2008年01月28日

満載

H19年10月21日(日)14:47 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例V第2問の解答作成作業に取り掛かりました。

第2問(配点20点)
C社では、広告代理店が介在する受注の増加によって、収益面や生産面に影響を受
けている。そうした広告代理店との取引増加をどのようにとらえ、どのような対策を
講じる必要があるかについて120字以内で述べよ。


まずは、収益面と生産面の影響を把握しないといけません。
そして、それらの影響をどうとらえるか。
さらに、それらの影響にどう対策を講じるか。

収益面の影響について着目した与件は、
こうした広告代理店が介在する取引の増加は、C社の収益性に影響するだけではなく、
次のような問題を引き起こしている
(第7段落1〜2行目)

文脈から、収益性に対して悪影響を与えているのだろうと推測しました。

最終ユーザーと異なり、印刷企画を自ら手がける広告代理店からの受注では、ほぼ完成品
に近いデータがC社に提供されるケースが増えてきている
(第7段落2〜4行目)

こういう受注では、C社の仕事が少ないわけですから、利益も少ないだろうと推測しました。

収益面の影響は、利益率が低い。

生産面の影響について着目した与件は、
(完成品に近いデータを)印刷データに変換する際のトラブルの発生は、
印刷予定の混乱要因になっている
(第7段落4〜5行目)
最終ユーザーとのかかわりが薄ければ薄いほど、
印刷時の色調上のトラブル発生が多くなる
(第7段落5〜6行目)

広告代理店との取引は、生産面へも悪影響を与えているんだなぁ。

ただし、こうした問題は、印刷物特有の手直し・修正などの仕様変更と、本社と工場間の連絡ミスなどの管理体制の遅れによって発生しているケースも少なくない(第7段落6〜8行目)

C社側にも問題点があるんだ。
それを改善すれば、収益面でも生産面でも悪影響を改善できるんじゃないか?

過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。

C社自身が変えられることを変えることで、
広告代理店との取引を改善していければそれに越したことはない。

とすれば、広告代理店との取引は「機会」だ。

収益面・生産面で悪影響を及ぼしているが、C社サイドの対策で改善できる。

では、どう対策をうつか。

与件からは、

・ほぼ完成品に近い印刷データを変換する際にトラブルが発生する
→印刷予定が混乱する

・最終ユーザーとのかかわりが薄い
→印刷時の色調上のトラブルが発生する

印刷予定の混乱・トラブルの発生の原因は、
@手直し・修正などの仕様変更、A本社と工場間の連絡ミス
も少なくない。

これらが読みとれます。

トラブルの原因をどうつぶすか。

着目した与件は、第3段落
生産工程は、「組版」→「製版」→「印刷」→「製本」(1行目)
「製版」とは、印刷機にかける刷版の作成までのさまざまな版づくり工程をいう(2〜3行目)
「組版」と「製版」をコンピューター上で同時に行うDTPの採用が拡大(4〜5行目)
C社の印刷紙面づくりはこのDTPを採用している(5行目)
ただし、C社では、本社のDTP部門が「組版」と刷版を除く「製版」を、工場が刷版以後の工程を担当(6〜7行目)

現状が第3段落のようになっている。
その結果、第6段落のようにトラブルが発生している。
その原因のひとつに「連絡ミス」があった。

「連絡ミス」

ここでもう一度、第3段落6〜7行目
ただし、C社では、本社のDTP部門が「組版」と刷版を除く「製版」を、工場が刷版以後の工程を担当

におうなァ
DTP部門が刷版を除いていることに正当性があるのだろうか?
正当性に関する記述がないなら、DTP部門が「組版」と「刷版も含めた製版」を担当すれば、連絡ミスって少なくなるのでは?

これを「連絡ミス」の対策にしよう。

次は、「仕様変更の対策」だ。仕様変更に対応するには柔軟性を持たないと。
どうやって柔軟性を持たせるか。与件を見渡しましたが、着目できる記述が見当たりません。

迫る時間。

書いちゃえ。
【再現答案】
 広告代理店との取引は、利益率改善の機会
ととらえる。工場で行っている刷版工程を本
社のDTP部門が行うことにより、本社と工
場間の連絡ミスを削減する。さらに、仕様変
更に対する柔軟な対応を行える体制を構築す
ることにより、利益率の改善を図っていく。


半分程度の点数だろうからそれで良し、と思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第2問
最終ユーザーとの直接取引によって発展してきたC社の広告代理店経由の受注増という
事態を、どのように理解し解決できるかについての経営環境把握能力と問題解決能力を問う問題である。


この事例Vは、与件にヒントが満載だと思いました。
反面、解答として何でも書けるという部分で、
マーケ事例に似た問題、という印象を持ちました。


posted by 熱血感動型 at 14:01| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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