駅には「ようこそウルトラな街へ」と表記がありました。
また、駅前にはウルトラマンの銅像があり、
駅前商店街のいたるところに「ウルトラマン商店街」の表記がありました。
ウルトラマンにゆかりのある商店街が、
ウルトラマンを集客の目玉にしようと取り組んでいる記事を読んだことがあります。
それがここだったのか。しかし、ウルトラマンとどんなゆかりが?
さて、目指すは世田谷区砧。「砧」を何と読むか分かりませんでしたが、
電柱の住所表示にふりがながありました。「きぬた」と読むようです。
「ウルトラマン」。そして「きぬた」。
2つのキーワードから、幼少の記憶がありありと蘇ってきました。
私が幼少の頃、夢中になって観ていたウルトラマンシリーズでは、
オープニングテーマが流れる中、出演者や協力会社の名前が出てきます。
その中に「キヌタ・ラボラトリー」がありました。
「タヌキ」を逆さまにした、変わった名前。
人の名前なのか、会社の名前なのか。
そんなことを思いながら、毎週毎週、画面に映る、
「キヌタ・ラボラトリー」という文字を観ていました。
そのキヌタ・ラボラトリーの「キヌタ」とは地名なのか?いや、きっとそうだ。
仕事が終わり、帰宅途中にネットブックでググってみると、やっぱりそうでした。
キヌタ・ラボラトリーとは、撮影したフイルムの現像所なんですね。
そして、ウルトラシリーズを手掛けた円谷プロダクションも当地にあるのだそうです。
ちなみに幼少の頃、「円谷」を「えんたに」と読んでいたのは私だけではないと思います。
時とともに忘れ去られた、キヌタ・ラボラトリーの謎。
この謎が蘇ると同時に、氷解するように解けていく。
最近、何となくレトロな出来事が続いています。