2011年12月29日

時代

 昨日の続き

 食っていける診断士になるには。この命題に直面していた2年前の私は、
 診断協会の役員であるAさん、研究会で知り合った営業力の高いBさんから
 有効なアドバイスをいただきました。

 次はCさんを訪ねました。Cさんとはブログで何度かコメントのやり取りを
 させていただいたのがきっかけでお付き合いが始まっていました。
 その後は、彼が主催する研究会に参加したり、
 独立前に相談に乗ってもらったり、お仕事を一緒にさせていただいたりと
 リアルなお付き合いが続いていました。

 さて、お会いしたCさんの表情、そして雰囲気は、
 それまで私が見たことのないものでした。

 一言で言うとイラついているんです。
 忙しくてイラついているとか、嫌なことがあってイラついているのではありません。
 私の不甲斐なさにイラついていることが直ぐに分かりました。

 Cさんからは、詰問調で
 「なぜあの仕事に手を挙げなかったのか」
 「夜は何時まで働いているのか」
 こんな質問をもらったと記憶しています。

 そんな中、Cさんがこんなことを言いました。
 「今日の仕事がないから、今日の仕事を今日欲しいというのは無理な話だし、
  明日の仕事がないから、明日の仕事を今日欲しいというのも無理な話。
  我々の今日の活動は、半年後の仕事に結びつくんですよ」

 つまり私は短期的な視点に陥っていたのです。

 マーケティングの説明をする際にセリングという概念を対比させることがあります。
 マーケティングは、明日以降の売上を如何に得るかを考えるのに対して、
 セリングは、今日の売上を如何に得るかを考える。
 
 当時の私は、完全に今日の売上しか考えないセリング思考に陥っていました。

 また、マーケティングではお客様のニーズを考えるのに対して、
 セリングは、自社の既存商品・既存サービスを如何に売るかを考える。

 当時の私は、発注者寄りの視点はほとんど持ち合わせておらず、
 自分の作った研修、自分の経歴を活かしたコンサルを如何に売上につなげるか、
 というセリング思考に陥っていました。

 言い方を変えるとマーケットインではなくプロダクトアウトだったのですね。

 こういう風に考えると、理屈は診断士の受験対策で学んでいるし、
 それをセミナーで伝えることもしている。つまり自分ではわかっているんです。
 しかし、いざ自分ができているかどうかというと、できていないんですよね。

 このことを正当化するつもりは一切ありませんが、
 自分で自分をコンサルするには、あまりにも心理的距離が近いんです。
 あるベテランの産業カウンセラーも、自分の子供をカウンセリングすることは無理だ
 とまで言い切っています。

 ですので、よくコーチングにおいて、コーチが他のコーチと契約しているケースを
 お聞きしますが、これは的を射ていると思います。
 (コンサルが他のコンサルと契約しているのはあまり聞いたことがありませんが)
 
 さて、その後、Cさんは私を某コンサルティングファームへ紹介してくださり、
 仕事の受注につなげてくださいました。

 それから1年後、所属するグループの忘年会には、
 「1年前、仕事がなくって大変でしたよね〜」と笑いあうCさんと私がいました。
 私の頭の中には、中島みゆきの「時代」が流れていました。
 
 

 次回はAさん、Bさん、Cさんからの助言から
 私が学んだことをまとめてみたいと思います。

 続く


posted by 熱血感動型 at 07:02| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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