2008年05月26日

祈念

  昨日、当ブログにATさんより以下のコメントをいただきました。

 私は事例を解いたときによくあるのが、事例文を読んでいる時には意識している記述の部分を設問の答えを書くときには抜けてしまうことです。また、設問の求めにもれなく答えていても、根本的に間違っていることもあります。この対策として事例文をよく読む、マーカーを工夫するなど考えてやってみてはいますが、中々、効果があがりません。事例文をよく読むといっても時間の関係で結局通して読むのは最初の一回だけになることが多いです。もちろん個人差などありますし、自分で考え、自分なりの方法をつくることがベストとも思っています。でも、なにかヒントになるようなご経験等ございましたら教えてください。よろしくお願いします。また、勉強会には参加したことがないのですが、どのような効果があったのか等

 今日のエントリーはATさんのご質問に答える形で行ってみようと思います。

 ATさんのコメントを私なりに解釈すると以下のようになります。
 
 まず、
 二次事例演習において、効果的な対策のヒントとなる経験があったら教えて欲しい。
 具体的には、@解答要素として意識した与件を、解答に盛り込めるようにする対策、
 A設問の求めを根本的に外さないようにする対策、です。

 それと、
 勉強会に参加することで得られる効果を教えて欲しい。

●まず、解答要素として意識した与件を解答に盛り込めるようにするには。
 
 私は、与件をSWOTする際、青・緑・ピンク・オレンジの4色蛍光ペンでマーキングしていました。また、とても大事だと思われる記述は黄色の蛍光ペンでマーキングしていました。他に気になる部分は、赤のボールペンでアンダーラインを引いていました。

 ひと通りマーキングやアンダーラインを引き終えた後、設問と与件を行ったり来たりして解答要素を探しますが、抽出した解答要素は、設問文の余白にメモとして残します。

 ひと通り、メモ書きが終わったら、解答を書くのですが、解答を書く前に、メモ書きの内容は与件のどこから引っ張ってきたものか、確認をします。

 確認のために、与件とメモを見比べて、メモ書きの基にした与件をシャーペンで丸囲みをします。

 そうすると、丸囲みされないマーキング部分、アンダーライン部分が必ず残ります。

 「その部分は解答に使わなくて良いのか?」と自問した上でOKと判断できたから、解答を書いていました。

●次に、設問の求めを根本的に外さないようにするには。

 題意を外さないようにするには、と解釈しましたが、それでよろしいですか?>ATさん

 「題意を」外さないようにするには、題意を外さない人間になることです。

 禅問答みたいですがw、私は、日々他人との会話の中で、自分が題意を外していないか意識すると同時に、他人が題意を外していないか観察しました。

 題意を外した答えとはこういうことか、と気づけたらしめたもの、です。

 また、「根本的に」外しているということは、根本に目が向いていない、ということです。

 これは原因と結果を切り分ける訓練が必要です。

 実績が低迷しているA社があったとします。A社には優秀な人材がいません。優秀な人材が居ないということは、実績が悪い原因でしょうか。実績が悪いから人材が流出した、という結果でしょうか。

 それは与件が教えてくれるのだと思います。問題は、それを意識して与件をよんでいるかどうか、だと思います。

 私がそうであったように、多くの受験生は「結果」について述べた解答を書きがちで、「原因」について述べた解答って少ないと思います。

 言い換えれば、根本的な原因に目を向ければ(根本的な原因を見つけようとすれば)、合格可能性は高まるということです。

●最後に、勉強会の効果について。

 他人との勉強は、自身以外の視点やノウハウを学ぶには絶好の機会だと思います。ですから、目的意識がはっきりしているなら、勉強会の参加は効果的だと思います。

 ちなみに私は、多様な視点やノウハウは、勉強会ではなく、TBCのグループディスカッションで得ました。

 勉強会を自己の解答、考え方の正当性を主張する場、としてとらえるのなら、ストレスが溜まる一方ですから、勉強会には行かない方が良いと思います。

 私がそうであったように、謙虚に参加しているつもりでも、気づくと自己保身の議論になっている場合が多いと思います。

 私は、こういった気づきを自分が主催する勉強会で得ました(泣)。そんな勉強会でしたから、大して人も集まりませんでした。

 ちなみに、自己の正当性を主張する方は合格しにくいと思っています。

 また、学校の講義にしっかりついて行けていているなら、勉強会の参加も良いとと思いますが、そうでないなら、まずは学校の講義を消化することを優先された方がいいと思います。

 学校の講義もそうですが、勉強会は参加しただけで、勉強した気になりやすいですから。

 ちょっと長くなってしまいましたが、これらの助言が受験生の方にとって【ナイスな】助言であることを祈念しています。

 


posted by 熱血感動型 at 16:16| 埼玉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
熱血先生!!大変参考になるアドバイス、有難うございました。@「マーキング部分の丸囲み」、工夫してみます。A「原因に目を向ける」、ご指摘どおり、いつもは「つまり何か(結果)」を答えることに意識を集中しすぎて根本的な原因に目を向けるのを怠っていたと思います。B「勉強会」については、時間がない中で当面自分の見えている課題をつぶすことが優先だなと思いました。何しろ頭でわかってもできるまでが大変です。思い切ってうかがってみて良かったです。本当に有難うございました。
Posted by AT at 2008年05月26日 22:24
> 「題意を」外さないようにするには、題意を外さない人間になることです。

う〜ん、【ナイスな】アドバイスですね、熱血さん。

「題意を外さない人間」になるために、私が受験生時代にやっていたことがあります。
それは「社説の要約」です。

一次試験に合格して、二次に向けてどんな対策をすればいいのか??と
途方に暮れていたときにどこかの講習会で教えてもらった方法です。

やり方は至って簡単。新聞の社説を100字以内(95〜100字)に
要約することを毎日続けるだけです。社説は1000字ほどの文章ですが、
それ自体すでに十分に要約された文章ですから、無駄なことを書いていたら
すぐに字数オーバーです。
洞察力と要約力、文章構成力が要求されます。

文章の「根本」を吟味し徹底的に簡潔な文章にまとめる、
慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、この方法で「根本」を
見つける訓練はかなりできたと思っています。

(受験生時代の熱血さんにもこの方法をアドバイスした記憶がありますが、
 実践されたかどうかは不明(笑))

P.S.

土曜日は大変楽しかったです。
また飲りましょう♪
Posted by 陽光 at 2008年05月26日 23:34
ATさん、今回差し上げたアドバイスのうち、多くは合格者から私がいただいたもの、です。
ATさんも今年合格して、ノウハウをどんどん後輩に伝えていってくださいね。
また何かありましたら、思い切ることなく、お気軽にコメントくださいね。

陽光さん
先日は、楽しかったです。
実は、池袋の和さびもお店の候補だったんですが、
別の日に会社の部下と久々に池袋に降り立ったのでどこかで飲ろうということになり、
和さびを探したんですが、結局店にたどり着けませんでした。
今度は和さびで飲りましょう。

私は昨年、半年ほど日経春秋の100字要約を10分でやってました。
当初は要約力をつけるのが目的だったのですが、
陽光さんがいうように、洞察力や文章構成力も養われる良い訓練ですね。
Posted by 熱血感動型 at 2008年05月27日 04:41
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