2013年01月25日

仁王

 私が通っていた小学校は4年生になると、 
 生徒は部活動に参加できる権利が発生します。

 そして私は、野球好きの父親の影響もあり、
 4年生になると、迷わず野球部に入部しました。
 
 野球部の監督はとっても温和な方でしたが、
 チームは強くもなく弱くもなく、
 地域では真ん中の上程度の実力であったと思います。

 その後、小学5年生になると監督が変わりました。新監督は怖い方でした。

 そもそも出で立ちからして、頭髪が薄く、たくましい体格で、
 「仁王像」のような方でした。

 ある日、監督がいない時に、私たちは野球の練習をサボり、
 ソフトボールで遊んでいたことがあります。

 それが監督に見つかったとき、私たちは横一列に並ばされ、
 監督からソフトボールを思いっきりぶつけられました。

 また、守備練習で監督がノックをするわけですが、
 ノックバットから放たれた打球をエラーすると、
 そのエラーの原因が気持ちの緩みにあった場合は、お尻をバットでぶたれました。

 ある日、メチャクチャ弱いチームと試合をしたことがあります。
 もう、戦う前から我がチームは余裕しゃくしゃくでした。

 そんな中、我がチームのエースで4番のA君がヒットで出塁しました。
 そのA君が、次打者の初球で盗塁を企てました。

 我がチームは、序盤から大きな点差をつけており、
 また、1塁ベースからさほどリードもとっていなかった、
 つまり、誰が見ても盗塁を企てる必要性のない場面で、
 A君は盗塁を企てました。

 2塁ベースへスライディングもせず、結果はアウト。
 悪びれた素振りも見せず、悠々とベンチに引き上げようとしたA君。

 この時、監督がベンチから飛び出し、
 2塁ベース近くにいたA君に走り寄り、平手打ちをしました。
 応援団として、大勢の学校の先生や、生徒の父兄がいる中で、です。
 今なら、大問題になりそうな話です。

 そんなスパルタ指導を受け、
 我がチームは地区大会で優勝を成し遂げました。
 強くなれたのです。

 当時の我々は、A監督の言うことに着いていけば、
 強くなれると固く信じ、体罰の理由も明確でしたので、
 ボールをぶつけられても、バットでぶたれても、納得感はあったと思います。

 体罰が問題になっています。
 仁王のA監督だったら、この件をどのように捉えていらっしゃるのか、
 是非聞いてみたいと思っています。
posted by 熱血感動型 at 10:17| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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