2008年02月04日

重複

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例W 第1問の解答を考えていました。

第1問の一つ目の経営指標は「売上高総利益率」を選択しました。
これは、総資産利益率に売上高をはさみ、
総資産回転率と売上高利益率を算出し、利益率の売上高に着目した結果でした。

では、費用は?ここで着目したのは販促費です。

H18年度の販促費は480百万円に対し、H19年度の販促費は464百万円と減っています。

この減り方は尋常なのか?異常なのか?

売上高対販管費比率を算出しました。
H18年度 売上高対販管費比率 14.925%
H19年度 売上高対販管費比率 16.0%

絶対額は減っているものの、比率は増加している。

与件には、
しかし、近年では基礎化粧品といえども、より健康志向、安全志向が進み、大手メーカー
が次々と新たな基礎化粧品を市場に投入しており、今後は早急に基礎化粧品に関する
新製品開発を進めることが求められている
(第2段落2〜5行目)
かねてより当該成分にかかわる基礎研究を進めてきたものの、製品の開発には至っていない(第5段落1〜2行目)

新製品開発はD社の課題だ。研究開発費が嵩んだのか?

【再現答案】
A(a)売上高対販管費比率
 (b)16.00%
 (c)消費者の健康志向、安全志向の進展と大手メ
   ーカーの新製品投入への対応として新製品開
   発を行い、研究開発費が増加するためである。


「研究開発費が増加」とは言い切れませんが、
時間と字数制限のプレッシャーに負け、このように書いてしまいました。

一つ目の経営指標で、「売上高総利益率」をあげ、
売上高低下という問題点の原因を指摘しました。

二つ目の経営指標で、「売上高販管費比率」をあげ、
研究開発費増加という問題点の原因を指摘しました。

この時点で、
私の頭からは収益性・安全性・効率(活動)性の切り口は飛んでいました。

B/Sに目を転じます。
流動比率、当座比率を計算しました。

H18年度 流動比率 174.4% 当座比率 127.7%
H19年度 流動比率 175.4% 当座比率127.4%
流動比率はわずかに改善され、当座比率はわずかに悪化。
原因は「棚卸資産」であり、P/Lでは売上高は落ちている。

棚卸資産回転率を計算しました。
H18年度 棚卸資産回転率 9.6回
H19年度 棚卸資産回転率 8.7回

なぜ棚卸資産回転率が低下したか?
取扱薬局の廃業による減少が、売上低下をもたらし既存製品が滞留しているのだ。

チャネル減少による問題は一つ目の経営指標で指摘していますが、
それでもよしとしました。

新製品の開発も進んでいないことも棚卸資産が増加している原因では?
よし、これも入れよう。

【再現答案】
B(a)棚卸資産回転率
 (b)8.70回
 (c)D社製品の取扱薬局が、廃業により減少して
   おり、製品在庫の販売が停滞する。また、新
   製品の市場投入も進んでいないためである。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第1問(配点25点)
D社がこのままの経営政策を取り続けた場合に生じると考えられる問題点を、財務分析
の面から的確に指摘できる能力を確認する問題である。D社の財務諸表と状況説明文から
判断して、自ら適切な経営指標を選択し、その名称を正しく理解し、指標値を正確に算定
できるか、さらに経営政策上の問題点とその原因の所在を論理的に説明できるかを問うて
いる。


@の解答内容とBの解答内容が重複しています。
事例Tの解答でも事例Uの解答でも、解答内容は重複しまくりの状況でした。

ちょっと気になりましたが、時間が迫ります。割り切って第2問へ移行しました。

私は、2次対策のひとつとして「ロジカルシンキング」の本を何度も読みました。
しかし、本試験会場で、MECEにこだわりすぎると解答を書けなくなります。
重複は恐れなくてもいいのではないか、と今は思います。

逆に、Why So?(それは何故?)、So What?(だから何?)にはこだわるべきだと思います。


posted by 熱血感動型 at 14:51| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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