初めての自営業者としての確定申告について整理しておこうと思います。
持っていったものは、
・平成21年の所得税の確定申告書第一表〜第三表
・所得の内訳書
・平成21年分所得税青色申告決算書
(これら3点は国税庁のHPより入力・ダウンロードできます)
・その他、前職の源泉徴収票・退職所得明細・印鑑
そもそも本来、確定申告は2月16日から受付開始なのですが、
還付金が発生する場合は、16日を待たずに受付がされるとのことで、
昨日、税務署に出向きました。
電子申告は、手間がかかる割にメリットが少ないと判断しました。
まず、開業届を出すまでに、確定申告を
青色申告で行うのか、白色申告で行うのか決めなければなりませんでした。
青色申告は書類が青いから、白色申告は書類が白いから、
そのような名称なんだそうです。
確定申告において、税金が確定するわけですが、
税金は、売上から経費を引いた事業所得に一定割合を掛けて確定します。
青色申告はそれをするだけで、事業所得から65万円の控除が認められたり、
家族に仕事を専任で手伝ってもらう場合、給与が費用計上できるそうです。
ただし、B/SとP/Lを作成しなければなりません。
B/SやP/Lの知識は、診断士の勉強である程度知っていたので、
青色申告をすることを決めた上で、開業届を出しました。
このB/S、P/Lの知識や、その基となる簿記の知識のない自営業者が多いためか、
市では無料の講習会や税理士派遣を行っています。
講習会は年2回参加し、税理士派遣は年4回ありました。
開業届をもとに、ご案内が市から届きます。
ありがたかったのは、この税理士さんの派遣制度です。
税理士さんが自宅に来てくれて、色々詳しく説明してくれます。
また、メールでも質問を受け付けてくれて、素朴な疑問に色々と答えていただきました。
青色申告用のソフトがあったほうが、何かと楽、とも聞いていたので、
適当にネットで検索してみました。
しかし、あまり製品の違いが分からなかったので、手ごろな値段のものを購入しました。
つまり、ソフトはどれでもいいのかもしれません。
エクセルでもいい、という話も聞いたことがあります。
費用の管理については、当初スクラップブックを購入し、
領収書はそれに貼っていたのですが、
別に確定申告の際にそれを持っていくものではないことを知ったので、
要らない雑誌に貼り付けるようにしました。
青色申告ソフトに後日、まとめて入力するよりも、
出来るだけその日のうちに入力することを心がけました。
確定申告期限間際になって、時間に押されたくありませんでした。
ソフトに入力すると伝票の番号が振られるので、
領収書にはその番号を書きこんでおきました。
また、Suicaで支払った電車代は領収書が出ないので、
税理士さんに相談の上、それについてのみ領収書なしで経費計上しました。
売上も同様にソフトに入力することはもちろんですが、エクセルで売上一覧表を作成し、
源泉徴収額や支払者などが分かるようにしておきました。
これをやっておいたのは良かったです。
国税庁のHPから確定申告の書類を作成したのですが、
源泉徴収額を入力する際に役立ちました。
ちなみに源泉徴収額の勘定科目は前払金です。
確定申告の感想は、多くの先輩方が言うように、
済んでしまうと「なんだ、こんなものか」という感じでした。
「出産と同じで終わっちゃうとあっけないものだ」と妻に話したところ、
子供を産んだことがないのに、分かった口をきくな、とでも言いたげに
「それは違う」と一蹴されましたけど。