2008年03月10日

事例に対するスタンス

「ドラゴン桜に学ぶシリーズ」第5回は、事例に対するスタンスです。

 ドラゴン桜第2巻15限目で、問題を受験生に作成させ、その問題を受験生同士で交換して解く、という作業をさせます。その際に教師が受験生へ発したメッセージが、「問題とは人間が考えて、解く人のために作るもの」というものでした。

 この取り組みはTACで行っていると聞いたことがあります(今はどうか分かりません)。

 私は、二次試験学習当初は「どうやって正解を導き出すか」というスタンスで事例演習を繰り返していました。その延長線上に主催(?)する勉強会があり、そこでは、二次試験の過去問を解き、お互いの解答を見せ合い、議論する、ということをしていました。

 しかし、「どうやって正解を導き出すか」というスタンスからは、「何が正解か」が議論の中心になりがちでした。ですからメンバーと議論をしても、拠り所は受験機関の模範解答だったりするので、解答・解法を覚えてしまうと議論はあまり意味のないものになることがありました。

 その後、この「どうやって正解を導き出すか」という私のスタンスに変化がありました。何がきっかけで、いつ変化したのか分かりませんが、「どうやって正解を導き出すか」のスタンスから「どうやって根拠のある解答を書くか」のスタンスにシフトしていました。

 スタンスがこのようにシフトすると「なぜ、与件文のここにこんな一文があるのだろう」とか「なぜ、わざわざこういった言い回しをしているのだろう」と出題者の意図を読み取ろうするようになってきます。

 これを分かって欲しくて、ドラゴン桜の教師は受験生に冒頭のメッセージを発しました。

 そして、スタンスがシフトした結果、「この一文があるからこのような解答になる」、「この言い回しだからこそ、このような解答を書いた」と根拠のある解答を書くようになってきました。さらに「自分の言葉」で解答を書き、説明できるようになりました。

 事例問題は人間が考えて、受験生に解かせるためにある、ということを意識すると事例の見方が変わってくるかも知れません。

 現在、実務従事中ですが、実際に実務を行うと、「正解の提言」は無いように思いますが、「根拠を持った提言」は正解・不正解という垣根を越え大きな説得力を持ちます。

 誤解の無いように付け加えますが、上記のように、主催した勉強会の議論の内容はあまり良くなかったと思います。しかし、情報交換やモチベーションの維持、そして合格者からのアドバイスを直接受けることができたという面で非常に効果があったと思います。

 この「受験生のシナジー効果」については後日紹介することもあろうかと思います(ドラゴン桜に載っていたので)。

 この勉強会の存在も私の大きな合格要因でした。


posted by 熱血感動型 at 14:07| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴン桜に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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