卓球といえば、福原愛選手の存在感が大きいと思うのですが、
平野選手も相当な実力者のようです。
個人的には、北京五輪で大層厳しい顔をして試合をしていたのが
印象に残っています。
テレビでは、この平野選手の強さの秘訣について特集をしていました。
もともと、がむしゃらに練習をする選手なのですが、
なかなかブレイクスルーが出来ず、悩んだ時期があったのだそうです。
悩みに悩んだ末、平野選手は「がむしゃら」という立ち位置から、
「求道者」という立ち位置に変化を遂げます。
がむしゃらに練習量のみをこなすのではなく、
自分は卓球を通じて何を求めているのか、
そのためにはどのような練習をするべきか、といった本質的な視点で
自分を見つめるようになります。
この視点の転換により、実力がグッと伸び、
勝利をものにし、周囲からの期待にも応えていくことになります。
練習量の追求から、卓球選手としての在り方の追求へ。
表面的な視点から本質的な視点への転換は、
自己満足から他己満足へと進化を遂げることになります。
なぜ、視点を転換できたか。
それは「強くなりたい」という一心だったと思います。
原点を見失わなければ、道は拓ける。
そんなことを思い、感動してしまいました。