2011年11月03日

魔法

 子供の頃、ウルトラマンになって空を飛んだり、
 手から光線を出したいと思った時期がありました。
 
 歳を重ねるにつれ、どんな変身グッズを使っても、
 ウルトラマンにはなれないし、
 ウルトラマンのように宙に浮いたり、
 光線を出すことも無理だと分かってきます。

 ところが経営相談をしていると、
 無理を可能にしてほしいという経営者と出会うことがあります。
 つまり彼らの要望は「苦労せずに売上を上げる魔法を知りたい」なのです。 

 相談の場で彼らはそれなりに歪曲な表現を使うので、
 相談当初は彼らの意図が読めません。

 しかし、色々と話を聞いて、煎じ詰めていくと
 彼らの意図は「魔法が欲しい」なのです。

 彼らがやっかいなのは、自分はそう思っているということに気付いていないこと。
 いや、気付こうとしない、と表現したほうが正解かもしれません。

 話を聞いていくと、これまで何もやってこなかったわけではない。
 それなりに努力もしてきたわけですが、
 その努力の結果、行き着いた先が「業績向上には魔法が必要」であるならば、
 あまりに悲しい結末と言えはしまいか。

 魔法で業績を上げようとする経営者と、
 できること、できないことを明確にして、できることを地道にやっていく経営者。
 どちらの会社が業績があがるのかは自明の理ではないでしょうか。

 診断士の大事な仕事のひとつとして
 経営とは魔法を使うことではないことに気付かせる、
 ということが挙げられるのかもしれません。


posted by 熱血感動型 at 08:54| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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