱血感動型 at 13:27| 埼玉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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