「気がついたら」解けるようになっていました。
また、私は、診断士を目指す前、クライアントとして産業カウンセラーのもとに通い、
自分探しをしていました。その結果、ある日突然、自分らしい自分が見つかった
わけではなく、「気がついたら」自分らしい自分になっていた、というのが実感です。
昨日、仕事で信頼関係を実感させる出来事が、何件かありました。
その方々とは、ある日突然、信頼関係が生まれたわけではなく、
やっぱり「気がついたら」信頼し合っていました。
事例演習にしても、自分探しにしても、信頼関係構築にしても、
正しいプロセスを踏んでいくと、結果は自ずとついてくるのだと思います。
突然、事例が解けるようになったり、
突然、自分らしい自分になることができたり、
突然、信頼関係が生まれたり、ということもあるかもしれません。
しかし、そういう「突然」を目指す姿勢は、
白馬にまたがった王子様が、自分を迎えに来てくれることを
ひたすら夢見続ける独身熟女のような、甘さというか軽さを感じてしまいます。
世の中、そんなに都合よくいかないのではないか、と思うわけであります。
ちなみに、結果が出ない時、現在のプロセスが正しいかどうか、
疑いたくなるのも事実です。
そういうとき、そのプロセスと心中する覚悟をもっているか否かが試されている、
ということを強く意識したいところです。
「固執」ではなく「覚悟」である点が重要なわけなんですが。