2008年04月14日

忍者

 「いいですか、東大が真に求めている学生とは、山ほどの知識を記憶している学生ではなく、色々な物事をその場その場で吸収するための手段を持っている学生です」

 ドラゴン桜第11巻96限目で桜木弁護士が父兄に向けて言った台詞です。

 先月、研究会で知的財産権ゲームをやりました。4人一グループとなって、いかに市場を独占し、いかに収益を稼ぐかを競うゲームでした。

 私は、予め経営法務のテキストを読んで参加しましたが、ほとんど勝てませんでした。このゲームの上位者に感想を聞いたところ、手持ちのカードによって次の手を考えるという「柔軟性」が大事、ということでした。

 診断士の試験は、一次二次とも知識だけでは対応できません。私は、学習当初にこの点を見誤っていました。とにかく一次を通るために、莫大な知識を頭に入れようとひたすら暗記をしました。

 H14年の初受験は論外として、H15年対策は暗記重視で行いました。ところが、新制度移行ごH13年、H14年は比較的簡単だった一次試験が、H15年で一気に難化しました。見たことも聞いたこともない単語のオンパレードでした。特に、運営・法務・情報でこの傾向が顕著でした。

 結果、手も足も出ない問題が多すぎて、不合格でした。

 合格した今、言えるのは、やはり現場対応力のある受験生が合格すると思います。

 では、「現場対応力」とは?

 私流に言えば「何物にもとらわれない心」のことだと思います。自身が受験勉強で仕入れて来た知識、問題を解くルールや手順、時間配分などにとらわれない心です。

 もちろん、知識・ルール・手順・時間配分などは大事です。でも、それにとらわれすぎると、逆に現場対応力が低下してしまいます。

 お互いに剣を持って戦っているときに、自分の剣が折られ、相手に歯が立たないと気づいたとき、それでも折られた剣で相手を倒そうとする、そんなことを私はやっていました。

 剣が折れたときのことを想定し、短刀や手裏剣を用意するのでは、まだ現場対応力は低いです。地面の石ころやその辺の木の枝を有効な武器として使えるように訓練しておくくらいでないと、現場対応力があるとは言えない気がします。

 自分の剣にこだわり続けた結果が6年という受験期間の長さにつながったと思います。そういう意味では、診断士は「士(さむらい)」ではなく「忍者」でなくてはいけない気がしますが、いかがでしょうか。



posted by 熱血感動型 at 13:52| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴン桜に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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