2009年03月04日

落涙

 昨夕、雪の舞う代々木で私は彼女と正対していました。


 私は、10年前の夏、産業カウンセラーである彼女のもとへ頻繁に通っていました。

  幾たびのカウンセリングを経て、自身の視点が未来へ向くようになりました。
 
 そこで目標として見えてきたものが、中小企業診断士の資格取得でした。

 視点が未来に向き、目標が明確になると、

 徐々にカウンセラーのもとへ足が向かなくなりました。

 通う頻度が少なくなり、5年前の春を境に、彼女のもとを訪ねることはなくなりました。


 最近、様々なことが重なった私は、

 昨日、代々木のカウンセリングルームに出向き、5年ぶりに再会してきました。


 挨拶を済ませ、お互い椅子に腰かけ、

 近況を報告しようと私が口を開きかけたとき、溢れたのは言葉ではなく、涙でした。

 診断士に合格して、嬉しくて泣きそうになったことはあるけれど、

 涙が溢れたことはありませんでした。


 10年前の暑い夏、辛くて辛くてたまらない中、彼女のもとへ通ったこと、

 過去にどんなにこだわっても、過去は変えられないと気づいたこと、

 中小企業診断士の資格をとり、自分で自分の未来を創ろうと思ったこと、

 6年間の受験生活は大変だったけど、やっと合格できたこと、

 子供が学校で「お父さんは諦めずに試験を頑張った」と発表してくれたこと、

 私の独立を一番喜んだのは、安定第一主義の私の父親だったこと、

 
 思い起こせば思い起こすほど、彼女の前では言葉になりませんでした。

 診断士としての私の原点は、彼女との接点から生まれたことを再認識するとともに、

 なんでもっと早く、会いにこれなかったのかなぁ、という後悔の念も湧きました。


 そんな彼女が、今年6月にカウンセラー業務から身を引くことを知りました。

 昨日は、お互いを引き寄せた、何かの力が働いた気がしてなりません。


posted by 熱血感動型 at 05:21| 埼玉 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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