2011年04月25日

評価

 その時は軽く聞き流したものの、妙に引っ掛かる言葉に出会いました。

 あるお母さんが放った「私は子育てに失敗しました」という言葉です。

 ある事象をもって、自分自身の子育てを評価した結果、
 それは失敗であり、もっと良い子育てをするべきであった、
 という判断をしたそうです。

 そのことは、お子さんが、
 「失敗した(と母親が評価した)子育てを受けてきた」ことを意味します。

 そのような心持の母親と子供の関係を考えたとき、
 母親は加害者、子供は被害者です。

 母親は子育てに後悔し、負い目を感じていますから、
 子供に正面から向き合いにくくなります。

 子供はそのような母親の心に敏感に反応します。
 「対応」ではなく「反応」であるところがポイントなのですが、
 えてして、その反応は母親の期待する結果を引き起こしにくいものとなります。
 
 自身の子育てを失敗と評価するのは母親の勝手ですが、
 気付かねばならないのは、その評価が母子関係において、
 負のスパイラルを巻き起こしている、ということです。

 子供が母親の期待に応えることができない。
 それをもって子育てに失敗したと判断するのは、
 自分も子供も苛まれるということです。
 
 例えば、診断士の試験勉強で不合格になった。
 それを失敗と評価するか、合格という成功への階段を上がったと評価するか、
 それによって次年度の受験勉強に対する姿勢が違ってくるはずです。

 自身が精一杯取り組んだ結果を、簡単に失敗として片付けてはいけない。

 「子育てに失敗した」という言葉に、
 私が引っ掛かりを感じていた理由がようやく見えてきました。



posted by 熱血感動型 at 13:12| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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