ドラゴン桜第2巻12限目で、型にはめ込まれることを嫌う受験生に対し、「素のままの自分からオリジナルは生み出せない。創造することはまず、真似ること。基礎となる型を身につけること」というアドバイスがあります。
私は、二次対策として模範解答の写経に当初、疑問がありました。
まず、時間がかかります。やりはじめても効果が実感できません。しかし、多くの合格者が薦めます。予備校の講師にも薦められました。ですので、渋々といった感じで写経を継続しました。
はじめたころは、TAC・TBC・MMCの模範解答を写経しましたが、写経を継続していくなかで、TBCの写経に絞りました。TBCの事例演習で実力を高める以上、TBCの文章構成を身につけたかったからです。
また、当初、与件文と模範解答を写経していましたが、模範解答のみを写経することにしました。与件文の写経に意義を見出せなかったからです。
結果、解答を書く際の文章の「型」が身につきました。解答とはこのような文章構成で書くのだな、という点がおぼろげながら分かったと思います。
差別化された答案とは、読みやすい文章構成という基本を押さえた答案であることが必要条件だろう、と思います。それがあって初めて「差別化」という土俵に乗る答案となるのだと思います。そして、そのためのトレーニングとして模範解答の写経は効果的だと思います。
さて、先日、社内講師の依頼を受けました。前回、前々回は2時間程度で収めましたが、今回は丸一日ということです。前回の内容をどのように膨らませていこうか、ワクワクします。