2009年01月11日

即答

 <昨日のつづき>

 私の語りかけに、妻の気持ちが明らかに動きました。


 その彼女が、予想資金繰り表を見ながら放った、強烈なボディブローは、

 「これ、あくまでも予想でしょ?もし転んだらどうするの?」というものでした。

 
 私は静かに言いました。


 「転んだら立ち上がるだけだ」


 渾身のアッパーカットを放ちました。妻の眼が潤みました。

 どうやらヒットしたようです。


 しばしの沈黙の後、彼女は印刷したプレゼン資料を手にしたまま、

 書斎から出ていきました。

 「独立OK」の即答が欲しかった私は、ちょっと残念な気持ちでした。

 
 異性と交際する際、相手が自分に「あなたのこと好き」と言わなければ、

 交際ができないわけではありません。
 
 相手がそんな言葉を発しなくても、毎週末にデートを繰り返していれば、

 (相手の気持ちはともかく)それは交際と言えるはずです。

 
 小売店の店頭で、顧客が「これ買うわ」と言わなければ、

 購買が成立しないわけではありません。

 顧客がそんな言葉を発しなくても、「これ一緒に会計しますね」と言えば、

 (それで顧客がよければ)購買は成立するはずです。


 即答はもらえなかったけれど、大きな手応えはあった。

 今日はこれにてよし、とするべきだろう。


 その後、30分ほどPC作業をした私は書斎を出て、リビングに移動しました。

 
 リビングでは、妻が子供に私の独立について、相談していました。

 子供は私の独立推進派です。それは彼女も知っています。

 その子供に相談している姿を見て、「あぁ彼女もOKなのだろうな」と思いました。

 
 翌日。

 「ただいま〜」帰宅した私は書斎に入りました。

 机の上には、昨日、妻に渡したプレゼン資料が置かれていました。

 これをどう解釈するか?
 
 資料について、独立について、納得いかなければ質問するだろう。

 質問もなく、資料を私に返してきたということは・・・

 独立に対し「言うことなし」ってか?

  
 その後の家内は、子供に対し

 「お父さん独立するから、もう贅沢できないんだよ」

 と私の前で言うんです。


 <おしまい> 


posted by 熱血感動型 at 08:20| 埼玉 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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