2010年12月23日

座席

 先日、電車の座席に座ってパソコン作業をしていた時のことです。

 それまで私の前に乗客は立っていませんでしたが、
 混雑してきた結果、私の前に女性が立つことになりました。
 ふと、その女性が杖をついて立っていることに気がつきました。

 お見受けしたところ、50代半ば頃か。ヨボヨボという感じではありませんが、
 やはり杖を使って電車の揺れに抗っているのは、見るに堪えません。

 パソコン作業を中断し、
 「どうぞ」と声をかけ、席を譲るために立とうとしました。

 するとその女性がにこやかに一言、「大丈夫ですよ」と。

 それだけではありません。
 私を立たせまいと両手で私の肩をおさえるのです。
 予想外の行動プラス予想外に力が強い。

 女性に両肩を掴まれたのって何年ぶりのことだろうか、と
 あらぬことが頭をよぎりました。

 完全に座席に抑え込まれる形になってしまった私。
 う〜ん。譲るに譲れない。

 席に座りパソコン作業を再開するも、目の前の杖が気になってしまいます。
 目の前に杖をついて立っている女性がいながら、座ってパソコン作業をしている私。
 事情を知らない後から乗車してきた人々は、その光景を見てどう思うのかな。
 そもそも何でこの女性は譲られたくないのか。
 パソコン作業をしている私に気を遣ってくれているのか?・・・・
 
 車内で完全に集中力が切れてしまいました。

 車内で座席を譲ろうとした私は、
 実は、杖をついた女性を慮っているのではなく、
 自分の心理的プレッシャーから逃れるために譲ろうとしたのだと、
 改めて思いました。


posted by 熱血感動型 at 12:57| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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