2008年01月11日

耳元

H19年10月21日(日)10:40
2次本試験事例Tが開始されてから40分が経過しました。
80分のうち、ちょうど折り返し地点です時点です。

解答を書く作業に移らねばなりません。

第1問の解答から書出しました。

第1問
バブル経済崩壊後、10年以上にわたって続いた長期景気低迷も、2003年以降回復
傾向にある。A社もそうした景気回復を追い風に業績を改善しつつある。しかし、
活況を取り戻しつつあるとはいえ、今日の消費市場は、以前にも増して不透明さや複
雑さが高まっている。A社が事業を展開している宝飾品市場は、どのような不透明さ
や複雑性を抱えていると考えられるか。100字以内で答えよ。


なんとも、ぼやかした設問です。
H17年の事例T「経済効果」を問う問題を思い出しました。
まず、解答の型を決めました。
「宝飾品市場の動向は、○○といった不透明性がある。また、○○といった複雑性がある」
で書こうと決めました。

では、何が不透明性で何が複雑性なのか。

まず、頭に浮かんだのは「ニーズの多様化」でした。
インポート・ブランドの市場拡大は顕著(与件第6段落6行目)
→色々な顧客が増えている→色々なニーズが増えている
と類推したためです。

さて、ニーズの多様化は不透明性なのか?複雑性なのか?

様々なニーズが存在→標的顧客の持つニーズを見極めることが困難→ターゲットとすべきニーズが見えにくい
見えにくいのですから、不透明性なのだろうと思いました。

「ニーズの多様化」を不透明性の核とすることにしました。

次は、複雑性です。

目に付いた与件は、
A社が取り扱っている2つのブランドの国内での知名度は、有名インポート・
ブランドのように高くなく、限定的な市場で知られている
(第7段落1〜2行目)
ブランド力を高めていくことができるかが大きな経営課題(第7段落4行目)
販売促進費用を継続的に負担していくことは現実的ではない(第7段落6行目)
A社商品は比較的ブランド力が低く、A社は資金力が低い。
とはいうものの、金をかけずにブランド力を高めていかなければならない。

お金をかけずにブランド力を高めることは、一般に「困難」だよなぁ。
「複雑」ではないよなぁ。

待てよ、「複雑」だから「困難」なのでは?

何が複雑なのか?

振り出しに戻った気がしました。

まて、振り出しに戻ってはいない。もうひとりの自分が耳元でささやきます。

「困難」を招いている原因は、「複雑性」です。

そうか、「費用をかけずにブランド力を高める困難性」の原因を遡及すればいいのか。
なぜ、ブランド力を高めなければいけないのか。
市場の拡大により、多種多様なブランドが乱立しているだろう。
そうか、競争が激しいんだ。優位性を確保するには外部環境が複雑なんだ。

どうやらうまくまとまりそうです。

「ブランドが乱立」「販売促進費を使わずにブランドを育成」を複雑性の核にすることにしました。

さて、書き出しです。

【再現答案】
宝飾品市場の動向は、市場が拡大傾向のイ
ンポート・ブランドへのニーズの多様化によ
る不透明性がある。多種多様なブランドが乱
立する中、販売促進費を抑えつつニッチ市場
を開拓しブランドを育成する複雑性がある。


ちょっと言葉が足りない気がしましたが、第1問へ配分した時間は経過しそうです。
これでよし、としました。

本試験で迷いは禁物だと思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
景気の回復を追い風に業績を改善しつつある宝飾品業界の市場環境の変化とその背景を、中小企業診断士の立場から、客観的に分析する能力を問う問題である。
でした。

とりあえず、無難な立ち上がりだろう、と思いました。
ランナーは二人ほど出したけど、無失点で切り抜けた1回表、という感じでした。

「ランナーを何人出してもいい。大崩れせず、9回まで完投すれば勝機はある。」

耳元でもうひとりの自分がささやいていました。


posted by 熱血感動型 at 16:24| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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