2008年02月09日

親指

H19年12月7日(金) は二次筆記試験合格発表の日でした。
私はこの日、休みを取りました。

前年は銀座の診断協会に行って、不合格を確認してきました。
今回は、妻と自宅にいてインターネットで確認することにしました。

私の受験番号を見つけたときに、まず口をついて出た台詞は「あった!」でした。
「あった!」「いやぁ、あったよ」「本当にあった」何度この台詞を発したでしょう。

しばし呆然としていました。

お世話になった診断士の先生やコーチ、応援してくれた両親へ連絡しました。
そしてブログも書きました。

お昼になっても胸がいっぱいで、食欲がわきません。
妻が小学校に子供を迎えに行く時間になっても、食欲がわきません。

うちの子供は学区外の小学校に通っているため、
送り迎えをしなければいけないのです。

「ただいまー」二人の子供の声が玄関に響きました。

「ねえ、お父さんさ、合格したんでしょ?」

「あぁ、そうだよ」
親指を立てたこぶしを縦に突き出しました。

これをやるのが長年の夢でした。

ようやく夢が叶った瞬間でした。

夢といえば、合格してこのドキュメントを書くことも私の夢でした。

このドキュメントは非公開記事を除いて、今日で35回の連載となりました。
長い間、お付き合いいただきましてありがとうございました。

おしまい

明日からは日々の日記を綴ろうと思います。
posted by 熱血感動型 at 17:12| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

帰宅

H19年10月21日(日) 17:00 明治大学リバティタワー2F。
二次試験 事例Wが終わり、
解答用紙の回収が終わるまで、私は放心状態だったと思います。

気がつくと、退室の許可が出ていました。

なんとなくすぐに帰る気になれず、喫煙所に足を向けました。
セブンスターに火をつけて、この日解いた4つの事例のことを想いました。

事例T第5問で題意を外しました。さらに解答が重複しすぎでした。
事例Uも同じく、解答が重複しすぎ。第3問設問2は殴り書きでした。
事例Vはテーマが見えませんでした。
事例Wは第3問の計算問題を落としました。

「あーあ、やっちまったー」と改めて思いました。

背後から、TBCで一緒に学んだ仲間に声を掛けられ、
しばしこの日の事例について話をしました。

ひとしきり話した後、お互い帰途につくことにしました。

明治大学リバティタワーから御茶ノ水駅に向かう途中、
御茶ノ水の全ての居酒屋が私を呼んでいる気がしました。
今すぐビールを飲みたいと思いました。

しかし、絶対にまっすぐ帰るつもりでした。

ビールの誘惑を断ち切り電車に乗りました。
電車内で携帯からブログをアップしました。

それ以外は車内で何をしていたか、よく覚えていません。

そうこうしているうちに自宅の最寄り駅に着きました。
妻に電話しました。「19:00過ぎに自宅に着くから」

自宅へ歩き出しました。街はお祭りで賑わっていました。

自宅が見えてきました。外で妻と子供二人が待っていました。

妻が「中小企業診断士になって来た?」と言いました。
二人の子供がどちらからともなく「早く行こうよー」と言いました。

試験が終わったら家族で「お疲れさま会」をしに行く約束をしていました。
場所は「ステーキ」屋さん。「素敵」な時間を過ごすため、です。

試験前は家族サービスをしていても、心のどこかに引っかかりがありました。
「私がこういうことをしている間にも、勉強している受験生がいる」
この思いにずっとさいなまれて来ました。

とりあえずはその思いから開放されるのです。

ステーキ屋さんに着きました。

乾杯しました。「カチン」と家族4人のグラスが触れ合いました。
それは、私が「受験生」から「ただの酔っ払い」になるゴングでした。

ステーキ店で何をしゃべって何を聞いたかあまり覚えていません。

ただ、妻に「いやぁ、やっと終わったよ」とつぶやいたことだけは覚えています。

約二ヶ月後、合格者としてスピーチすることになるとは、
夢にも思っていませんでした。

ただただ、酔いに身を任せていました。
posted by 熱血感動型 at 17:18| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

終了

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例W第3問(設問1)で致命的な計算ミスをしていました。
「何となく、違う」と感じていましたが、深入りするのは時間的にリスキーだったので設問2へ取り組みました。

(設問2)
 D社は、研究開発への着手および設備投資について、それぞれどのような意思
決定を行うべきか。50字以内で説明せよ。


自分が算出した設問1の解答は当てにならないので、
それを踏まえた解答は作れません。
結局、一般論で逃げることしました。仕方ないですね。

【再現答案】
環境対応のために、研究開発、設備投資は必
要であるが、正味現在価値が正の値をとる場
合のみ投資を実行する。


苦し紛れの解答です。一般論すぎる一般論でまとめてしまいました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
(設問1)の結果に基づいて、おのおのの段階における意思決定に照らし合わせて助言する基本的な能力を問う問題である。

続いて第4問へいきます。

第4問(配点25点)
開発された新製品はインターネットを新たな販売チャネルとし、ウェブサイトの作
成・運営は専門業者に委託する予定である。以下の設問に答えよ。

(設問1)
インターネット販売に進出したD社が、今後留意すべき点について、個人情報
の観点から60字以内で指摘せよ。


事例Vで私は「個人情報管理」を解答していました。
ということはあの解答は外していたのか?と思いました。
ま、しょうがない。切り口をしっかりさせて書こうと思いました。
この「切り口」を比較的自在に操れるようになったのは、前年からの進歩でした。

ネット販売について、解答の参考になるような与件文は見当たりませんでした。

一般論でいくしかない。切り口は「社内/社外」を使うことにしました。
この時点で、設問文にあるウェブサイトの作成・運営は専門業者に委託する予定という与件は頭から完全に飛んでいました。

【再現答案】
社内から個人情報が漏えいしないように、管
理体制を強化する。また、社外からの不正ア
クセスを防止する仕組みを構築する。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
個人情報保護法の遵守という観点からのコンプライアンスについて問う問題である。特
に本問では、ウェブサイトの管理運営を外部業者に委託することを前提としており、委託
にまつわる個人情報の側面からの助言能力を問うている。

この「出題の趣旨」を見る限り、私の答案では点数は入ってなさそうです。

続いて設問2に取り組みます。
(設問2)
D社の新製品開発プロジェクトが軌道に乗った場合には、この新製品によって
獲得した顧客は将来的にもインターネット販売を利用すると予想される。したがっ
て、販売の主力は対面販売からインターネット販売へと置き換えられて行くと考え
られる。これにともなって、D社の資産と費用の構造は、どのように変化すると
予想されるか。40字以内で説明せよ。


ネット通販の進展により、資産と費用の構造がどう変わるか。。。
与件に解答要素を見つけることができませんでした。

ところで、私もネットでよく本を買います。
決済はクレジットカードで行う場合がほとんどです。

今後、ネット通販の進展でクレジット決済が増えていくだろう、と思いました。
そして、それがD社の資産・費用の構造にどう影響を及ぼすのかを考えました。

まず、資産構造の変化について、です。

以前、私の勤務する会社の貸借対照表を見せてもらったことがあります。
私の会社は小売業ですが、貸倒れが多いこと、集金の手間があることから、
顧客へ掛け売りをしない方針(業界全体の傾向です)です。

にもかかわらず、貸借対照表に売掛金が記載されていたことが非常に不思議でした。
もし仮に、例外的に一部の顧客へ掛け売りしていたとしても額が大きすぎます。

その点を上司に問うてみたところ、
クレジットカードでの売上処理は以下の流れで行われているとのことでした。
@顧客がクレジットカードで買い物をする

A会社は売上を計上する

Bクレジットカード会社から売上金が入金されるまで売掛金として計上する

ということを思い出したので、
「クレジット決済の進展によって売掛金が増加する」
を資産構造の変化として解答することとしました。

次は、費用構造の変化について、です。
私の勤務する会社では(他の会社もそうだと思いますが)、
クレジット売上高の数%を各クレジット会社へ支払いますが、
クレジット会社によって料率が違います。

料率はとうであれ、
クレジット決済の進展によってクレジット会社へ支払う手数料が増えるだろうと思いました。
これを費用構造の変化として解答することとしました。

【再現答案】
クレジット決済の進展により、売掛金が増加
し、営業外費用の支払手数料も増加する。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
取扱薬局での販売からインターネット販売に移行することによって、在庫、コスト構造、
それに応じて運転資金がどのように変化して行くかを問う問題である。


診断士試験では、自身の経験に引きずられてはいけない、といわれます。
しかし、上手く自身の経験を活かすことができました。

さて、計算問題の検算をしないといけません。

急いで、まず第2問へ戻りました。
まず第2問から検算したのは、計算さえ間違わなければ確実に得点できる問題だからです。
連立方程式の検算を2回しました。

次に第1問であげた経営指標の検算をしました。

時間がありません。自信のない第3問の期待正味現在価値については捨てて、誤字・脱字・汚字のチェックをしました。

あーやはり、第3問が気になります。もう一度計算したい!と思いました。しかし、時間がありません。

試験終了の合図がありました。

終わりました。終わりました。ドタバタ状態で終わりました。
長いようであっという間の試験でした。
posted by 熱血感動型 at 09:10| 埼玉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

混同

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例W 第2問の解答を終え、第3問の解答作成作業に入りました。

第3問(配点25点)
 D社は、次のようなタイムスケジュールをもつ新製品開発プロジェクトを検討し
ている。
現時点を平成19年度期首とする(1期首)。新製品の研究開発は平成19年度(1期)
に行われ、投資額は4000万円である。研究開発の結果によって、生産は製造方法X
または製造方法Yのどちらかによって行われる。製造方法X、製造方法Yの、いず
れの結果になるかはそれぞれ確率1/2であると判断される。平成20年度期末(2期
末)には、おのおのの製造方法に応じた設備投資が必要になる。製造方法Xの場合、
設備投資額が5億円に抑えられるが、製造方法Yに必要な投資額は7億円となる。
平成21年度(3期)より新製品の生産が開始され、トータル5年間にわたって確実な
営業キャッシュフローが得られる。営業キャッシュフローの大きさは、製造方法X
の場合には毎期2億円、製造方法Yの場合には毎期1.6億円である(なお、運転資本
の増減等ほかの要因は無視できる大きさである)。経営者は研究開発への着手、およ
び研究開発の結果によって選択される設備投資の実行可否の意思決定をしなければな
ならない。必要な資金は共に保有する有価証券を売却して充当する。同業他社平均よ
り資本コストγは10%とし、単純化のためすべてのキャッシュフローは期末に生じ
るものと仮定する。
なお、期間n=5、γ=0.1の年金原価係数は3.7908である。


設問(与件)文の後ろに、内容を図にしたものが記載されていました。
与件を理解する時間が短縮され、助かります。

(設問1)
 D社の新製品開発プロジェクトの平成19年度期末(1期末)での期待正味現在価
値を求めよ(四捨五入により百万円単位まで求めること)。


与件では、
投資額4000万円、
製造方法Xの場合の設備投資額5億円、
製造方法Yの場合の設備投資額7億円、

この設問文では、
四捨五入により百万円単位まで求めること
とあります。

解答算出に当たり、単位を「億円」に統一して考えることにしました。

余白に、「0.001億円」と書き、「1」を丸で囲みます。
「0.001億円」の「1」を四捨五入する、という意味です。

キャッシュインフローは3期末より5年間の毎期得られます。
製造方法Xだと2億円/年、製造方法Yだと1.6億円/年です。
どちらの結果になるか確率は1/2ですから、
製造方法XのCIFを1億円/年、製造方法YのCIFを0.8億円/年とし、
合計1.8億円で考えることにしました。

5年間の年金原価係数は3.7908ですから、3期首時点でのCIFの価値を
1.8(億円)×3.7908=6.823(億円)としました。

これを現時点の「H19年期首」での正味現在価値に割り引きました。

設問文は「H19年度期末」での正味現在価値を求めています。

完全に勘違いしていました。
設問文の「現時点」にマーカーを引いたため、墓穴を掘りました。

さらに、γ=10%(0.1)のところを、γ=8%(0.08)としました。
製造方法Yの「期待CIF0.8」と「資本コスト」を混同したようです。

H19期首(現時点)でのCIF期待現在価値は5.85億円と算出しました。

かたや、キャッシュアウトフローは
H19末の▲0.4億円を資本コスト8%(泣)で割り引いて、▲0.37億円

H20末のCOF:製造方法Xが▲5億円、確率1/2で▲2.5億円
         製造方法Yが▲7億円、確率1/2で▲3.5億円
X・Y合わせて▲6億円

H20末の▲6億円を資本コスト8%(泣)で割り引いて、▲5.14億円

H19末の▲0.37億円とH20末の▲5.14億円を合わせて、▲5.51億円

CIFの期待現在価値:5.85億円
COFの期待現在価値:▲5.51億円

5.85-5.51=0.34(億円)

解答は百万円単位なので、34百万円と解答しました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
 意思決定が段階的に行われ、環境が確率的に変化する場合に、期待正味現在価値を計算し、投資案選択の是非を評価する能力を問う問題である。

与件・設問それぞれを混同し、致命的なミスを犯していました。
@H19年末の現在価値を問われているのに、H19年期首の現在価値を解答したこと。
A資本コスト10%の与件なのに、資本コスト8%で計算し解答したこと。

本試験会場で私は何か違う気がしていましたが、どこをミスしたのか全然気づいていませんでした。
posted by 熱血感動型 at 09:59| 埼玉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

不安

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例W第1問の解答を終えました。
続いて第2問の解答作成作業に入りました。

第2問(配点25点)
2か年の財務諸表から、損益分岐点分析を営業利益レベルにおいて行う。なお、変
動費率は一定と仮定する。以下の設問に答えよ。


(設問1)
変動費率を(a)欄に、固定費を(b)欄に求めよ。なお、変動費率は1パーセント未満
を四捨五入し、固定費は百万円未満を四捨五入すること。


「費用を固変分解しないと」と瞬時に思いました。

与件には固変分解する要素がないことにすぐに気づき、一瞬うろたえました。

「あれ?」

そうか「連立方程式」で解くんだ。いつの過去問だったか、そんな問題があったっけ。

ここは落としちゃいけない問題だと思いました。
確実に得点できる問題です。

「利益=売上高−変動費−固定費」です。

ここでの「利益」は営業利益だということを設問文でもう一度確認しました。

H18年度 333=3216-(3216×変動費率)−固定費
H19年度 174=2900-(2900×変動費率)−固定費

変動費率は49.68%
設問文では1パーセント未満四捨五入せよとありますから、解答は50%。
固定費の算出で変動費率を0.4968で計算するか、0.5で計算するか迷った結果、
0.4968で計算することにしました。答えは1285百万円。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
 D社の収益状況を、損益分岐点分析によって明らかにするために、財務諸表データを用
いて変動費率および固定費を算出する能力を問う問題である。


あとで検算をすることにして、設問2へ。

(設問2)
D社が現在の経営政策をこのまま取り続けるとしたら、どのような状況となる
か、この損益分岐点分析に基づいて60字以内で説明せよ。


ちょっと題意が捉えづらかったです。
「損益分岐点分析」とあるから、まずは損益分岐点を算出しよう。
損益分岐点=固定費/(1−変動費率)
そうすると、D社の損益分岐点は1285/(1−0.5)=2570
「損益分岐点分析に基づいて」とあるから、安全余裕率を算出しよう。
安全余裕率=1−(損益分岐点売上高/売上高)

H18年の安全余裕率は、1-(2570/3216)=20.1%
H19年の安全余裕率は、1-(2570/2900)=11.4%

解答はやはり数値を盛り込んだほうが良いだろう。

しかし、リスクも感じました。
もし、万一計算が間違っていたら。。。出題者の意図する答えが別にあったら。。。

えいや、で書きました。

【再現答案】
安全余裕率が10%台であり、この政策を取り
続けると、収益性が低下し続け、営業利益
段階で赤字になってしまう可能性が大きい。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
損益分岐点分析を行った結果を用いて、D社がこのままの経営政策を取り続けた場合に
陥る状況を問う問題である。


どちらも簡単な計算問題でした。
しかし、本当にこれでいいのだろうか?と逆に不安も感じました。
posted by 熱血感動型 at 12:19| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

重複

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例W 第1問の解答を考えていました。

第1問の一つ目の経営指標は「売上高総利益率」を選択しました。
これは、総資産利益率に売上高をはさみ、
総資産回転率と売上高利益率を算出し、利益率の売上高に着目した結果でした。

では、費用は?ここで着目したのは販促費です。

H18年度の販促費は480百万円に対し、H19年度の販促費は464百万円と減っています。

この減り方は尋常なのか?異常なのか?

売上高対販管費比率を算出しました。
H18年度 売上高対販管費比率 14.925%
H19年度 売上高対販管費比率 16.0%

絶対額は減っているものの、比率は増加している。

与件には、
しかし、近年では基礎化粧品といえども、より健康志向、安全志向が進み、大手メーカー
が次々と新たな基礎化粧品を市場に投入しており、今後は早急に基礎化粧品に関する
新製品開発を進めることが求められている
(第2段落2〜5行目)
かねてより当該成分にかかわる基礎研究を進めてきたものの、製品の開発には至っていない(第5段落1〜2行目)

新製品開発はD社の課題だ。研究開発費が嵩んだのか?

【再現答案】
A(a)売上高対販管費比率
 (b)16.00%
 (c)消費者の健康志向、安全志向の進展と大手メ
   ーカーの新製品投入への対応として新製品開
   発を行い、研究開発費が増加するためである。


「研究開発費が増加」とは言い切れませんが、
時間と字数制限のプレッシャーに負け、このように書いてしまいました。

一つ目の経営指標で、「売上高総利益率」をあげ、
売上高低下という問題点の原因を指摘しました。

二つ目の経営指標で、「売上高販管費比率」をあげ、
研究開発費増加という問題点の原因を指摘しました。

この時点で、
私の頭からは収益性・安全性・効率(活動)性の切り口は飛んでいました。

B/Sに目を転じます。
流動比率、当座比率を計算しました。

H18年度 流動比率 174.4% 当座比率 127.7%
H19年度 流動比率 175.4% 当座比率127.4%
流動比率はわずかに改善され、当座比率はわずかに悪化。
原因は「棚卸資産」であり、P/Lでは売上高は落ちている。

棚卸資産回転率を計算しました。
H18年度 棚卸資産回転率 9.6回
H19年度 棚卸資産回転率 8.7回

なぜ棚卸資産回転率が低下したか?
取扱薬局の廃業による減少が、売上低下をもたらし既存製品が滞留しているのだ。

チャネル減少による問題は一つ目の経営指標で指摘していますが、
それでもよしとしました。

新製品の開発も進んでいないことも棚卸資産が増加している原因では?
よし、これも入れよう。

【再現答案】
B(a)棚卸資産回転率
 (b)8.70回
 (c)D社製品の取扱薬局が、廃業により減少して
   おり、製品在庫の販売が停滞する。また、新
   製品の市場投入も進んでいないためである。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第1問(配点25点)
D社がこのままの経営政策を取り続けた場合に生じると考えられる問題点を、財務分析
の面から的確に指摘できる能力を確認する問題である。D社の財務諸表と状況説明文から
判断して、自ら適切な経営指標を選択し、その名称を正しく理解し、指標値を正確に算定
できるか、さらに経営政策上の問題点とその原因の所在を論理的に説明できるかを問うて
いる。


@の解答内容とBの解答内容が重複しています。
事例Tの解答でも事例Uの解答でも、解答内容は重複しまくりの状況でした。

ちょっと気になりましたが、時間が迫ります。割り切って第2問へ移行しました。

私は、2次対策のひとつとして「ロジカルシンキング」の本を何度も読みました。
しかし、本試験会場で、MECEにこだわりすぎると解答を書けなくなります。
重複は恐れなくてもいいのではないか、と今は思います。

逆に、Why So?(それは何故?)、So What?(だから何?)にはこだわるべきだと思います。
posted by 熱血感動型 at 14:51| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

指標

H19年10月21日(日) 明治大学リバティタワー2F。二次筆記試験 事例W
時間配分作業・問題用紙分割作業・設問文の把握・与件整理が終わりました。

第1問の解答作成作業に入りました。

第1問(配点25点)
D社の平成18年度(実績)および19年度(予想)の財務諸表を用いて経営分析を行
い、これまでの経営政策を続けた場合に生じると考えられる問題点のうち重要と思わ
れるものを3つ取り上げ、問題点@、A、Bごとに、それぞれ問題点の根拠を最も的
確に示す経営指標を1つだけあげて、その名称を(a)欄に示し、平成19年度分の経営
指標値を(b)欄に計算(小数点第3位を四捨五入すること)した上で、その問題点の原因
について(c)欄に60字以内で説明せよ。


予想通り、第1問は経営指標の問題でした。

経営指標を3つあげるので、
収益性・安全性・効率(活動)性の切り口が考えられます。

与件には、
近年では基礎化粧品といえども、より健康志向、安全志向が進み、大手メーカー
が次々と新たな基礎化粧品を市場に投入しており
(第2段落2〜4行目)

近年の大手ドラッグストアの進出やナショナルブランド企業間の競争激化、あるいはインターネット販売の普及などによって、伝統的な町の薬局が次々と廃業に追い込まれ、その結果、D社製品の取扱薬局が減少しており、このままだと今後D社の売上高が減少する可能性が高まっている。(第3段落1〜4行目)
とありました。

D社は、
大手メーカーの新製品開発や町の薬局の廃業をコントロールすることはできません。
私はこれらを「脅威」ととらえました。

そうするとD社の問題点は果たして何だろう?

与件を読み進めます。
取扱薬局が減少しているので、同時に新たな販売チャネルを開拓しなければならない
とも考えている
(第4段落2〜3行目)

低価格製品のインターネット販売をビジネスプランとして検討している(第4段落6〜7行目)

かねてより当該成分にかかわる基礎研究を進めてきたものの、製品の開発には至っていない(第5段落1〜2行目)

第2・3段落に書かれている「脅威」(と思われる)記述が再度出てきます。

なぜ、出題者は再度与件文に記述したのか?

再度記述したということは、何らかのメッセージがあるのではないのか?

D社の問題点として
「チャネルの問題、製品開発の問題、低価格化の問題」を
あげさせたいのか?と思いました。

一応、これらを解答候補として考慮しながら、経営指標を探します。

まず、総資産利益率を算出しました。

H18年度 総資産利益率 198/2651=7.47%
H19年度 総資産利益率 45/2601=1.73%

H19年度は大きく低下していました。

次に、総資産利益率に売上高をかませて、
総資産回転率と売上高利益率を算出しました。

H18年度 
総資産回転率 3216/2651=1.21回 売上高利益率 198/3216=6.16%

H19年度
総資産回転率 2900/2601=1.11回 売上高利益率 45/2900=1.6%

売上高利益率の低下が大きい。

取扱薬局が減っており、低価格化も進んでいることから、
売上低下を主眼にした解答にしようと思いました。

【再現答案】
@(a)売上高総利益率
 (b)22.00%
 (c)D社製品の取扱薬局が、廃業により減少して
   おり、インターネット販売による低価格化が
   進み、売上高が低下するためである。


ちょっと時間をかけ過ぎました。
あと、二つ経営指標を選ばないといけません。

まずは、与件を考慮しながら指標を選ぶことができました。
独りよがりの解答にならないよう意識していました。
posted by 熱血感動型 at 13:14| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

墓穴

H19年10月21日(日)15:40 明治大学リバティタワー2F。

教室では、二次筆記試験 事例Wの解答用紙・問題用紙が配布が終わりました。
心なしか、問題用紙が厚い気がしました。

事例Wの開始です。

まずはタイムスケジュールの確認。
15:40開始、40分後の16:20解答書き出し予定、17:00終了です。

余白に
15:40〜17:00
  16:20→
とメモしました。

次はいつもどおり、配点を確認し、各設問に費やす時間と書き終える時刻を余白にメモします。
10点3.5分の時間配分です。

第1問(配点25点)の脇に「9分」
第2問(配点25点) の脇に「9分」
第3問(配点25点)の脇に「9分」
第4問(配点25点)の脇に「9分」
とメモしました。

いつもなら「9分 16:29」とメモしますが、なぜか書き終える時刻をメモしませんでした。
この事例は、設問ごとに書き終える時刻を書いても無駄だ、という神のおぼし召しだったのでしょうか?

事例T〜Vは設問文を読込んだ後、与件文を読み込みますが、
事例Wは与件文から読み進めます。
事例Wは、与件文が短いこと、与件文・設問文の内容の境界が曖昧であるためです。
(設問文の内容が与件だったりします)

与件文を読み込みます。
3色ボールペンの赤と蛍光ペン5色を使いながら、与件を読みます。

3色ボールペンの赤色を使い、
・気をつけたい部分にアンダーラインを引きます。
・「しかし」「だが」といった逆接は左向きの△で囲みます。
・「そして」「さらに」といった順接は右向きの△で囲みます。

蛍光ペンは原則SWOT分析に使用します。
青は強み、緑は機会、 ピンクは弱み、オレンジは脅威、黄色は特に気になったところ
をマークします。

与件文は6つの段落から成り立っていました。段落ごとに横線を引き、段落番号を振ります。

次は、設問文の読込みです。

3色ボールペンの青色を使いながら読み込みます。
設問文の制約条件には下線を、問われていることは丸囲みをし、
メモをしながら読込みます。

以下は、設問文読み込みの際に引いた下線、丸囲み部分(【】閉じの部分です)、
解答要素のメモ書きです。

第1問(配点25点)
D社の平成18年度(実績)および19年度(予想)の財務諸表を用いて経営分析を行
い、これまでの経営政策を続けた場合に生じると考えられる問題点のうち重要と思わ
れるものを3つ取り上げ、問題点@、A、Bごとに、それぞれ問題点の根拠を最も的
確に示す経営指標を1つだけあげて、その
名称を(a)欄に示し、平成19年度分の経営
指標
を(b)欄に計算(小数点第3位を四捨五入すること)した上で、その問題点の原因
について(c)欄に60字以内で説明せよ。

設問に小数点第3位四捨五入とあります。余白に「0.001」と書き、小数点第3位の「1」を丸で囲みました。

第2問(配点25点)
2か年の財務諸表から、損益分岐点分析を営業利益レベルにおいて行う。なお、変
動費率は一定と仮定する。以下の設問に答えよ。

(設問1)

変動費率を(a)欄に、固定費を(b)欄に求めよ。なお、変動費率は1パーセント未満
を四捨五入し、固定費は百万円未満を四捨五入すること。


設問に変動比率は1パーセント未満を四捨五入とあります。余白に「0.1%」と書き、1パーセント未満の「1」を丸で囲みました。
さらに固定費は百万円未満を四捨五入とあります。余白に「0.1百万」と書き、百万未満の「1」を丸で囲みます。
変動費率は「率」であり、固定費は「額」で解答することを忘れないように、
設問文の「変動費率」のそばに「りつ」、「固定費」のそばに「がく」と書きました。

(設問2)
D社が現在の経営政策をこのまま取り続けるとしたら、どのような状況となる
か、この損益分岐点分析に基づいて60字以内で
説明せよ。

第3問(配点25点)
D社は、次のようなタイムスケジュールをもつ新製品開発プロジェクトを検討し
ている。
現時点を平成19年度期首とする(1期首)。
・・・・・

この現時点を平成19年度期首を黄色の蛍光ペンでマーキングしました。
そして、設問文の後の図にある現時点の部分も黄色の蛍光ペンでマーキングしました。
現時点がいつなのかをはっきりさせないと混乱する、と思ったためです。
このマーキングが墓穴を掘ることになりました。

他に設問文内の「4000万円」「確率1/2」「(年金原価係数)3.7908」を丸で囲みました。

第4問の設問文には何故か書き込みの類を一切しませんでした。
その理由はどうしても思い出せません。
posted by 熱血感動型 at 12:07| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

悪癖

H19年10月21日(日)15:20 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例Vが終わりました。

疲労はさほど感じていませんでした。

予定通り、キットカットと栄養ドリンクを服用しました。

私は前日までに、本試験当日、起床から試験終了まで、
どのように過ごすか時間ごとにすべてスケジューリングしていました。
本試験前の3回の模試を通じて練り上げてきたスケジューリングでした。

ちなみに、本試験前の3回の模試はすべて違うズボンを穿いていきました。
一番成績の良かった模試のときのズボンを本試験に穿いていくつもりでした。
(一番成績の良かった模試はTBCの模試でした。といっても上位50%台でしたけど。。。)

しかし、TBC模試が行われたのは8月。
真夏に穿いた薄手のズボンは晩秋の10月下旬には寒すぎました。
そこで、本試験当日は模試で穿いていない冬用のズボンを穿いてきました。

以前の自分なら「寒さが何だってんだぃ。俺は決めたことはやり遂げるんだ」
とか言って、TBC模試で穿いた薄手の夏用ズボンを穿いてきたと思います。

事例演習を繰り返す中で、いつの頃からか変なこだわりが無くなっていました。

「二次試験の解答は素直に」と言われますが、
私も少しは素直になることができていたのかも知れません。

「雨が降ったら傘をさす」は松下幸之助翁が言った言葉だそうです。
「花の咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばす」と同じくらい好きな言葉です。

さて、話を戻します。

教室内では酸素缶の「シュー音」が聞こえたりしていました。

事例Tから事例Vまでで犯した数々の失敗や、不合格への不安は頭から消えていました。

ファイナルペーパー事例W編と総合編を見返します。

事例Wでは、第1問で経営指標を問う問題が出題されることが予想されます。
この問題だけは、落としたくない、と思いました。
それ以外の問題での得点が不明な中、
第1問の出題内容が(ほぼ)わかっているのに、取りこぼすのはあまりに痛い。

TBCの財務事例演習でも、
経営指標の問題だけは絶対に落とすまいと取り組んできました。
しかし、なかなか正解を得ることができませんでした。
その理由は、財務諸表に目を奪われ、与件を見落とす悪癖があったからです。

TBCでは、「財務諸表分析」と「経営分析」は明確に違うと教えられました。
「財務諸表分析」は、財務諸表の定量データのみを使った分析。
「経営分析」は、財務諸表のほかに定性データも使う分析。

与件文を使って「経営分析」をしなければ、といつも思うのですが、
気がつくと「財務諸表分析」をしているのです。

結果的に、こういった自分の悪癖をきっちり把握していたことも
数少ない勝因の一つだったのかも知れません。

さあ、事例W解答用紙の配布が始まります。
いよいよこの日最後の事例との戦いが幕を開けます。
posted by 熱血感動型 at 13:27| 埼玉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月31日

躍動

H19年10月21日(日) 15:08 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例V第4問まで、
当初予定した時間配分の通りに解答ができました。

事例Vについては、第1問から慌てることなく淡々と進んで来れました。

最後の第5問に取り組みます。

第5問(配点20点)
現在、C社は大手製品メーカーの製品取扱説明書の印刷、在庫、配送業務を一括受
注しているが、そうした事業領域のさらなる拡大に向けて、名簿管理を基軸とした通
信販売会社、各種団体、学会等を想定した事業実施の検討に入っている。こうした新
規事業にC社が取り組むことについて、あなたはどのようにアドバイスするかを140
字以内で述べよ。


新規事業に関する設問です。
新規事業開発は前年より一次科目を外れ、二次科目で問われるようになりました。
前年は二次試験事例Uで問われましたが、今回は事例Vで出題されました。

着目した与件は、
大手製品メーカーからの製品取扱説明書の印刷・在庫・配送といった一括受注も、そうした印刷業界における事業領域の拡大の流れと軌を一にしている(第11段落3〜4行目)

新規事業への取り組みは、外部環境に対応しているようです。

きめ細かな配送体制の整備と・・・在庫管理や生産管理などの充実が条件付けられている(第11段落6〜7行目)

C社では、こうした新規事業を強化するために、新たに名簿管理を基軸とした事業展開を検討している。たとえば・・・一括して受注する事業では、配送先の名簿データの更新だけでなく名簿管理にかかわる個人情報に関する取り扱いと、管理体制の整備など繁雑な業務が加わることになる。(第12段落1〜4行目)

新規事業への取り組みにより、業務は増加・煩雑化しそうです。

業務の増加・煩雑化に対して気をつけなければならないことを
「事業拡大前」と「事業拡大後」の切り口でまとめることにしました。

<事業拡大前>
やはり、生産能力に余力があるかどうかをしっかり検討して、新規事業による業務量の増加に対応できるか検討するべきだろう。
わざわざ12段落で「繁雑な業務が加わることになる」と書いているわけだし。

<事業拡大後>
名簿データ」「名簿管理」「個人情報」とあるからには、「個人情報管理」がキーワードだろう。

【再現答案】
 事業拡大において、生産能力を検討する。
現状分析を行い、生産能力に余力があれば、
新規事業を強化・拡大する。また、事業拡大
後において、リスク管理能力を検討する。個
人情報の取り扱いは、情報が流出するリスク
を抱えている。社内の個人情報管理体制を強
化できるかどうか検討することを助言する。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第5問(配点20点)
事業領域の拡大に向けての新規事業の取り組みを、C社を取り巻く外部環境と内部環境
を踏まえ、どのように理解できるかについての経営環境把握能力と情報分析能力を問う問
題である。


書き終えたのは15:15でした。当初の予定通りです。
終了まであと5分ありますので、誤字・脱字・汚字の確認をしました。
特に私の場合、汚字が多いので、書き直した箇所が何カ所かありました。

この事例については、完全に自分のペースで書けました。
ただし、事例から一貫したテーマが見出せませんでした。
それが不安材料でした。

今思うに、この事例は外部環境への対応がテーマだったのではないでしょうか。

15:20 事例V終了の合図がありました。
やっとここまでたどり着いた。そんな雰囲気が教室にも漂います。

あと一事例。泣いても笑っても。

小学生のころ、休日の日曜日より、
前日の土曜日のほうがワクワクして張り切ったりしてました。
社会人になっても、休日の前日は仕事を頑張れたりします。
翌日のことを考えずに思いっきり疲れることができます。
事例Wはどれだけ疲れてもいい。後に事例はない。

事例Wに臨むにあたり、心の躍動を感じました。

この時点で、次の事例Wにおいて、
ケアレスミスの罠が待っていることは予想だにしていませんでした。
posted by 熱血感動型 at 13:44| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

順調

H19年10月21日(日) 15:00 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例V第3問まで、
当初予定した時間配分通りに解答ができました。
解答内容はともかく、時間的には順調でした。

次は第4問に取り組みます。

第4問(配点20点)
C社の工場では、繁忙期における生産能力不足の解決策として両面印刷機の導入が
望ましいと考えているが、経営者は必ずしも投資環境が整っているとは考えていな
い。この設備投資問題に対して、C社の置かれている経営環境および生産体制上の諸
問題を踏まえ、あなたは中小企業診断士としてどのようなアドバイスをするか。ただ
し、投資を実行するか、否かの立場を明確に示して160字以内で述べよ。


工場では投資をして欲しい、経営者は投資は困難と考えている。
で、あなたはどう思う?どういうアドバイスをする?という問題です。

解答を作成するにあたり、着目した与件は、

経営者は、設備投資の必要性を理解しているものの(第9段落1行目)
経営者は・・・決して設備投資に消極的ではない(第9段落2〜4行目)

経営者は、投資を完全否定しているわけではないんだ。

しかし、最新設備投資額が・・・総額3億円近くになる(第9段落4行目)

ここで、「段階的投資」がキーワードとして浮かびました。

残業での生産対応はあくまでも年4〜5カ月の繁忙期でのケースに過ぎない(第9段落5〜6行目)

年4〜5カ月の残業代が、何年も削減できれば、結構な額にならないかな?と思いました。

「投資する」に心が動きました。

最新印刷機の導入はC社の内部事情のみで判断することが難しくなってきている(第10段落1行目)

この与件文で私は「投資する」に大きく傾きました。

同規模の企業でも徐々に装備し始めている(第10段落3行目)

同規模企業も最新印刷機を装備し始めているのであれば、競争力強化のためには、やはり投資は必要だろう。

C社の現有の印刷機4台はすべて片面刷り・・・最新印刷機は両面刷りで・・・片面刷りの2台分を大きく超える生産性を備えている。(第10段落4〜6行目)

現有の印刷機が4台あるなら、すべてを一気に交換しなくてもいいはず。
段階的投資でいける。
また、現有印刷機は片面刷り。最新印刷機は両面刷り。
にもかかわらず、現有の倍以上の生産性がある。
この辺で「投資する」に確定していました。

ここで、もし、「投資しない」と解答するのであれば、どういう根拠があげられるかを検討すれば、もう少し洗練された解答を書けた気がします。

【再現答案】
 投資を実行する立場から、@年4〜5カ月
の残業代が長期的に削減できること、A大企
業だけではなく、C社と同規模の企業も設備
投資を行っており、競争力強化が必要である
こと、B投資による生産性の向上が収益性に
どの程度貢献するのか検討すること、C印刷
機全てを取り替えるのではなく、段階的な投
資やリースを検討すること、を助言する。


結論(実行する、しない)はともかく、根拠はしっかり盛り込めたと思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第4問(配点20点)
生産能力不足に直面している工場の設備投資問題に対して、内部環境と外部環境の相互
関係を理解するとともに、経営戦略上から投資行動の意思決定を判断できるかどうかにつ
いての経営環境把握能力と問題解決能力を問う問題である。


次は最後の第5問です。
時間は予定通り、15:08でした。

解答の内容はともかく、時間は当初予定通り順調でした。
posted by 熱血感動型 at 14:16| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

理想

H19年10月21日(日)14:54 明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例V 第3問に取り組みました。

第3問(配点20点)
C社の営業と工場がこれまで以上に相互理解を深めて受注から生産に至るまでの業
務を円滑に遂行していくには、どのような情報項目を管理する必要があるかを述べる
とともに、その情報伝達のあり方について140字以内で説明せよ。


「情報伝達のあり方」とはなんともとらえどころのない聞き方だな、と思いました。

解答の型を決めました。
「管理すべき情報項目」に70字、「情報伝達のあり方」に70字でまとめたいところです。

内容としては、過去の出題傾向から、「インターネット」「一元管理」で書くつもりでした。
(もっとも、与件から離れてはいけませんが)

着目した与件は、
C社の営業は、たとえ生産予定に混乱をもたらそうとも、受注獲得を最優先して得意先からの短納期要請を受け入れてきた。
その結果、工場では1年を通じて生産変更が毎日繰り返される
(第8段落1〜3行目)

営業が工場の生産予定を踏まえた受注を行うことができれば、業務は円滑になるだろう。
工場は営業の受注状況をリアルタイムに把握することができれば、業務は円滑になるだろう。

とすると、「管理すべき情報項目」は?

営業と生産で管理すべき情報項目は違うのかな?

営業が「管理すべき情報項目」は?
まず与件から、営業は工場の生産予定や生産計画を把握する必要があると考えました。
何たって「たとえ生産予定に混乱をもたらそうとも、受注獲得を最優先して得意先からの短納期要請を受け入れてきた」わけですから。

さらに作業統制の3要素、現品管理・進捗管理・余力管理を切り口に考えました。
営業は現品管理する必要はないだろう。
しかし、工場の進捗状況、余力状況は把握した上で受注しないと、工場の負荷は高まるばかりだろう。

では、工場が「管理すべき情報項目」は?
まず、営業の受注情報だろう。受注情報を早期にリアルに得ることができれば、
生産予定・計画に迅速に反映でき、柔軟な生産体制を構築できる。

生産部門の生産予定、生産計画、進捗状況、余力情報
営業部門の受注情報
これらを一元管理する。

次は、「情報伝達のあり方」です。
これはリアルタイム・一元管理からインターネットが良いだろうと判断しました。

【再現答案】
 生産部門の生産予定、生産計画、進捗状況、
余力情報と営業部門の受注情報を一元管理す
る。インターネットで両部門が各種の情報を
共有し、リアルタイムに更新することにより、
営業は得意先からの短納期要請を受け入れる
かどうかを判断し、工場の生産予定に混乱を
起こさないような対策を実施する。


当初、「管理すべき情報項目」に70字、
「情報伝達のあり方」に70字でまとめたかったのですが、
「管理すべき情報項目」は40字強、「情報伝達のあり方」は100字弱、空欄のマス目も発生し、ちょっとバランスが良くない感じです。

綺麗にまとまりませんでした。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第3問(配点20点)
営業と工場という企業内組織における相互理解の問題を、どのような情報項目を管理することで解決することができるかについての情報把握能力と問題解決能力を問う問題である。

時間は予定通り、15:01でした。

時間は理想どおりでしたが解答内容はそうでもありませんでした。

次に、判断が分かれる第4問に取り組みました。
posted by 熱血感動型 at 19:36| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

満載

H19年10月21日(日)14:47 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例V第2問の解答作成作業に取り掛かりました。

第2問(配点20点)
C社では、広告代理店が介在する受注の増加によって、収益面や生産面に影響を受
けている。そうした広告代理店との取引増加をどのようにとらえ、どのような対策を
講じる必要があるかについて120字以内で述べよ。


まずは、収益面と生産面の影響を把握しないといけません。
そして、それらの影響をどうとらえるか。
さらに、それらの影響にどう対策を講じるか。

収益面の影響について着目した与件は、
こうした広告代理店が介在する取引の増加は、C社の収益性に影響するだけではなく、
次のような問題を引き起こしている
(第7段落1〜2行目)

文脈から、収益性に対して悪影響を与えているのだろうと推測しました。

最終ユーザーと異なり、印刷企画を自ら手がける広告代理店からの受注では、ほぼ完成品
に近いデータがC社に提供されるケースが増えてきている
(第7段落2〜4行目)

こういう受注では、C社の仕事が少ないわけですから、利益も少ないだろうと推測しました。

収益面の影響は、利益率が低い。

生産面の影響について着目した与件は、
(完成品に近いデータを)印刷データに変換する際のトラブルの発生は、
印刷予定の混乱要因になっている
(第7段落4〜5行目)
最終ユーザーとのかかわりが薄ければ薄いほど、
印刷時の色調上のトラブル発生が多くなる
(第7段落5〜6行目)

広告代理店との取引は、生産面へも悪影響を与えているんだなぁ。

ただし、こうした問題は、印刷物特有の手直し・修正などの仕様変更と、本社と工場間の連絡ミスなどの管理体制の遅れによって発生しているケースも少なくない(第7段落6〜8行目)

C社側にも問題点があるんだ。
それを改善すれば、収益面でも生産面でも悪影響を改善できるんじゃないか?

過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。

C社自身が変えられることを変えることで、
広告代理店との取引を改善していければそれに越したことはない。

とすれば、広告代理店との取引は「機会」だ。

収益面・生産面で悪影響を及ぼしているが、C社サイドの対策で改善できる。

では、どう対策をうつか。

与件からは、

・ほぼ完成品に近い印刷データを変換する際にトラブルが発生する
→印刷予定が混乱する

・最終ユーザーとのかかわりが薄い
→印刷時の色調上のトラブルが発生する

印刷予定の混乱・トラブルの発生の原因は、
@手直し・修正などの仕様変更、A本社と工場間の連絡ミス
も少なくない。

これらが読みとれます。

トラブルの原因をどうつぶすか。

着目した与件は、第3段落
生産工程は、「組版」→「製版」→「印刷」→「製本」(1行目)
「製版」とは、印刷機にかける刷版の作成までのさまざまな版づくり工程をいう(2〜3行目)
「組版」と「製版」をコンピューター上で同時に行うDTPの採用が拡大(4〜5行目)
C社の印刷紙面づくりはこのDTPを採用している(5行目)
ただし、C社では、本社のDTP部門が「組版」と刷版を除く「製版」を、工場が刷版以後の工程を担当(6〜7行目)

現状が第3段落のようになっている。
その結果、第6段落のようにトラブルが発生している。
その原因のひとつに「連絡ミス」があった。

「連絡ミス」

ここでもう一度、第3段落6〜7行目
ただし、C社では、本社のDTP部門が「組版」と刷版を除く「製版」を、工場が刷版以後の工程を担当

におうなァ
DTP部門が刷版を除いていることに正当性があるのだろうか?
正当性に関する記述がないなら、DTP部門が「組版」と「刷版も含めた製版」を担当すれば、連絡ミスって少なくなるのでは?

これを「連絡ミス」の対策にしよう。

次は、「仕様変更の対策」だ。仕様変更に対応するには柔軟性を持たないと。
どうやって柔軟性を持たせるか。与件を見渡しましたが、着目できる記述が見当たりません。

迫る時間。

書いちゃえ。
【再現答案】
 広告代理店との取引は、利益率改善の機会
ととらえる。工場で行っている刷版工程を本
社のDTP部門が行うことにより、本社と工
場間の連絡ミスを削減する。さらに、仕様変
更に対する柔軟な対応を行える体制を構築す
ることにより、利益率の改善を図っていく。


半分程度の点数だろうからそれで良し、と思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第2問
最終ユーザーとの直接取引によって発展してきたC社の広告代理店経由の受注増という
事態を、どのように理解し解決できるかについての経営環境把握能力と問題解決能力を問う問題である。


この事例Vは、与件にヒントが満載だと思いました。
反面、解答として何でも書けるという部分で、
マーケ事例に似た問題、という印象を持ちました。
posted by 熱血感動型 at 14:01| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

緊張

H19年10月21日(日)14:00 明治大学リバティタワー。

二次筆記試験 事例Vの設問読込み、与件整理、SWOT分析、解答要素メモの作成が終わりました。

私は、
当日の事例Tはベテラン社員の活用、事例Uは顧客との関係性
がテーマだと思い、それに沿った解答を書きました。

しかし、事例Vは一貫したテーマが見えません。
ただ、何を書けばよいか全然わからないということではなかったので、
割り切って設問対応でいこうと思いました。

まず、第1問の解答から書き出すことにしました。

第1問(配点20点)
印刷業界におけるC社の強みを(a)欄に、弱みを(b)欄に、2つずつあげ、それぞれ
20字以内で述べよ。


この設問は与件の抜き出しでいけますが、与件をそのまま解答文にするのは避けました。
TBCでは、元試験委員の大学教授のDVD講義がありますが、その方が与件の丸写しは解答として良くない趣旨のことを言っていたことを思い出しました。

とはいうものの、
そのまま与件を使っている解答を書いているのも事実だったりします。

着目した与件は、
一貫生産体制を整えている・・・一貫生産体制は・・・短納期要請に応えるものになっている(第4段落1〜2行目)

「一貫生産体制を整えていること」と「短納期要請に応える」の2つを強みとして
解答しようかと思いましたが、一文にまとめることにしました。

短納期要請に応えることができる原因は、一貫体制を整えていることだと思ったからです。

そうするともう1個の強みは?

なかなか見つかりません。なので、苦しいながら
C社が充実に努めている企画営業を展開し(第6段落2行目)
を強みとすることにしました。

「充実に努めている」のですから、充実しているかどうかはわかりません。
強みかどうかわかりません。しかし、他に強みに該当する記述が見当たりません。

仕方ない。空欄にするよりはマシだ。

【再現答案】
(a)
短納期要請に応える一貫生産体制を持つこと。
企画営業を充実させ、展開していること。


次は弱みを2個あげます。
着目したのは、
本社と工場間の連絡ミスなどの管理体制の遅れ(第7段落7行目)
工場では1年を通じて生産変更が毎日繰り返される(第8段落2〜3行目)
生産能力不足からくる深夜に及ぶ残業(第8段落3〜4行目)

今度は2個解答するところ、3個見つかってしまいました。

「本社・工場間の連絡ミス」については、第2問の解答要素に使おうと思い、
第1問の解答からは外しました。

【再現答案】
(b)
印刷機の生産性が低く、残業が発生している。
1年を通じて、毎日生産計画の変更がある。


ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
第1問
印刷業界の中にあって、C社の経営のどこに強みと弱みがあるかを読み取ることができ
るかについての情報把握能力と経営に関する分析能力を問う問題である。


第1問を書き終えると、時刻は当初の予定通りでした。

私は、この日試験が始まっていつの頃からか、ある種の違和感を感じていました。
「いつもの自分ではない」という感覚です。

文章を読んでいても、解答を考えていても、解答を書いていても、
いつもと何かが違うんです。
いつもの事例演習では、
もっとシャープに設問・与件文がインプットされ、もっとシャープに解答が浮かびます。
この日に限り、鈍いといいますか、フワフワしていました。

緊張のせいだと思いました。

そんな状態で事例を解いていたので、頭をひねることはあまりできなかった気がします。

シャープに設問・与件文がインプットされず、
シャープに解答がアウトプットできなかったからこそ
与件を何度も見直し、与件に解答の拠り所を求めていた気がします。

気づくと、普段の学習で身に着けた解法・考え方を条件反射的に使っていました。

意識するしないにかかわらず、本試験会場では緊張します。
そして、本試験会場では普段以上の特別な力は出ない、というのが正直な感想です。
posted by 熱血感動型 at 13:32| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

海原

H19年10月21日(日)14:00 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例Vが開始されました。

問題用紙を開け、まず時間配分を組立てます。

余白にタイムスケジュールのメモをします。
事例Vは14:00開始、14:40書出し予定、15:20終了です。

14:00〜15:20
14:40→
    と余白にメモしました。

配点は全問20点です。私は10点に対し、3.5分を割り振ります。
第1問(配点20点)の脇には「7分 14:47」
第2問(配点20点)の脇には「7分 14:54」
第3問(配点20点)の脇には「7分 15:01」
第4問(配点20点)の脇には「7分 15:08」
第5問(配点20点)の脇には「7分」  と余白にメモしました。
閉じ具の針を外し、問題用紙を2分割したら、設問文の読み込み開始です。

3色ボールペンの青色を使いながら読み込みます。
設問文において、解答の制約条件には下線を、問われていることは丸囲みをします。

次は与件文の読み込みです。
3色ボールペンの赤と蛍光ペン5色を使いながら、与件を読みます。
3色ボールペンの赤色は
・気をつけたい部分にアンダーラインを引きます。
・「しかし」「だが」といった逆接は左向きの△で囲みます。
・「そして」「さらに」といった順接は右向きの△で囲みます。
といった使い方をしました。

蛍光ペンは原則SWOT分析に使用します。
青は強み、緑は機会、 ピンクは弱み、オレンジは脅威、黄色は特に気になったところをマークします。

与件文は段落ごとに横線を引き、段落番号を振りました。
全部で12段落ありました。

与件文のSWOT分析が終わったら、設問文2回目の読み込みに入ります。
与件を元にメモ書きをします。

以下は、設問文読み込みの際に引いた下線、丸囲み部分(【】閉じの部分です)、そして解答要素のメモ書きです。

第1問(配点20点)
印刷業界における
C社の強みを(a)欄に、弱みを(b)欄に、2つずつあげ、それぞれ
20字以内で述べよ。


余白メモ:
(強みとして)
たんのーきよーせーにこたえるいっかん(短納期要請に応えることができる一貫生産ができる)
きかくえいぎょー(企画営業を行っている)

(弱みとして)
れんらくみす(本社・工場間の連絡ミスが発生している)
いんさつきのせーさんせー(印刷機の生産性が低い)
せーさんへんこー(工場で毎日生産変更が発生している)
ざんぎょー(年4〜5カ月の残業が発生している)

第2問(配点20点)
C社では、広告代理店が介在する受注の増加によって、収益面生産面に影響を受
けている。そうした広告代理店との取引増加
どのようにとらえどのような対策を
講じる必要があるかについて120字以内で述べよ。

余白メモ:
(収益面の影響として)
利率↓(利益率が低下している影響)

(生産面の影響として)
いんさつよてーのこんらん(印刷予定の混乱が発生している)
トラブル(色調上のトラブルが発生している)

(対策として)
しよーへんこーへのじゅーなんたいおー(仕様変更の柔軟対応)
工場から→DTP部が刷版→れんらくミスしない
(工場が行っている刷版工程をDTP部が行うことで連絡ミスが無くなる)

第3問(配点20点)
C社の営業と工場がこれまで以上に相互理解を深め受注から生産に至るまでの業
務を円滑に遂行していく
には、
どのような情報項目を管理する必要があるかを述べる
とともに、その
情報伝達のあり方について140字以内で説明せよ。

余白メモ:
(管理する情報項目として)
げん(現品管理情報)
しんちょく(進捗管理情報)
よりょく(余力管理情報)

(情報伝達のあり方として)
ネット?

第4問(配点20点)
C社の工場では、繁忙期における生産能力不足の解決策として両面印刷機の導入
望ましいと考えているが、経営者は必ずしも投資環境が整っているとは考えていな
い。この設備投資問題に対して、C社の置かれている経営環境および生産体制上の諸
問題を踏まえ
、あなたは中小企業診断士として
どのようなアドバイスをするか。ただ
し、「投資を実行するか、否かの立場を明確に」示して160字以内で述べよ。


この設問文、ちょっと気になる部分がありました。
2行目から3行目の「考えている」「考えていない」
ここはあくまでも工場・経営者の思いが記載されており、
正しいかどうかは別の問題だということを
強く意識しなければいけない、と思いました。
ここは、それぞれ波線を引きました。

また、5行目の「投資を実行するか、否かの立場を明確に」
わざわざ「ただし」とつけていることから、絶対に意識しなければいけない制約条件です。
ここは、二重線を引きました。

余白メモ:
(投資を)する メリット:残業↓(残業代が削減する) デメリット:カネ(金がかかる)
(投資を)しない メリット:カネ(金がかからない) デメリット:残業(残業代がかかる)
⇒きょーそーりょく(競争力確保) だんかいてき(段階的に投資する)

第5問(配点20点)
現在、C社は大手製品メーカーの製品取扱説明書の印刷、在庫、配送業務一括受
しているが、そうした事業領域のさらなる拡大に向けて、名簿管理を基軸とした通
信販売会社、各種団体、学会等を想定した事業実施の検討
に入っている。こうした新
規事業にC社が取り組むことについて、あなたは
どのようにアドバイスするかを140
字以内で述べよ。


余白メモ:
こじんじょーほー(個人情報の取り扱いに気をつけないと)
せーさんのーりょく(生産能力を超えるのは危険)

事例のテーマが良く見えませんでした。

視界不良でしたが、解答用紙という真っ白な海原へソロリ漕ぎ出しました。
posted by 熱血感動型 at 15:32| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

昼食

H19年10月21日(日)13:00 明治大学リバティタワー。
二次筆記試験 事例Uが終わり、昼食タイムとなりました。

私の昼食は、妻が作ってくれたおにぎり3つです。
具は、リクエストどおり筋子・たらこ・鮭でした。

昼食として、「おにぎり」を「持ち込んだ」のには理由があります。

まず、昼食を「おにぎり」にした理由。
私は、幾度か過去の本試験で弁当を持参したことがありました。
弁当を持参すると、机上に弁当を広げなければいけません。
結果、ファイナルペーパーを見ながらの食事が困難となります。
(出来ないわけではありません)

次に、昼食を「持ち込んだ」理由。
昼食を持ち込まなければ、当然、外に食べに行くか外に買いに行くことになります。
外の空気を吸うことは、格好の気分転換になるかもしれません。
しかし、あらかじめお店を決めてていないと迷ったり、
お店の下調べをしていないと行列に並ぶはめになります。
私は、過去の本試験で一度だけ、外に昼食を買いに行ったことがありましたが、
コンビニの場所が分からず、右往左往した経験がありました。

また、持ち込んだ昼食を机に座ったまま摂るということは、移動をしないことを意味します。
事例V・Wのファイナルペーパーを見る時間を少しでも多くとって、
午後へ向けての準備を整えようと思っていました。

個人的には、外へ出かける受験生に対して心理的に優位に立てる気がします。

たかが昼食、されど昼食。

そんな理由で、おにぎりを持ち込んで、机で昼食を摂りました。
ファイナルペーパーの事例V編、事例W編、総合編の3枚を繰り返し見ながら。

事例T・Uのできは気になっていませんでした。
今できることは事例V・Wの対策だけです。

食事が済んで、外の空気とタバコを吸いに外へ出ました。

タバコを吸いながら、
ファイナルペーパーの事例V編、事例W編、総合編の3枚を繰り返し見ました。

トイレには行かなくても大丈夫そうです。教室に戻りました。

机に座り、
ファイナルペーパーの事例V編、事例W編、総合編の3枚を繰り返し見ました。

事例Vの開始時間を迎えました。後半戦の開始です。

事例Vには苦手意識がありました。
イメージが沸き辛いためです。でも他の受験生も同様のはず。
臆することなく取り組もうと気持ちを鼓舞する自分がいました。

posted by 熱血感動型 at 08:07| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月24日

時間

19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例U。最後の第4問(設問2)まで解答欄を埋めました。
いまだ空欄の第3問(設問2)を除いて。

時間は残り5分。

第3問
B社と大手ホームセンターの流通活動について、以下の設問に答えよ。
(設問2)
B社が流通活動で大手ホームセンターに対抗するためには、どのような手法が考
えられるか。80字以内で述べよ。


何度読んでも解答が思い浮かばない。。。
うー時間がやばい。もう解答を書かないと。何を書けばいい?

私は一次試験合格後、基本的に、朝は事例演習の時間と決めていました。
ちなみに、昼休みは財務対策・夜は朝に解いた事例の復習が基本パターンでした。
夜に事例の復習が終わらない日は、翌朝に持ち越すパターンでした。

私は小売業勤務なので、朝6:00までに職場に入らないとなりません。
なので、朝は4:00から5:20の80分間で事例を解きました。
5:20に演習を終え、すぐに会社に向かわないと間に合いません。
時間厳守せざるを得ない状況を作り、事例演習を繰り返して来ました。

それがこの場で生きました。
時間的には切羽詰っていても、心理的にはパニックになりませんでした。

この事例のテーマ(と思われる)である「関係性」を中心に解答すれば「大外し」はないだろう。
こねくり回した答案でも、空欄よりはいいだろう。

割り切りました。割り切らざるを得ませんでした。

【再現答案】
顧客との関係性を生かし、固定化を推進する。
顧客ニーズをとらえた品揃え、接客により、
大手ホームセンターとの差別化を図る。また、
大工や工務店との関係性も強化していく。


ほとんど殴り書き。

この解答については他の再現答案と比較すると、再現率は低めです。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
(設問1)で分析した事実を前提に、B社の大手ホームセンターに対する競争戦略にお
いて、競争優位を確立するためにはどのような流通活動の手法を展開していったらよいか
を問う問題である。


何とか全部書ききりました。
事例Uを通して、各設問の答案がかぶりすぎ、というのが率直な感想でした。
ダブり過ぎの解答と見られるか、一貫性の取れた解答と見られるか、微妙だと思いました。

実際に、事例Uの再現答案をあらためて見てみると、解答箇所9つのうち、
「専門性」というキーワードの登場回数は5回、
「関係性」というキーワードの登場回数は4回、
「士気向上」というキーワードの登場回数は3回、
「顧客満足」というキーワードの登場回数は2回、
「顧客生涯価値」というキーワードの登場回数は2回、でした。

とにもかくにも空欄を作らずに終えました。

さて、お楽しみのランチタイムです。
昼食を入れた手提げ袋の中に手を入れました。
posted by 熱血感動型 at 13:21| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

因果

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験 事例U。
第1問(設問1.2)→第2問→第3問(設問1.2)→第4問(設問1)と解いてきました。

しかし、第3問(設問2)が空欄のままです。

急いで最後の第4問(設問2)を片付けて、第3問(設問2)の解答を書かなければいけません。

第4問は設問1.2ともに点取り問題と踏んでいました。

第4問(配点20点)
B社が行っているインターナルマーケティングについて、以下の設問に答えよ。

(設問2)
(設問1)で答えた方策は、B社の行うサービスにどのような効果があるのか。
100字以内で具体的に説明せよ。


設問1で、B社のインターナルマーケティングとして能力開発と士気向上を答えました。
それぞれに対応した効果を答えようと思いました。

設問文の余白には
「能力→提案力」 「モチ→顧客対応力」とメモしました。

因果関係は大丈夫か検証してみました。

@B社は能力開発を行えば、社員の提案力が上がるのか?

能力開発により、社員のインテリア提案力が向上する。
「能力開発実施→インテリア提案力向上」の図式です。
ちょっと因果が薄い感じがしました。途中が飛んでいる感じです。

能力開発により、専門性が高まるはず。その結果がインテリア提案力の向上だ。
「能力開発実施→専門性向上→インテリア提案力向上」この図式。

うん、これで行こう。

AB社が社員の士気向上を行えば、顧客対応力が高まるのか?
確かにそうだ。

だから?

「士気向上→顧客対応力向上→?」こんな感じです。

そもそもB社は士気向上により、顧客対応力を高めることが目的なのか?

浮かんだキーワードは「関係性」
「士気向上→顧客対応力向上→関係性強化」

これで行くことにしました。

上記@Aを書いても字数が余りそうです。「顧客生涯価値」を付け加えることにしました。

【再現答案】
 能力開発により、社員の専門性が高まり、
インテリア関連の提案力が向上する。士気向
上により、社員の顧客対応力が高まり、顧客
との関係性が強化される。さらに、顧客生涯
価値が高まり、B社への固定化が推進される。


結果的にこの解答は第2問の売り上げ拡大策とかぶっています。

これを設問間の一貫性が取れた解答と受け止められるか、
ダブっているダメ解答と受け取められるか、微妙だな、と思いました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
(設問1)で分析した事実を前提に、B社の経営者が行う従業員への対応がどのような
効果を生み出すのか。その効果を分析する能力を問う問題である。


第4問は点取り問題だとふんだので、点数を落とせないというプレッシャーから少し大事に行き過ぎました。

残り時間5分。第3問(設問2)の空欄は埋まるのだろうかっ?
かなりやばい状況ではありました。
posted by 熱血感動型 at 12:53| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

字数

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
二次筆記試験事例U第3問(設問2)は空欄のままの状態で
第4問へ移りました。
早々に書き上げて、また第3問に戻ってくるつもりでした。

第4問(配点20点)
B社が行っているインターナルマーケティングについて、以下の設問に答えよ。


(設問1)
B社はインターナルマーケティングとして具体的にどのような方策を行っている
か。50字以内で2つ答えよ。


点取り問題です。ここは多くの受験生が得点してくるところなので、落とせません。
インターナルマーケティングはきっちり押さえていたとはいえ、慎重にいこうと思いました。

インターナルマーケティングの3要素は
@能力開発
A標準化(マニュアル化)
Bモチベーション管理
だとTBCで教わりました。

これにB社の取り組みを当てはめると、

@能力開発
第4段落1〜2行目
指導員の育成、知識・技術向上のために積極的に社員を技術研修に参加させている

第4段落6〜8行目
(一日店長の)体験の中で、経営者の視点から顧客サービスを学び、今後の顧客対応に生かしてもらおうというのが狙いである

A標準化(マニュアル化)
与件には該当箇所はなさそうでした。

Bモチベーション管理
第4段落2〜3行目
各種技能資格取得者に対しては、報奨制度を設け、特別昇給などを行い、社員のモチベーション向上に努めている

第4段落3〜4行目
各日の顧客対応1社員を管理職が選出し、翌週の朝礼時に全従業員の前で表彰する

第4段落5〜6行目
月間を通じての顧客対応1社員を「スター」として全従業員の投票で選び、報奨金と共に翌月のイベント開催時に「一日店長」を体験させる

第4段落8〜9行目
なお、この制度はパート、アルバイトにも適用され、優れた顧客対応を果たした者には、正社員としての採用の道が開かれている

【再現答案】
知識・技術向上のための技術研修や顧客対応
力強化のための一日店長制度を行い、社員の
能力開発を行っている。


資格取得の報奨制度や顧客対応の表彰制度、
フロー型人材の社員登用制度により、社員の
士気向上を図っている。


字数の関係上、「パート、アルバイト」を「フロー型人材」に、
「モチベーション向上」を「士気向上」としました。

字数に応じて同義の言葉を使う。そのために普段から同義の言葉を使えるようにしておく。

これができるようになると、解答の幅が広がります。
書きたい事を一定字数でまとめやすくなります。

これは、「80分の真実」で学んだことでした。

また、私は日経春秋の要約を半年間、毎日行いました。
10分間で100字にまとめる訓練をしました。

字数をまとめる訓練にはうってつけでした。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
サービス提供者である従業員のサービスパフォーマンスに対して、B社の経営者はどの
ような評価システムを採用し、従業員のモチベーションを向上させているのか。これを分
折し、整理する能力を問う問題である。


さて、第4問は設問2が残っています。
早く設問2を解答して、空欄の第3問設問2を解答しなければならない状況でした。

時間に余裕はありません。

そして私は、点取り問題の罠にはまるのです。
posted by 熱血感動型 at 12:23| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

別離

H19年10月21日(日)明治大学リバティタワー2F。
事例U第2問までを解き終えた私は、続いて第3問に挑みました。

第3問
B社と大手ホームセンターの流通活動について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
B社と大手ホームセンターの流通活動の違いは何か。80字以内で述べよ。


流通活動。。。どう解釈するのだろう。。。
私以外の受験生も悩んでいるだろうと思いました。
みんなを悩ませている(であろう)問題は、
点を取りに行ってはいけない、と思いました。
これは長年の一次試験対策で身に付いていました。
当たり障りのない解答で逃げよう、と思いました。
とにかく回避しなければいけないのは「時間切れによる空欄」です。
深入り禁物と心に決めました。

マーケ事例であることだし、B社と大手の違いを述べさせるわけだから、
「流通活動」とは「商品の提供方法」のことだろうとあたりをつけました。

まずB社の「流通活動」について着目した与件は、
B社は顧客のためにさまざまなイベントを企画している。土日開催の園芸教室(第2段落1行目)
同日開催の木工教室(第2段落3行目)
(各種工具の)使い方を学ぶ体験型の講習会を企画(第5段落2行目)
顧客である施主にプランを提案するサービスを行って(第6段落4行目)


B社の流通活動は、顧客との関係性を強化し、
顧客ニーズに沿った商品を提供する方向性で解答しようと思いました。

大手HCの「流通活動」について着目した与件は、
大手ホームセンターは、積極的なチェーンオペレーションによる多店舗展開に加え、店舗の大型化を進めている(第8段落1行目〜2行目)

大手HCの流通活動は、チェーンオペレーション・多店舗展開・店舗大型化によって、
多くの顧客へ商品を提供する方向性で解答しようと思いました。

【再現答案】
B社は、顧客との関係性による流通活動を行
っている。これに対し、大手ホームセンター
は、多店舗展開、店舗の大型化を行い、広域に
渡る規模拡大による流通活動を行っている。


ちょっと言葉足らずな感じがしましたが、
流通活動という言葉の意味がはっきりしない以上、
深入りはしないことにしました。

ちなみに診断協会が発表した「出題の趣旨」は、
チェーン方式を採用する大手ホームセンターと、独立店舗で経営しているB社では、経営形態が異なり、市場への対応もお互いに異質である。したがって、大手ホームセンターとB社の流通活動にも大きな相違点があり、これを分析し、整理する能力を問う問題である。

何とかまとまりました。続いて第3問の設問2に取り組みます。
(設問2)
B社が流通活動で大手ホームセンターに対抗するためには、どのような手法が考
えられるか。80字以内で述べよ。


大手HCへの対抗策。。。これって、第1問で聞かれてない?
第1問は「大手HCに対抗するための戦略」でした。
第3問設問2では「流通活動で大手HCに対抗するための手法」です。
解答のレイヤは少なくとも第1問よりは下です。

で、何だろう。。。

与件文と設問文を行ったりきたりして設問文に解答要素を探します。
解答要素は余白にメモをします。

メモできない。。。

既に自分は戦略レベルを問う第1問で「関係性」に言及している。
オペレーションレベルだと何があるかな。

何があるだろう。。。何がある?。。何が。
ここで完全に詰まりました。

詰まった。。。

一旦離れることにしました。

「まだ、敗北はしていない。一旦離れるだけだから、落ち込むな」

3カメから私を覗く、もう一人の自分がささやきました。

潔く(?)第3問と一旦お別れすることにしました。
posted by 熱血感動型 at 14:02| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | ドキュメント2次試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。