2011年10月25日

標的

 例えば、月刊企業診断は、
 診断士とその受験生をターゲットにしています。

 例えば、雑誌週刊ベースボールは、
 野球好きの人をターゲットにしています。

 例えば、雑誌昭和40年男は、
 昭和40年生まれの男性をターゲットにしています。

 ターゲット顧客を設定するのは、
 限られた経営資源をターゲットに対して最大限活用し、
 顧客満足を最大化するためです。

 ターゲット顧客を設定しないということは、
 不特定多数の顧客に中途半端な満足しか与えられないということです。

 さて先日、人でごった返す新宿駅に降り立ったときのこと。
 自動改札を通り抜けた際に、
 「お父さん」と呼ぶ女性の声が聞こえました。

 振り向くと、改札のあちら側にいる中年女性が、
 改札のこちら側へ行ってしまったと思われる、
 父親を呼んでいる模様。

 「お父さぁーん、おとうすぁーん」と呼んでいますが、
 彼女の父親らしき人からの反応がありません。

 すると、私の横を歩いていた中年男性が一言。
 「この辺りを歩いているおじさんはみんな『お父さん』なんだよな」

 確かにそうだ。
 では、彼女はお父さんを何と呼ぶべきなのか?

 「私のお父さん」と呼ぶ?
 これでは多くのお父さんが該当してしまいます。

 娘さんの名前を入れて「田中花子(仮名)のお父さん」と呼ぶ?
 それとも「田中花男(仮名)さ〜ん」と父親の名前を呼ぶ?
 これなら確実かも。でも衆人環視の中で、個人情報を叫ぶことはできないし。

 良いんです「お父さん」で。
 彼女が「お父さん」と呼ぶことで、
 彼女が「お父さん」と発声することで、
 該当する「お父さん」は絞り込めているのです。

 当たり前のことに行きつくまで、
 ターゲットについて考えてしまいました。

 お父さんと娘さん、無事に再会できたかな。



posted by 熱血感動型 at 08:24| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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